■ W杯の抽選会目前ドイツW杯の組み合わせ抽選会が、土曜日早朝に行われる。W杯が迫ってきたという、このなんともいえないこの感覚は、何度体験してもいいものだ。日本国中が浮かれた気分で過ごす、ワールドカップイヤーが迫ってきているのだ。
さて、ワールドカップの抽選会というと、まず、思い出されるのが、1997年のフランスW杯の抽選会のときだ。前座として行われたのは、世界選抜対欧州選抜の試合。
■ FWロナウドのワンマンショー世界選抜を、「Rest of The World」と表記したのは、さすがに欧州人はプライドが高いと思ったが、肝心の試合は、世界選抜の一方的な試合となった。世界選抜の5得点すべてを演出したロナウドのプレーは、レベルを超えていた。フランス大会の主役はやはりこの男だ、と思った。
選ばれた選手は、各国から一人ずつ、計32人という、選考の仕方もユニークで面白かった。日本から出場したのは、ベルマーレ平塚の所属の中田英寿だった
この試合、FWロナウド、FWバティストゥータ、MFデアワラといったプレーヤーと組んで攻撃的なポジションを担った日本代表のMF中田には、最初の10分くらいは、全くボールが集まらなかった。世界的には全く無名のアジア人選手にパスを出す選手はいなかった。(パスをくれたのは、右サイドにいた平塚のチームメート、ホン・ミョンボだけ。)
しかし、中田は、一発のパスでチームメートの信頼を勝ち取る。バティに完璧なスルーパス通すと、その後は、ロナウドですら、ボールを持つと中田を探すようになった。フランス大会後、ペルージャに移籍することになるが、この試合の活躍が欧州のスカウトに大きなアピールとなったのは間違いない。
■ 嫌な相手はどこだろう?そして、日韓大会。愛子様誕生に日本が揺れていた土曜の夜、ラジオを聴きながら、一喜一憂していたような記憶がある。
さて、今回の組み合わせですが、正直、今回のワールドカップ予選は、日本戦以外はほとんど見ていないので、各国代表のことはえらそうに語れるほどの知識はありません。これから勉強します。
対戦相手を見てみると、当たったらいやだなと思うのは、ブラジル、ドイツ、オランダ、ポルトガル、スウェーデン、コートジボワール、ガーナ。当たったらラッキーだと思うのは、メキシコ、スペイン、ポーランド、スイス、クロアチア、エクアドル、チュニジア、アンゴラあたりか。
- 関連記事
-