■ 2度目のJ2降格の危機名門の磐田は23節を終えた時点で4勝13敗6分けで勝ち点「18」。最下位に沈んでいる。17節を終えた時点で名波監督が退任して鈴木秀人監督が就任したが鈴木秀人監督も体調不良で退任となった。「クラブ史上2度目」となるJ2降格の危機を迎えているが直近の23節はアウェイでG大阪と対戦してドロー。後半のアディショナルタイムに途中出場したFW中山仁のPKで追いついて何とか勝ち点「1」を獲得した。
この試合は小林稔ヘッドコーチが指揮を執った。天皇杯の八戸戦に続いて2試合目の指揮となったが前半15分に新戦力のFWルキアンが2枚目のイエローカードを受けて退場。早々に10人になった。その後の約80分ほどを数的不利の状況で戦うことになったことを考えると勝ち点「1」を獲得できたのは悪くない結果と言える。終盤になるとパワープレーを敢行したがロングフィードをきっかけにPKをゲットすることが出来た。
注目を集めたのは今夏にG大阪から加入したMF今野だったがベンチスタート。最後まで出番はなかった。同じく新戦力で古巣との対戦になるDFファビオはスタメンフル出場を果たした。DF大井が負傷して戦線を離脱することになったのでDFファビオにかかる期待は一気に高まったがG大阪を離れた後は無所属だった影響はあまり感じさせないプレーを見せた。高さと強さを兼ね備えたCBなのでいい補強が出来たと言える。