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#1787 磐田 vs 新潟、新潟 vs 鳥栖、熊本 vs 長崎、東京V vs 福岡 (2017/10/31) | | |　

【J1：第30節】ジュビロ磐田 vs アルビレックス新潟 (ヤマハスタジアム)

→　J1の30節。6位の磐田と18位の新潟の試合は2対2の引き分けに終わった。29節はアウェイでG大阪に勝利してようやく今シーズンの3勝目を手にした新潟は前半25分にMFホニのゴールで先制に成功するが前半39分にMF中村俊のFKからDF大井が決めて磐田が1対1の同点に追いついた。新潟は前半47分にMFホニのクロスから売り出し中のFW河田のゴールで2対1と勝ち越しに成功。1点リードで後半のアディショナルタイムに突入するが後半49分にFKからMFアダイウトンがヘディングで決めて同点に追いつかれた。

新潟はライバルの甲府や広島の結果次第で今節にも「J2降格が確定する可能性」があったがドローに終わったことで何とか希望はつないだ。残り4試合に「奇跡の残留」を賭けることになったが目前まで迫っていた勝ち点「3」を逃した。いい形から2ゴールを奪ってそのまま逃げ切れそうな雰囲気もあったがセットプレーからやられてしまった。結局、磐田の2ゴールはともにセットプレーから生まれた。今シーズンの磐田はセットプレーからJ1最多となる19ゴールを奪っている。実に41.3%がセットプレーからのゴールになる。

当然、FKのスペシャリストであるMF中村俊が加入した効果は絶大。この日の1点目もMF中村俊のアシストだったが最後の同点ゴールをアシストしたのはMF上田康だった。すでにMF中村俊はベンチに下がっていたのでMF上田康がキッカーを任されたがチームとしてセットプレーに自信を持っているのだろう。MF中村俊がキッカーを務めないときも結構な期待感はある。背の高い選手はそこまで多くないがMFアダイウトンやMF櫻内は「サイズの割には空中戦に強い選手」である。こういう選手はいいターゲットになる。

新潟は遅まきながら調子を上げてきた。「あと2か月ほど早くこういう流れになっていたら・・・。」と思うが夏に加入したMF磯村とMF小川佳が重要な戦力になっており、MFホニがサイドハーフの位置でスペシャルなところを見せ始めている。いい流れになっているがここ最近はFW河田の活躍が目立つ。177センチなのでフォワードとしては標準的なサイズになるが動き出しに優れていて、ゴール前の得点感覚はかなりのレベルである。ゴール前付近で分かりやすい動きをしてくれるので彼が今のいい流れを生み出している。

【J1：第31節】アルビレックス新潟 vs サガン鳥栖 (デンカビッグスワンスタジアム)

→　18位の新潟と8位の鳥栖の試合は後半10分にCKの流れからDF小泉慶がミドルシュートを決めてホームの新潟が先制に成功する。鳥栖は後半39分にFW田川が抜け出してキーパーと1対1の決定機を迎えたが新潟の守護神のGK大谷がビッグセーブで防いだ。さらに後半41分にも途中出場したFW池田圭に決定機が訪れたがこれも決められず。終盤は鳥栖が猛攻を仕掛けたがGK大谷を中心に守り切った新潟が勝ち点「3」を獲得した。新潟はここ3試合は2勝1分け。ようやく今シーズンの4勝目を勝ち取った。

31節は新潟 vs 鳥栖が他の試合よりも早く開催された。15位の甲府との差は「12」なので「4戦全勝」がJ1残留のための絶対条件となる新潟は追い込まれた状況であるがひとまずこの時点では「J1残留」の希望をつないだ。前半はMFホニがマッチアップしたDF吉田豊に完全に封じられてしまったが後半になると逆にMFホニが優勢。右からの攻撃が威力を発揮した。DF小泉慶はその直前にもフリーで惜しいシュートを放っているが2度目のチャンスをしっかりとゴールに結びつけた。コース隅に鮮やかにシュートが決まった。

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◆　まとめ

　#1787 磐田 vs 新潟、新潟 vs 鳥栖、熊本 vs 長崎、東京V vs 福岡 (2017/10/31)

→　J1の2試合とJ2の2試合をクローズアップしました。後がない状況になっている新潟はホームで鳥栖と対戦しましたが右SBのDF小泉が決勝のミドルシュートを決めて1対0で勝利。甲府や広島がそろって敗れたので今節も何とかJ2降格を免れました。ここに来て驚異的な粘りを発揮していますがストライカーのFW河田のダイナミックなプレーが目を引きます。彼の登場で攻撃の雰囲気は変わりました。

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