■ MIP(Most Improved Player Award)MIP(Most Improved Player Award)は、北米プロバスケットボールリーグ(NBA)において、前年度の成績と今年度の成績を比較して最も成長した選手に贈られる個人賞のことである。2007年-2008年シーズンは、トルコ人のフォワードであるヒディエット・ターコルーが選ばれている。
当サイトでは、これに習って、今シーズンのMIP(Most Improved Player)を考える。今度は、J2編。独断と偏見で選んだ候補選手は、以下の20名。
① MF:梁勇基(ベガルタ仙台) → MFロペスとFW萬代宏樹をダブルで失ったチームにおいて攻撃の軸となった。ここまで13ゴール8アシストの大活躍を見せ、悲願のJ1復帰を目指すチームを引っ張っている。攻守ともに動きの質が高く、オールラウンドな攻撃的MF。
② MF:関口訓充(ベガルタ仙台) → MF梁とともにチームを引っ張る。縦への突破力に加えて、精度の増したクロスでチャンスメーカーとしても活躍。申し分ない働きを見せて、4ゴール8アシスト。ドリブル数はリーグ№1。
③ FW:長谷川悠(モンテディオ山形) → 187cmを生かした強さとキープ力で山形の躍進を支えた。高さだけでなく、足元の柔らかさも備える大器。ゴールセンスも発揮し、これまで12ゴール。北京五輪代表FW豊田陽平を差し置いてチームのエースとなった。
④ MF:赤星貴文(水戸ホーリーホック) → 浦和レッズからレンタルで加入。すぐにチームの中心となり、リーグ戦で7ゴール。正確なキックに定評があり、ミドルシュートが印象的。来シーズンの浦和への復帰が確実視される。
⑤ FW:後藤涼(ザスパ草津) → フォワードに転向して2年目。昨シーズンまで通算で1ゴールだった男が、これまでチームトップの12ゴールをマーク。FW高田保則からエースの座を奪いかねない勢いを持つ。清水のDF青山と浦和のMF細貝は前橋育英で高校の同級生である。
⑥ DF:鈴木伸貴(湘南ベルマーレ) → ドイツ帰りの左サイドバック。正確な左足のキックがチームにとって有効なオプションとなった。守備も粘り強く、前任者でセレッソ大阪に移籍したDF尾亦に引けを取らない活躍を見せた。
⑦ FW:大西容平(ヴァンフォーレ甲府) → 正確なキックを武器に、チーム一のチャンスメーカーとなった。セットプレーのキッカーを任されており、ここまで6ゴール11アシストと見事な結果を残している。
⑧ FW:池元友樹(横浜FC) → アルゼンチンの名門・リバープレートでプレーした経験を持つ異色のストライカー。柏から加入し、今シーズン、7ゴールをマーク。型にはまったときの突破力と決定力は並外れたものがある。シーズン途中からレギュラーポジションを獲得した。
⑨ MF:乾貴士(セレッソ大阪) → シーズン途中で横浜FMから加入し、試合に出続けることで成長を遂げていった。ここまで、5ゴール7アシスト。同学年のMF香川真司とは絶妙のコンビネーションを見せる。
⑩ MF:香川真司(セレッソ大阪) → ユース代表、五輪代表、A代表の3世代の日本代表チームでプレー。そのため、リーグ戦6試合の欠場を余儀なくされたが、すでに13ゴールをマーク。5ゴールだった昨シーズンを大きく上回っている。J2でトッププレーヤーの1人となった。
⑪ DF:槙野智章(サンフレッチェ広島) → ストッパーのポジションながら6ゴール4アシストと攻撃面で爆発。もちろん、守備での1対1の対応にも優れている。J2優勝の立役者であり、総合力の高いセンターバックとなった。
⑫ MF:高萩洋次郎(サンフレッチェ広島) → 1トップ下の位置でポジションを獲得し、13ゴール6アシスト。怪我で出遅れたMF柏木に代わって、中盤の核となった。特異なプレースタイルで、相手としては非常に捕まえにくい。
⑬ MF:李漢宰(サンフレッチェ広島) → ジュビロ磐田に移籍した日本代表DF駒野友一に代わって、右ウイングバックを任された。シーズンが進むにつれて力を発揮するようになって、不動の右サイドとなった。
⑭ MF:米田兼一郎(徳島ヴォルティス) → チームとして結果は出ていないが、美濃部監督の下、中盤の要となった。低いポジションから強く正確なクサビのパスが出せるのが魅力。
⑮ MF:横谷繁(愛媛FC) → 2006年度にガンバ大阪ユースからトップに昇格した6人組、通称「G6」の一人。今シーズンから愛媛に加入し、シーズン途中からポジションを確保した。波は激しいが、スケールの大きさを感じさせる逸材。
⑯ FW:大久保哲哉(アビスパ福岡) → 柏から移籍してきた今シーズン、12ゴールを挙げて、アビスパ福岡の絶対的なストライカーとなった。190cmの高さに加えて、ポストワークにも優れている。勝負強さも魅力で、試合終了間際のゴールが非常に多い。
⑰ FW:ハーフナー・マイク(アビスパ福岡) → 194cmの超大型ストライカー。2007年のカナダU-20ワールドカップの代表選手。今シーズン、横浜FMから加入し、23節に初スタメンを飾ると、以後、先発で6ゴールをマーク。ようやく圧倒的な高さが生かせるようになった。
⑱ GK:室拓哉(サガン鳥栖) → 昨シーズンまで、J1、J2含めて、1試合もリーグ戦の出場経験がなかったが、今シーズン途中、鋭い飛び出しと安定したキャッチングが認められて、GK赤星を押しのけて鳥栖の正GKとなった。26歳にして、大飛躍のシーズンとなった。
⑲ FW:廣瀬浩二(サガン鳥栖) → シーズン途中から大ブレーク。キレのあるドリブルと思い切りのいいシュートで5ゴールをマーク。エースFW藤田の相棒として、フォワードの一角でポジションをつかんだ。リーグ戦終盤は、まさしくチームの攻撃の軸となった。
⑳ FW:木島良輔(ロアッソ熊本) → 幾多のクラブを渡り歩いた苦労人。2008年3月に練習生の立場からチームに加入。1学年下で同じ帝京高校出身のFW高橋泰と絶妙のコンビネーションを見せ、自身も5ールをマークしている。
それでは、投票をお願いします。ノミネートされていない選手を選びたいときは、「上記以外の選手」に投票し、コメント欄に選手名を記入してください。
Q1. 今シーズンのJ2でもっとも成長を遂げた選手は誰だと思いますか? → New!!!
・MF梁勇基(ベガルタ仙台)
・MF関口訓充(ベガルタ仙台)
・FW長谷川悠(モンテディオ山形)
・MF赤星貴文(水戸ホーリーホック)
・FW後藤涼(ザスパ草津)
・DF鈴木伸貴(湘南ベルマーレ)
・FW大西容平(ヴァンフォーレ甲府)
・FW池元友樹(横浜FC)
・MF乾貴士(セレッソ大阪)
・MF香川真司(セレッソ大阪)
・DF槙野智章(サンフレッチェ広島)
・MF高萩洋次郎(サンフレッチェ広島)
・MF李漢宰(サンフレッチェ広島)
・MF米田兼一郎(徳島ヴォルティス)
・FW大久保哲哉(アビスパ福岡)
・FWハーフナー・マイク(アビスパ福岡)
・GK室拓哉(サガン鳥栖)
・FW廣瀬浩二(サガン鳥栖)
・FW木島良輔(ロアッソ熊本)
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