サッカーコラム J3 Plus+　

J1・J2・J3・日本代表などを幅広くカバーするサッカーコラムです。基本的には毎日更新しています。よろしくお願いいたします。

最近のエントリー (20記事)

　2024/01/14 【J1：順位予想】 2024年の予想の受付を開始しました。 (現在の参加者：342名)
　2024/01/09 【J2：順位予想】 2024年の予想の受付を開始しました。 (現在の参加者：172名)
　2024/01/10 【J3：順位予想】 2024年の予想の受付を開始しました。 (現在の参加者：83名)

お勧めしたいエントリー (15記事)

【J3】 2020年の開幕直前の大展望 (下) ～ダークホースは岩手とFC今治！？期待したい選手は・・・。～ | | |　

■　いよいよJ3リーグが開幕

6月27日(土)に開幕するJ3は「FC岐阜・鹿児島・富山・熊本の4強」が自動昇格争いの中心になると思われる。いずれも攻撃陣に魅力のある選手を揃えているが鳥取と長野と藤枝MYFCと秋田も上位候補に挙げられる。過去2・3年のJ3を振り返ってみると分かるとおり、近年のJ3は本当に予想が難しい。「前評判の高いクラブが低迷すること」や「前評判の低いクラブが快進撃を見せること」は普通に考えられる。

富山と同様で鳥取もJ3生活が長くなってきた。J3元年の2014年から参加しているので「7年目」になるが大黒柱のMFフェルナンジーニョが元気なうちにJ2復帰を果たしたい。39歳のMFフェルナンジーニョは2019年もJ3で25試合で7ゴール5アシストと活躍した。キレ味鋭いドリブルは健在なので彼をうまく周りの選手がサポートしたい。新戦力のブラジル人のFWジョアンデルソンにはゴール量産の期待がかかる。

オフにDF福村(→東京V)とFW林誠道(→FC今治)が流出した。MF星野も現役を引退したので流出や退団は少なくなかったがDF小牧、DF藤原拓、MFハモン、FWジョアンデルソン、MF坂井大などを獲得した。攻撃面での貢献も期待できるDF小牧とDF藤原拓を獲得しているので最終ラインの選手が攻撃に参加する機会が多くなると思われる。異例の総入れ替えとなったキーパー陣の奮起が昇格のためには必要である。

2年連続で中位と低迷した長野は高齢化とマンネリ化の打破を目指して大鉈を振るった。J3に昇格してからチームを支えてきた選手がたくさん抜けて新しいスタートを切った。メンバーが大きく入れ替わったので先を見据えて若手をたくさん起用するシーズンになると思うがMF三田尚(八戸)やMF藤山(秋田)やDF広瀬健(新潟)を獲得するなどオフの補強はうまくいった。上位争いに参加しても何ら不思議はない。

■　初のJ2ライセンス取得を目指す藤枝MYFC

2018年は16位とブービーだったが2019年は3位と大躍進した藤枝MYFCはDF鈴木準(秋田)が抜けてしまったがそれ以外の主力はほぼ残留した。その上で元・エースのFW大石治(SC相模原)を獲得するなど戦力アップに成功した。右WBのMF久富良、ベテランのMF枝村なども貴重な戦力になるだろう。ソニー仙台から獲得したMF杉田真は2019年のJFLでベストイレブンに選出されている。Jリーグ初挑戦になる。

今オフも充実した補強が出来たが何よりも大きいのは「J2ライセンスの取得」に目途が立った点である。6月19日(金)に鎌田社長が「J2ライセンス取得に向けた申請手続きを行ったこと」を明らかにした。ライセンス制度は複雑なので「確実に取得できる。」とは言い切れないが大きな前進である。選手やスタッフやサポーターにとっては大きなモチベーションになるだろう。初のJ2昇格を目指せるシーズンになる。

2017年にJ3制覇を達成した後、2年連続で8位に終わった秋田は名将の吉田謙監督を招聘して立て直しを図る。沼津で素晴らしい成績を残した吉田謙監督の引き抜きに成功したのはサプライズだったが沼津よりもいろいろとクラブとして整備されていて、かつ、戦力も整っている秋田で同監督がどんなサッカーを見せるのか？どんな成績を残すのか？は興味深い。侮りがたいチームになるのは間違いないところである。

秋田もオフの補強はうまくいった。10番のMF古田が現役を引退してGK松本(→FC岐阜)やMF藤山(→長野)がチームを離れたがDF輪笠(福島)、DF鈴木準(藤枝MYFC)、GK田中雄(SC相模原)などを獲得した。20代前半から中盤の選手をたくさん獲得してチームはさらに若返るだろう。ノビシロの大きい選手をたくさん抱えているのが今シーズンの秋田の特徴になる。FW中村亮を中心とした攻撃陣に注目と期待が集まる。

■　ダークホース的な存在は岩手とFC今治

2020年のJ3でダークホース的な存在に挙げられるのは岩手とFC今治の2チームだろう。多くの人がこの2チームを「J3の注目クラブ」に挙げている。岩手は英会話スクールで有名な「NOVA」が経営権を取得して「J3優勝を狙える戦力にする。」と公言した通り、積極的な動きを見せた。2019年は断トツの最下位に終わったがメンバーが大きく入れ替わった今シーズンは上位争いに参加してもおかしくない戦力になった。

期待されていたMFヴァンデルソンが中断期間中に契約解除になったのは残念だったがFWモライス、MFモレラト、FWブレンネルという3人の能力が高そうな外国人選手を獲得しており、日本人もFW岸田(山口)やMF後藤京(群馬)やDF藤井航(町田)やMF中村太(大宮)などを獲得するなど実力者を掻き集めた。寄せ集めのようなチームになっているので元・日本代表の秋田監督がどのようにまとめるのか？がポイントになる。

ついにJリーグ初昇格を果たしたFC今治はスペイン人のリュイス監督を招聘した。メンバーはあまり変わらなかったのでJFLで3位に入った2019年と同じようなメンバー構成でJリーグを戦うことになる。注目が集まるのは元・日本代表のDF駒野になる。2019年はJFLでベストイレブンに選ばれる活躍を見せた。38歳になったがまだまだ元気いっぱいである。41歳になった元・日本代表のMF橋本英の活躍にも期待したい。

その他のクラブにも注目選手はたくさんいる。昇格2年目の八戸は2019年のJFLで新人王とベストイレブンに選ばれる大活躍を見せたFW安藤翼に注目したい。FW上形やFW谷尾などとうまく共存できると破壊力は増す。エースのFW武が抜けた福島は昌平高から加入したMF鎌田大に期待したい。今井監督が就任した沼津は冬の高校選手権で得点王に輝いたMF森夢真(四日市中央工高)にサポーターの期待が集まっている。

YS横浜は高卒ルーキーのFWオニエ・オゴチュクウ・プロミスに期待したい。有望な若手をたくさん抱える讃岐は横浜FMから期限付き移籍のFWブラウンノア賢信が高卒1年目でどこまでやれるのか？に注目したい。GKビクトルやMF清原などを獲得したSC相模原は大型補強に成功した。上位争いに参加しないといけない。G大阪U-23はFW唐山、C大阪U-23はFW藤尾という年代別代表のストライカーに注目したい。

　・【J1限定】あなたが好きなチャントはどれですか？　→　150票
　・【J2限定】あなたが好きなチャントはどれですか？　→　218票
　・【J3限定】あなたが好きなチャントはどれですか？　→　105票

★　現在の投票数　→　105票

　　　→　最大で50個まで投票することができます。
　　　→　「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)