■ 個人別の評価今年も、各々の移籍に関して、「S+」、「S-」、「A+」、「A-」、「B+」、「B-」、「C+」、「C-」「D+」、「D-」、「E+」、「E-」の12段階で評価したいと思います。「S+」が一番上のランクで、「E-」が一番下のランクとなります。個人能力や将来性に関する評価も含んでいますが、本当に補強が必要なポジションだったのかどうか、チームスタイルに合った選手なのかどうかを優先に考えています。そのため、個人としてそれほど評価されていない選手でも、移籍先のクラブのウイークポイントを補う的確な補強と思えるケースは、高く評価しています。その一方で、同ポジションに次世代を担う選手が控えているにも関わらず、有名な選手を連れてきて、「若手の芽を摘む。」と考えられるケースについては、低く評価しています。
(「A+」の選手) ・ダヴィ (甲府→鹿島) A+
・中村充孝 (京都→鹿島) A+
・東慶悟 (大宮→FC東京) A+
・バレー (アル・アラビ→清水) A+
以下は、1/10(木)の夜の時点で移籍が成立しているものを取り上げています。プロ入り後、ほとんど出場機会が無くて、評価のできない選手については、対象から外しています。(新卒選手も除いています。)この企画は、毎年、行っていて、今年で5回目くらいになると思いますが、記憶している限り、最高評価の「S+」というのは、なかったと思います。したがって、過去最高は「S-」だと思いますが、今年については、現時点では「S+」はもちろんのこと、「S-」に相当する移籍というのも見当たらず、FWダヴィ(鹿島)とMF中村充(鹿島)とMF東(FC東京)とFWバレー(清水)の移籍が「A+」で最高評価となりました。
甲府から鹿島に移籍するFWダヴィについては、「FC東京入りが濃厚」と報じられたこともありましたが、結局、鹿島に加入することになりました。移籍金と年俸で高額なお金がかかっているので「やってくれなければ困る。」という感じですが、得点力に関しては、札幌や名古屋でも実証済みなので、鹿島の攻撃力が大幅にアップするのは確実と言えます。札幌時代や名古屋時代ほど、スピードや運動量はなくなっていますが、ゴール前でクロスに合わせるプレーやポストプレーは上達しており、20ゴール程度を記録しても、全く不思議はありません。2012年の鹿島は決定機はたくさん作りましたが、決められないシーンが目立ったので、決定力不足を解消できる選手を獲得できたと言えます。
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