水戸ホーリーホック→ 「J1初昇格」を目指す水戸は8節を終えた時点で4勝4敗。勝ち点「12」を獲得して6位に位置するが中位グループは大混戦なので16位の山口との差も「4」のみ。ごくわずかである。首位の新潟ならびに2位のFC琉球との差は「10」と大きく広がっているので「好スタートを切った。」とは言えないがイーブンの成績なのでまずまずと言える。8試合で14得点/11失点なので持ち味である攻撃的なサッカーは健在である。
今シーズンの水戸は新たに「4-1-2-3」を用いている。3トップを採用しているがCFの位置で起用されているFW中山仁は8試合で5ゴール。結果を残している。右ウイングで起用されているFW松崎快は大卒2年目になるが8試合で2ゴールを挙げている。直近の岡山戦(A)では後半45分に劇的な逆転ゴールをマークするなど攻撃の中心の1人になっている。天才肌のレフティで「キレ味鋭いドリブルはJ2屈指」と言える。
新加入のFW安藤瑞は左ウイングで起用されるケースが多くなっているが8試合で2ゴール2アシストを記録している。ただ、最近はスタメンから外れる試合が増えている。FW深堀、MF山根永、MF奥田晃、FWブラウンノア賢信もいるので攻撃陣の層は厚い。各種のチームスタッツを見ると「ドリブル数」が3位となるが「30mライン進入回数」は12位、「ペナルティエリア進入回数」は13位。J2の中でも平均程度となる。