◆ 横浜FC-アビスパ福岡 → 3勝5敗4分けで16位タイと出遅れた横浜FCと、4勝4敗4分けでイーブンの成績のアビスパ福岡の試合は、前半38分にCKの流れから右SBのDF堤が決勝ゴールを決めて1対0でアウェーの福岡が勝利した。横浜FCは今シーズンはホームでは勝てておらず、これでニッパツ三ツ沢球技場では0勝4敗2分けとなった。2012年は4位でプレーオフに進んで、今シーズンはJ1昇格が目標となるが、厳しいスタートになっている。
横浜FCも後半にMF野崎やFW永井を投入すると流れが良くなって、ラストの20分ほどは横浜FCのペースとなった。ゴール前の際どいシーンが続いて、同点ゴールが決まっていてもおかしくないチャンスもあったが、福岡はGK水谷を中心とした懸命の守りでゴールを許さなかった。18位からの巻き返しを図る福岡は5勝4敗4分けとなって、白星が先行した。
最後はスタミナが切れてしまって、横浜FCに波状攻撃を受けたが、福岡がほとんどの時間帯で試合を支配した。見事だったのは、前線からの連動した守備で、初スタメンのFWオズマールはプシュニク監督の要求に応えられず、前半のみで退くことになったが、FW西田、FW金森、MF船山、MF岡田、MF中原といった選手は献身的な守備を見せた。若い選手が多いが、組織的な守備は見る価値がある。
中でも、ボランチのMF岡田のプレーが光った。福岡の中盤はMF船山とMF岡田とMF中原の3人で構成されており、大卒ルーキーのMF中原が下がり目のポジションに入って、その前にMF船山とMF岡田が並ぶ形になっているが、守備で頑張るだけでなく、奪ったボールも正確につないで、さらには、積極的な飛び出しも見せた。アシストを記録したMF中原、ゴールを決めたDF堤の活躍も光ったが、MF岡田がMOMと言える。
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