■ 現役のJリーガー限定の名ドリブラー・49人「独断と偏見で選んだJリーグ史(1993年-2016年)を彩るドリブラー・49人」に続いて「独断と偏見で選んだJリーガー限定(現役)の名ドリブラー・49人」を考えてみたが同じようにいくつかの部分が非常に厄介で簡単に49人を決めることはできない。対象となるのは現役のJリーガーなので人数に直すと1,500人ほど。J3まで合わせると(U-23の3つを除くと)53クラブあるので「目安としては各クラブ1人ずつ」となるが選手層の厚いJ1の上位クラブになると2人あるいは3人ほど候補に挙げられるのでゼロ人のクラブも出てくる。
ここでも「誰が選んでもこの選手はチョイスされる。」という選手が何人かはいる。具体的に名前を挙げるとMFミキッチ(広島)、MF柏(広島)、FW宇佐美(G大阪)、MF関根貴(浦和)、MF中島翔(FC東京)、MFカイオ(鹿島)、MF齋藤学(横浜FM)、MF家長(大宮)、FWディエゴ・オリヴェイラ(柏)など。「独断と偏見で選んだJリーグ史(1993年-2016年)を彩るドリブラー・49人」の方に選出したMFミキッチ(広島)、FW宇佐美(G大阪)、MF関根貴(浦和)、MFカイオ(鹿島)、MF齋藤学(横浜FM)などは何の問題もなくピックアップした。
迷ったのはプレーヤーとしてのピークを過ぎてしまっている選手たち。ドリブラーはキレとスピードが命なのでどんな系統の選手よりも旬の時期が短い。キャリアの晩年までドリブラーとして活躍できる選手は少なくて、大半の選手はどこかの時点でプレースタイルの変更を余儀なくされる。特にレベルの高い欧州リーグに移籍した選手は早い時期にスタイル変更を求められることが多いのでドリブラーのイメージが薄れてくる。ドイツ移籍後はあまりドリブルを多用しなくなったMF香川(ドルトムント)は典型例と言えるだろう。
「独断と偏見で選んだJリーグ史(1993年-2016年)を彩るドリブラー・49人」にはピックアップしたけれども今回の49人に入れようかどうか迷ったのはMF本山(北九州)、FW玉田(C大阪)、FW興梠(浦和)、MFフェルナンジーニョ(鳥取)あたり。結局、人数の関係で今回の49人に選んだのは前者の2人だけ。FW興梠とMFフェルナンジーニョは漏れてしまった。FW興梠については浦和移籍後はポストプレーが中心となったので鹿島時代のスピード溢れる突破を披露する場面はかなり限定的。ドリブラーのイメージは失われつつある。
MF ミキッチ (サンフレッチェ広島)
MF 柏好文 (サンフレッチェ広島)
FW 浅野拓磨 (サンフレッチェ広島)
FW 宇佐美貴史 (ガンバ大阪)
MF 倉田秋 (ガンバ大阪)
MF アデミウソン (ガンバ大阪)
MF 梅崎司 (浦和レッズ)
MF 駒井善成 (浦和レッズ)
MF 関根貴大 (浦和レッズ)
MF 中島翔哉 (FC東京)
FW 阿部拓馬 (FC東京)
FW 金崎夢生 (鹿島アントラーズ)
MF カイオ (鹿島アントラーズ)
MF 中野嘉大 (川崎フロンターレ)
MF 齋藤学 (横浜Fマリノス)
MF 前田直輝 (横浜Fマリノス)
MF 菊池大介 (湘南ベルマーレ)
MF 高山薫 (湘南ベルマーレ)
MF 永井謙佑 (名古屋グランパス)
MF 大津祐樹 (柏レイソル)
FW ディエゴ・オリヴェイラ (柏レイソル)
DF 伊東純也 (柏レイソル)
MF 金民友 (サガン鳥栖)
MF 楠神順平 (サガン鳥栖)
MF ペドロ・ジュニオール (ヴィッセル神戸)
FW 石津大介 (ヴィッセル神戸)
MF クリスティアーノ (ヴァンフォーレ甲府)
FW ハモン・ロペス (ベガルタ仙台)
FW ラファエル・シルバ (アルビレックス新潟)
FW 伊藤優汰 (アルビレックス新潟)
MF 家長昭博 (大宮アルディージャ)
MF 泉澤仁 (大宮アルディージャ)
MF アダイウトン (ジュビロ磐田)
MF 太田吉彰 (ジュビロ磐田)
MF 金森健志 (アビスパ福岡)
FW 玉田圭司 (セレッソ大阪)
MF 関口訓充 (セレッソ大阪)
MF 柿谷曜一朗 (セレッソ大阪)
MF 白井康介 (愛媛FC)
MF 本山雅志 (ギラヴァンツ北九州)
MF 杉本竜士 (東京ヴェルディ)
FW ジュリーニョ (コンサドーレ札幌)
MF 三村真 (ファジアーノ岡山)
MF 仲間隼斗 (カマタマーレ讃岐)
FW ダニエル・ロビーニョ (京都サンガ)
