右サイドバック→ 今回のアジア最終予選でもDF酒井宏(浦和)が軸になった。オーストラリア戦(A)までの9試合のうち、5試合でスタメン出場している。昨夏にフランスを離れてJリーグに戻ってきたが浦和でも主力として活躍している。高さのある選手が少ない日本代表にとってDF酒井宏の185センチという身長は大きな武器になる。欧州やアフリカなど背の高い選手がたくさんいるチームと対戦するときはさらに助けになるだろう。
カタールW杯のときの右SBの枠は「2」になると思うが「1枠はDF酒井宏でほぼ決まり」と言える。国際Aマッチは70試合に出場しており、2014年と2018年のW杯のみならず、2012年のロンドン五輪と2021年の東京五輪を経験している。欧州でも長きに渡って活躍したので経験値の高さは群を抜いている。心配されるのはここに来て怪我が増えている点。コンディションを崩すようだと日本にとっては一大事である。
DF酒井宏が欠場した試合はDF室屋(ハノーファー96)とDF山根視(川崎F)が起用された。DF室屋は2節の中国戦(N)で起用されてまずまずのプレーを見せた。左右のSBをこなす柔軟性も武器となるがここに来て評価が急上昇しているのはDF山根視(川崎F)になる。9節のオーストラリア戦(A)では後半44分にMF三笘の先制ゴールをアシストするなど大きなインパクトを残した。歴史的なアウェイでの勝利に大貢献した。