4位:鹿島アントラーズ 7勝2敗4分け 21得点・17失点
→ J1の18チームの中で、唯一、シーズン前に新監督を迎えた鹿島は、13試合で勝ち点「25」と順調に勝ち点を伸ばした。FWダヴィの加入によって、「チームバランスが崩れるのではないか?」という声もあったが、FWダヴィは自分勝手なプレーは封印して、チームプレーに徹している。12試合で5ゴールという数字は、彼にしては少ない数字と言えるが、貢献度はなかなかのものがある。
中盤では神戸からMF野沢が戻って来たことがプラスに働いた。昨年はセットプレーでほとんどゴールが生まれなかったが、彼が戻って来たことでセットプレーの脅威が増して、層の厚い2列目の中で、ファーストオプションになっている。左利きのMF遠藤や京都から加入のMF中村充らも控えているが、MF野沢はサイドで攻撃の起点となるプレーが上手なので、「4-2-2-2」にマッチした選手で、攻撃力アップに貢献している。
若手選手の中では、FW大迫とMF柴崎の2人がさらに力を付けており、ともに早期の日本代表入りが期待されている。FW大迫は怪我で調子を崩した時期もあったが12試合で6ゴールと結果を残しており、MF柴崎は攻撃に絡む回数が多くなって、2012年と比べても、試合の中での存在感が増してきている。近い将来、チームの軸となることが確実な若手2人が順調に成長していることは、何よりも明るい話題と言えるだろう。
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