ジェフ千葉→ MFドゥドゥ(磐田)、MF横山暁(藤枝MYFC)、GK藤田和(新潟)、FW林誠道(金沢)、DF岡庭(大宮)を獲得するなど大型補強に成功した千葉の前評判は非常に高かった。「有力な昇格候補の1つ」と言われたが17節を終えた時点では7勝7敗3分けで勝ち点「24」。8位にとどまっている。2位の長崎との差は「12」なので限界ギリギリの勝ち点差と言える。「2009年以来のJ1復帰」に向けて黄色信号が灯りつつある。
「17試合で35得点/20失点」というのはどう考えても自動昇格争いをしているチームの成績である。総得点が「35」というのはJ2最多。得失点差「+15」というのは「+18」の長崎、「+16」の清水に次いでJ2で3番目。「ゴール期待値」は1.80でJ2で1位。「シュート数」と「枠内シュート数」と「ペナルティエリア進入回数」もJ2で1位。攻撃に関する各種のスタッツは素晴らしいが今年も勝ち点が伸び悩んでいる。
2連勝が2回あって、2連敗が1回あるが、連勝も連敗も非常に少ない。勝ったり負けたりを繰り返している。8節の栃木SC戦(H)は8対0で大勝して、16節の愛媛FC戦(H)は7対1で大勝。この2試合で総得点ならびに得失点差の数字を稼いだところはあるが栃木SC戦ならびに愛媛FC戦の大勝劇も自チームの勢いにはつながらず。いい形で勝利してサポーターの期待は膨らんだがいい内容のサッカーを継続できない。