■ 5連敗の後、解任が決定20節にホームのNACK5スタジアムでC大阪に0対3で敗れて5連敗となった大宮アルディージャは、翌日の11日にベルデニック監督の解任を発表した。言うまでもなく、ベルデニック監督は21試合無敗記録を作った最大功労者である。ここ最近は結果が出ていなかったが、こういうことになるとは全く予想はできなかったので、ここ数年間のJリーグの監督人事の中では、最大級の驚きを与えるニュースとなった。
大宮は無敗記録がストップした後も、4試合で3勝1分けと勝ち点を伸ばして、2位以下のチームに大差を付けて首位を独走した時期もあったが、16節で横浜FMに1対2で敗れて今シーズンの2敗目を喫すると、17節はホームで川崎Fに2対3で競り負けて、18節はアウェーで広島に1対3で敗れて、19節もアウェーで鹿島に0対1で敗れて、先のとおり、20節はホームでC大阪に0対3で敗れた。
急に勝てなくなったが、原因ははっきりしており、2対1で勝利した15節の名古屋戦の後半にエースのFWノヴァコヴィッチが捻挫をして戦列を離れることになったことが、急失速の主要因である。FWズラタンも怪我で離脱していたので、16節と17節はスロベニアコンビが不在で、18節にFWズラタン、20節にFWノヴァコヴィッチが戻ってきたが、結局、5連敗中は全てFWノヴァコヴィッチがスタメンではなかった。
地味ではあるが、左SBのDF下平の不在の影響も大きかった。こちらは15節・16節・17節・18節を欠場して、19節の鹿島戦は途中出場で、20節のC大阪からスタメンに戻ったが、左サイドでゲームを落ち着かせることのできる選手なので、彼がいなかったことも大きかった。今シーズンは怪我人が少なかったので、スタメンの11人はほとんど変わらなかったが、同時期に3人の主力を欠いたことが失速を招いたのは、間違いない。
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