セレッソ大阪 vs コンサドーレ札幌 (キンチョウスタジアム)→ 13勝4敗4分けで2位のC大阪と14勝3敗3分けで首位の札幌の首位決戦はスコアレスドロー。ともに勝ち点「1」を獲得した。J2は今節から後半戦がスタートしたがこの試合のみ土曜日開催となった。試合前の時点で首位の札幌は勝ち点「45」、2位のC大阪は勝ち点「43」。2差なのでC大阪が勝利するとC大阪が首位に浮上する大一番だったが最後までゴールは生まれなかった。どちらのチームにも3度ほど決定機があったがGKキム・ジンヒョンならびにGKク・ソンユンならびに(途中出場の)GK金山が好セーブで防いだ。
首位攻防戦ということで緊迫感が漂っていた。立ち上がりはC大阪が押し込んだがGKク・ソンユンの活躍もあって先制ゴールを奪えなかった。5連勝でホームに首位の札幌を迎えたC大阪にとっては『出来ることならば勝ちたい試合』と言えたが負けると首位の札幌との差は「5」となる。札幌は1試合消化が少ないので簡単には追いつくことが出来ない差になるのでC大阪も闇雲に攻めに出ることは出来ず。後半の終盤はFW玉田、MF関口、FW田代有という元日本代表トリオを投入したがなかなか見せ場を作れなかった。
4連勝で敵地に乗り込んできた札幌にとっては「アウェイのC大阪戦」ということを考えると引き分けでもOKである。首位をキープした札幌にとっては望み通りの結果と言える。2チームを追いかけている松本山雅や岡山や京都や清水にとっても首位決戦がドローに終わったことは望ましい結果である。C大阪にとっては「やや悔しいドロー」と言えるが、それ以外のチームにとっては「まずまずいい結果」と言えるのではないか。まだJ2は20節も残っている。両チームにとっての本当の意味での勝負どころはまだまだ先になりそうだ。
札幌は前半途中にGKク・ソンユンが負傷交代するアクシデントが発生したがGK金山がしっかりと穴を埋めた。GK金山というと昇格初年度の長崎でかなりのインパクトを残した実力者なので緊急事態でも落ち着いてプレーすることができた。「GKク・ソンユンが不在のときもGK金山がいる。」というのは札幌の強みになっている。一方、GKク・ソンユンにとっての兄貴分となるGKキム・ジンヒョンも何度かビッグセーブを見せた。共に多くのチャンスシーンを作ったわけではないがキーパーにとっての見せ場はかなり多かった。
東京ヴェルディ vs ファジアーノ岡山 (味の素スタジアム)→ 4勝9敗8分けで19位の東京Vと11勝4敗6分けで4位の岡山の試合は2対1でホームの東京Vが競り勝った。前半29分にDF安西が得たPKをMF中後が決めて東京Vが先制に成功する。後半開始から岡山は切り札のMF豊川を投入。これで流れをつかむと後半14分にこぼれ球をMF押谷が押し込んで1対1の同点に追いついた。その後も岡山ペースが続いたが後半38分に移籍後初スタメンのMF二川の左足のクロスからキャプテンのDF井林が豪快なダイビングヘッドを決めて東京Vが2対1と勝ち越しに成功した。
東京Vは連敗を2で止めた。2連敗したことで19位まで順位が下がっていたので難敵を相手に大きな勝利を手にした。前半にPKで先制に成功したが後半は劣勢。前半にFWドウグラス・ヴィエイラとMF井上潮が相次いで負傷交代したので選手交代で流れを変えることが難しい状況だった。ベテランのMF二川には体力的な問題があるだろうことは容易に想像できたので冨樫監督は見守るしかない状態が続いたが1対1に追いつかれた後のいくつかのピンチをキーパーのGK鈴木椋を中心にしのいだことが勝ち点「3」につながった。
決勝ゴールを挙げたDF井林がヒーローになったがこの試合はMF二川に尽きる。MF高木善が出場停止ということもあってベテランのMF二川を初めて先発で起用してきたが存在感は抜群だった。もともと身体能力で勝負するタイプではなくて技術や頭の良さを生かしてG大阪の中核を担ってきた選手なので身体的な部分が衰えてきたとしても、即、パフォーマンスの低下につながるとは言えないタイプの選手である。「さすがMF二川」というプレーを連発した。キーマン2人を怪我で失う大変な試合でチームを救う活躍を見せた。
岡山は7試合ぶりの敗戦となった。相手のミスから得た絶好機でMF三村のシュートがバーに直撃するなど後半は決定機をものにできなかった。MF豊川が相手を混乱させて東京Vはアップアップの状態が続いていたので「勝てた試合を落としてしまった。」と言える。次の23節が首位の札幌戦(H)。大一番を前に勢いを止めたくない試合だったが下位の東京Vを相手に取りこぼしてしまった。DF竹田忠がPKを献上したシーンに関してはアンラッキーだった。急所を抉る18歳のMF井上潮の浮き球のパスが見事だったとも言える。
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◆ まとめ #1409 【J2】 全11試合のレビュー (第22節) (前編) (2016/7/13)
→ 7月9日(土)と10日(日)に行われたJ2の第22節の全11試合のレビューの(前編)です。天王山と言えた首位の札幌と2位のC大阪の直接対決はスコアレスドロー。C大阪は勝てば首位浮上となる大事な試合でしたがゴールは奪えませんでした。師弟関係にあるGKキム・ジンヒョンとGKク・ソンユンの対決に注目が集まりましたがどちらのキーパーも好セーブを見せてチームを救いました。キーパー対決は互角でした。
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