■ 負けなしの鹿島アントラーズがついに黒星J1は22節が終了。残りは12試合となった。残留争いも熾烈を極めるが今シーズンは優勝争いも熾烈を極める。連覇を狙う鹿島が15勝6敗1分けで勝ち点「46」。首位に立っているが、2位のC大阪、3位の横浜FM、4位の川崎F、5位の柏との差はわずか。上位5チームが「4差」という大混戦になっている。シーズンの半分以上の日程が消化した時点で「1位から5位までの5チームが4差」というのはなかなか珍しいと言える。
6位の磐田は勝ち点「38」、7位のG大阪は勝ち点「36」、8位の浦和と9位のFC東京は勝ち点「33」となるが、残りは12試合なので首位の鹿島に対して『残り試合数>勝ち点差』となるのは7位のG大阪まで。鹿島と磐田の差は「8」、鹿島とG大阪の差は「10」。逆転不可能な差ではないが簡単には追いつけない差である。現時点では「鹿島・C大阪・横浜FM・川崎F・柏の5チームによる優勝争い」と言うことが出来る。
首位の鹿島は大岩監督の初陣となった14節の広島戦(A)から負けなしが続いていたが22節の川崎F戦(A)で敗れてついに無敗がストップした。4位の川崎Fとの直接対決に勝利していたら独走態勢に入っていたがひとまず急停止となった。9試合無敗でストップしたが大岩監督になってからは10試合で8勝1敗1分け。相手を圧倒する試合は少ないが勝負強さを発揮して後半の終盤に試合を決めるゴールを奪うケースが多い。