■ 飛躍が期待される関戸8位とジャンプアップしたファジアーノ岡山は、大卒2年目のMF関戸に期待したい。ルーキーイヤーは途中出場が多かったが、37試合に出場するなど、2列目のポジションで欠かせない戦力となったが、一方で、波が激しくて、試合から消えてしまうこともあった。独特な感性を持った選手で、日本人の若手では数少ないファンタジスタの資質をもった選手なので、町田のMF鈴木崇、磐田のMF押谷が加わって、ポジション争いは熾烈になったが、激しい競争を勝ち抜いて、存在感を増してほしいところである。
同じく岡山では、3年目のMF石原も期待される選手の1人である。清水ユース出身で1年目からチャンスを得ていたが、夏以降、レギュラーに近い立場となって、飛躍のシーズンとなった。スピードとキレとテクニックをすべて兼ね備えたドリブラーというのは、滅多にいないので、さらなるレベルアップが期待される。運動量もあって、守備意識も高いので、右WBで起用されることもあるが、豊富な運動量と攻撃センスを生かすには、2列目が最適で、得点力をアップさせれば、攻撃の中心になることができる。
東京Vでは、最年少ハットトリックを記録したFW中島が最も注目を集めているが、FW中島と同期で、同じくユース出身のFW前田もポテンシャルの高い選手である。彼も2012年の終盤にトップチームで出場機会を得たが、FW中島ほどの活躍はできず、悔しい思いをしたと思うが、ボールタッチの柔らかさにはセンスを感じる。三浦監督になって、主力のFW阿部、MF梶川らが退団したので、攻撃的なポジションに関しては、横一線からのスタートになるので、FW中島に負けないくらいの活躍を望みたい。
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