栃木SC→ J2に復帰して6年目だったが10勝18敗14分けで勝ち点「44」。19位と苦しいシーズンになった。2017年のJ3で2位になって「J2復帰」を果たしたが再昇格した後のJ2での6年間の成績は17位→20位→10位→14位→17位→19位となる。田坂監督が率いた2020年に10位と躍進したがJ2での1桁順位は2013年(9位)の1回だけ。プレーオフ争いに参加した経験も少ない。「J2では万年下位」と言わざるない。
今シーズンも得点力不足に苦しんだ。42試合で39得点というのはJ2でワースト4位だった。一方で守備陣は奮闘。昨オフに大黒柱のDFカルロス・グティエレスを町田に引き抜かれてしまったが守護神のGK藤田和を中心に奮闘した。42試合で47失点というのは評価できる。得失点差も「-8」とそこまで悪くない。GK藤田和、DF福島隼、DF大森渚、DF平松航など若い選手が中心となる守備陣は大きな武器になった。
34節は首位の町田に勝利するなど8月中旬から9月中旬あたりは好調だった。いい流れになったが、結局、町田戦(A)の勝利が今シーズンの栃木SCの最後の勝ち点「3」となった。就任2年目となる時崎監督の去就は微妙だったが最終節の少し前の11月6日(月)に早くも今シーズン限りでの退任が発表された。2022年は17位、今シーズンは19位と結果を出せず。監督交代というのは致し方ない決断と言える。