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【Jリーグ】 FW鄭大世も獲得か！？アルビレックス新潟の補強がさすがに凄すぎる。 | | |　

■　第2登録期間(ウインドー)

Jリーグはコロナの影響でイレギュラーなシーズンになっているが第2登録期間(ウインドー)は「2020年7月31日(金)～8月28日(金)」と設定されている。当初の第2登録期間(ウインドー)は「2020年7月17日(金)～8月14日(金)」だったが2週間ほど後ろにずれる形になった。秋には第3登録期間(ウインドー)が設定されており、「2020年10月2日(金)～10月30日(金)」と決まったので今年は秋にもマーケットが開かれる。

予想の難しいシーズンになっているが今週の金曜日が第2登録期間(ウインドー)の期限なので今週はたくさんの移籍話が流れるだろう。8月24日(月)には浦和のDFマウリシオとFWファブリシオのポルティモネンセSCへの移籍が決定して、さらにMF滝(清水→富山)、DF川崎(横浜FC→富山)、MF市丸(G大阪→FC琉球)、MF中野雅(東京V→岩手)の移籍が決定したが夏の移籍市場で目立つのは横浜FMと新潟である。

やや出遅れた横浜FMは破産宣告を受けたロケレンからMF天野純とDF小池龍を獲得したがさらにFW前田大(マリティモ)とFWジュニオール・サントス(柏)を獲得した。DF前貴之(→松本山雅)、GKオビ・パウエル・オビンナ(→栃木SC)、DF山本義(→磐田)などは期限付き移籍を選択したがFW前田大とFWジュニオール・サントスはともに11節の清水戦(A)で初ゴール。すぐに横浜FMに馴染んでさっそく結果を残している。

J3のSC相模原に期限付き移籍していたMF松田詠も呼び戻したので「J1関係の移籍の多くに横浜FMが絡んでいる。」と言えるがJ2の移籍話の多くに絡んでいるのは新潟である。MF中島元(C大阪)とDF荻原(浦和)の2人を期限付き移籍で獲得して、MF福田晃(湘南)を完全移籍で獲得したが、さらにFW鄭大世(清水)の加入も確実視されている。新潟は即戦力となる可能性が高い選手を夏に4人も獲得することになりそうだ。

■　すでに3人の選手を獲得済み

大きな戦力になっているのはC大阪から加入したMF中島元である。1試合目は途中出場だったが2試合目からずっとスタメンで起用されており、終了間際に退いた1試合を除くと全てフル出場を果たしている。J2は10節～14節が「真夏の5連戦」だったが全てスタメンで起用されたのでアルベルト監督の評価は相当に高い。ボランチならびに2列目で起用されているがフォワードの位置でプレーした試合もあった。

　→　2020/07/21 　【Jリーグ】「素晴らしい補強」と言えるMF中島元彦(セレッソ大阪→アルビレックス新潟)の獲得

攻撃力の高いDF荻原、運動量が豊富なMF福田晃も大きな戦力になると思うが、やはり、インパクトが大きいのはFW鄭大世の獲得になる。まだ正式には発表されていないが「ほぼ確実」と言える状況になった。北朝鮮代表としてW杯も経験しているFW鄭大世は36歳になったので年齢的な不安を抱えているが2016年にはJ2で得点王に輝いている。J1でも通算すると65ゴールを記録しているパワフルなストライカーである。

今シーズンの新潟は得点力が高くてリーグ屈指の得点数を記録しているが8節の東京V戦(H)でFWファビオが怪我をして離脱している。8試合で4ゴールを挙げていたFWファビオが離脱した影響は大きくて以降は6試合で2勝1敗3分けとなる。FWペドロ・マンジーやFW矢村などが2トップの一角で起用されているが新戦力のFWペドロ・マンジーは良さをほとんど出せておらず、フォワードの補強に動く可能性は高かった。

FWファビオは「全治4週間～6週間」と診断されているので8月29日(土)に行われる次の15節の福岡戦(A)で復帰できる可能性はあるが「靭帯損傷」なので無理はさせられない。FWペドロ・マンジーに多くを期待するのは難しいことを考えるとこのタイミングでFW鄭大世を獲得できるのは大きい。14試合で5ゴールのFW渡邉新がフォワードの軸になっているがFW鄭大世の加入によってバリエーションは格段に増すだろう。

■　フロントの本気度が伝わってくる。

「4人目の新戦力」になるがフロントの本気度が伝わってくる。新潟は観客動員数の多いクラブなので「5,000人までという制限に最も大きなダメージを受けているJ2のクラブ」と考えられるが「何が何でもJ1に昇格する。」という強い意気込みが感じられる補強を行っている。SHでプレーする機会が多かったMFロメロ・フランクも怪我で離脱しているが穴が出来た時はすぐにフロントが動いて即戦力を獲得している。

「これほど積極的な動きを見せて財政的な問題は生じないのか？」という気もするが選手やサポーターのテンションは上がるだろう。近年のFW鄭大世は怪我の影響もあって清水で出番を失っており、2018年は18試合で3ゴール、2019年は13試合で2ゴールのみ。「今、どのくらいの力があるのか？」を正確に判断するのは難しいが経験豊富で、かつ、エネルギッシュな選手である。大きな戦力になる可能性は高い。

逆に清水はDFノリエガ・エリック(→町田)、MF滝(→富山)、FW栗原イブラヒムジュニア(→沼津)、FW平墳(→藤枝MYFC)の4人の期限付き移籍が決定しており、期限付き移籍のDF岡崎慎に対してはレンタル元のFC東京が復帰を要請しているという。DF岡崎慎とFW鄭大世が抜けるようだと計6人が夏にチームを離れることになる。DF岡崎慎を除く5人はあまり or ほとんど出場機会は無かったが選手層は一気に薄くなる。

※　1位に輝いたのはあの名チャントです。

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