MF 瀬川祐輔 (ザスパクサツ群馬)
MF 吉濱遼平 (ザスパクサツ群馬)
FW レオ・ミネイロ (FC岐阜)
MF 田中パウロ淳一 (FC岐阜)
上記以外の選手
■ 「この選手を入れたら良かった。」と思う選手たち今回はJ2でプレーする選手を14人ピックアップした。J2にはFW柿谷(C大阪)やFW玉田(C大阪) のような元日本代表のビッグネームから一般的には無名と言える若手選手までいろいろな選手がプレーしているが、FWレオ・ミネイロ(FC岐阜)、MF白井(愛媛FC)、MF瀬川祐(群馬)、MF杉本竜(東京V)あたりは外せない。さらにはMF田中パウロ淳一(FC岐阜)もJ2の中では屈指のドリブラーである。MF田中パウロ淳一が典型例と言えるが「(ドリブルなど)一芸に秀でた選手」がいる確率はむしろのJ2の方が少し高いようにも感じる。
前述のとおり、年齢を重ねるとスピードや切れが落ちてきてドリブラーとして通用しなくなる傾向にあるので「期待のドリブラー」は若手の割合が高くなる。なので「まだJリーグではほとんど実績はないがドリブラーとして大いに期待できる。」という選手も少なくない。東京世代となるMF増山(神戸)、FW邦本(福岡)、MF遠藤渓(横浜FM)あたりが典型例。2020年の東京五輪のときの中心となる今のU-19日本代表はドリブラーが多い印象はある。臆することなくどんどんと仕掛けてもらいたい。彼らの着実な成長を期待したいところである。
改めて49名のリストを眺めてみると「この選手を入れたら良かった。」と思う選手もやはり何人も出てくる。『入れた方が良かったかもしれない。』と感じているのはFW大前(清水)、MF江坂(大宮)、MF松浦(磐田)、MF村田和(清水)、MF山崎亮(新潟)、DF槙野(浦和)、MF河野(FC東京)あたり。さらにはMF松村亮(神戸)、MFマテウス(大宮)、MF澤田(清水)、MF伊東俊(山形)、MF田中奏(岡山)、MF汰木(山形)、MF井出(千葉)、MF為田(福岡)、DF川島大(北九州)あたりも枠に余裕があるのであれば選びたかった選手たちである。
続きをメルマガ(J3+メルマ)で読む。 登録方法(Q&Aなど)
◆ まとめ #1353 「Jリーガー限定(現役)の名ドリブラー・49人」を考えるのは難しい。 (2016/5/4)
→ 同様に「Jリーガー限定(現役)の名ドリブラー・49人」を考えてみましたが同じように49人に絞る作業は大変でした。終わってみると「この選手は入れた方が良かったのかもしれない。」という選手がたくさん出てきました。49人のリストを眺めたときに気になったのはSBの選手がほとんどいない点です。ドリブルで仕掛けたりクロスを上げるなどチャレンジできる回数の少なさが影響しているのではないか?と思われます。
続きをメルマガ(J3+メルマ)で読む。 登録方法(Q&Aなど)
※ J3+(メルマ)を購読するには、
登録が必要です。
※ 発行日は、5日・10日・15日・20日・25日・30日を除く毎日です。
※ AM8:00の配信です。
※ まぐまぐを利用する場合は、月額は648円となります。(1配信あたり約25円)
→
http://www.mag2.com/m/0001340175.html※ まぐまぐに登録した場合、最初の月は無料になります。(当月無料制度)
※ 月の途中で登録した時は、登録作業が完了すると、直後にその月に発行済みのメルマガが全て送られてきます。
※ クレジットカードをお持ちでない方は「
直接購入方式」を利用することができます。
※ 希望される方は、
[email protected](管理人宛)に問い合わせてください。
☆ 発行責任者:じじ
☆ サイト(ブログ版):サッカーコラム J3 Plus+ →
http://llabtooflatot.blog102.fc2.com/ ☆ 月額:648円(税込) ・・・ まぐまぐのシステムを利用した場合
☆ 3か月:1,500円(税込)、6か月:3,000円(税込) ・・・ まぐまぐのシステムを利用しない場合
☆ メルマ(個別ページ):登録・解除等はこちら →
http://www.mag2.com/m/0001340175.html ☆ 発行日:5日、10日、15日、20日、25日、30日を除く毎日 (年末年始を除く)
☆ 発行時間:AM 8:00 (変更の可能性あり)
- 関連記事
-