8位:松尾一 → 7票→ 大阪府出身。プロの主審になる前は幼稚園教諭と並行しながら審判活動を行っていたという。大阪城公園内がトレーニング場所になっており、西日本で行われる試合を担当するケースが多い。良くも悪くも無難なレフェリーで淡々と試合を運営していくので試合が荒れるケースはほとんどない。2016年シーズンの1試合平均のファール判定回数は24.8回。これは主要レフェリーの中ではやや多めの数字となる。
8位:廣瀬格 → 7票→ 長身で強面のレフェリー。パッと見た印象は恐ろしいが選手に対してはフレンドリーな主審として知られている。2016年シーズンの1試合平均のイエローカードの枚数は1.64枚。これは主要レフェリーの中では最少。また、過去6年間の1試合平均のPK判定回数は0.073回。こちらも主要レフェリーの中では最少となる。よほどのことが無い限りはイエローカードは提示せず、PKを宣告しないレフェリーと言える。
8位:扇谷健司 → 7票→ 太目の体型。プレーヤーと同様でレフェリーも試合中はずっと走り続けなければいけない。「1試合の走行距離はプレーヤーと同じくらい。」という話もあるほどタフな仕事なのでスリムな体型のレフェリーがほとんどなので異質である。プロフェッショナルレフェリーの1人で近年はビッグゲームを担当する機会が多くなっているが、1試合平均のイエローカードの枚数は3.36枚。これは非常に多い数字である。
7位:飯田淳平 → 8票→ 2004年に日本サッカー協会が開設した審判員養成機関である「レフェリーカレッジ」の1期生。35才とレフェリーとしては若手の部類に入る。「日本人の若手レフェリーの中では屈指」と評価されている。2016年シーズンの1試合平均のファール判定回数は27.8回。これは主要レフェリーの中では家本主審の28.1回に次ぐ多さである。ファールが発生した場合は流さずに笛を吹いて試合を止めるケースが多い。
4位:吉田寿光 → 9票→ 2004年と2008年にJリーグの優秀主審賞を受賞するなどJリーグのトップレフェリーとして長きに渡って活躍してきた。1963年8月29日生まれで53歳。2017年シーズンにJリーグの審判員(主審ならびに副審)として登録されている人の中では最年長となる。かつては50才で「定年」となったが現在は体力等に問題が無いと判断されたらその限りではない。ちなみにプロ野球の審判は定年が58歳だと言われている。
4位:佐藤隆治 → 9票→ 「2018年のロシアW杯の主審に選出されるのでは?」と言われているポスト・西村雄一。かつては独善的なジャッジが目立ったがここ数年で穏やかになって落ち着いて試合を裁くことが出来るようになった。数年先、日本人のトップレフェリーと呼ばれる存在になっていても不思議はない。PKを宣告する回数が非常に多いレフェリーとして知られていて、過去6年間の1試合平均のPK判定回数は0.308回と高確率。
4位:木村博之 → 9票→ 北海道出身としては初となるプロフェッショナルレフェリー。35才なのでレフェリーとしては若手の部類に入るが安定感のあるレフェリングが高評価を得ている。評価は急上昇中でビッグゲームを任される機会が増えてきた。PKや退場に関わる重大局面でミスを犯すことは少なくて木村博之さんが担当した試合で「誤審騒動」が勃発した記憶はほとんどない。アンジャッシュの児島一哉さんに顔がよく似ていると評判。
3位:東城穣 → 13票→ 浦和ユース出身。出始めの頃は不安定なジャッジで試合を荒れさせるケースが目立ったが国内外で経験を積んで安定感を身に付けた。J1の試合を担当するようになって間もない時期の酷評ぶりが信じられないほど高評価を受けるようになった。近年はビッグゲームを任される機会が増えており、Jリーグを代表する主審の1人と認識されるようになった。中学校の教員からプロのレフェリーになった。
2位:家本政明 → 18票→ 賛否両論あるレフェリーの1人だが、サッカー通の間では評価が高い。正義感が強くて「自分の目」に絶対の自信を持っているのが特徴。安易にスタジアム等の空気に流されない。「空気を読んでレッドカードやPKを見過ごす。」ということがほぼ無いので試合後に判定が物議を醸すケースが多いが「冷静に考えてみると家本主審の判断が正しかった。」というケースは多い。国際試合では當麻政明という名前で活動中。
1位:西村雄一 → 34票→ 言わずと知れた日本のトップレフェリー。2014年限りで国際審判員は引退。日本国内での活動に専念している。アジアサッカー史上でも屈指のレフェリーと評価されている。コミュニケーション能力が高くて、試合の流れを読んで的確にアドバンテージを適用することができる。選手からの信頼も厚いので西村雄一さんが担当する試合が荒れることはほとんど無い。2009年から8年連続で優秀主審賞を受賞している。
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