■ 新喜劇とのコラボが実現今、最も世間を騒がせているニュースというと「日韓問題」になる。連日、ワイドショーなどのTVメディアで大きく報道されているが、ちょっと前まで話題の中心だったのは「吉本問題(闇営業問題)」だった。いわゆる、宮迫会見が行われたのは7月20日(土)になる。1か月半ほど前の話になるが、すでに世間の関心は薄れている。ことわざでは「人の噂も75日」と言われるが情報化社会の現代では75日も持たない。
続報は定期的に入ってくるが世間の人は注目しなくなった。当時の騒がれ方が嘘のように誰も関心を持たなくなったが、「闇営業」、「後輩芸人は不安よな。松本、動きます。」、「テープを回してないんやろうな。」などが流行語になっており、特に、松本人志さんのツイッターが元になった「○○動きます。」は使い勝手がいいのであらゆる局面で使われており、「2019年の新語・流行語大賞の有力候補」になっている。
「○○動きます。」というワードが登場したことは「今回の吉本問題の副産物」と言えるが、ちょうど「吉本問題」で世間がMAXまで沸騰していた時期にC大阪のファン感謝デーが開催された。吉本新喜劇のメンバーとのコラボ企画が予定されていたので「吉本新喜劇とのコラボは中止になるのでは?」と心配する声は多かったが無事にコラボは行われた。新喜劇はイベントのオーラスだったが大成功企画になった。
「ファン感謝デーの新喜劇」にはC大阪からはFW柿谷、MF清武、DF丸橋、MF水沼、DF瀬古、GK圍が出演。新喜劇からは元・座長の内場勝則さんなどが出演した。内場勝則さんはサッカー好きとしても知られており、「家ではほとんど話をせずに1人でサッカーばかり観ている。」と妻であり、新喜劇メンバーの未知やすえさんに暴露されている。ちなみに「C大阪のOBであるMF乾に顔が似ている。」とも言われる。
■ ファン感謝デーのMVPはDF瀬古新喜劇の座長クラスの人は他にも何人かいる中、内場勝則さんを呼んだのは大正解だったと言えるがC大阪の6人の中では19才のDF瀬古が新米警官役で登場。セリフが多かったので「C大阪の6人の中では一番大変な役回り」だったが何とかこなした。他の5人は中堅世代の選手になるので若手世代の中では唯一の登場だったが臆することなく堂々とした演技を見せてサポーターのハートをがっちりと掴んだ。
「ファン感謝デーのMVPはDF瀬古だった。」という声は多いが、最後の締めにつながる長めのセリフを忘れて安尾信乃助さんに「まだ、じゃないですか?」、「まだ、言うことあるんじゃないですか?」と突っ込まれて場内を騒然とさせた。飛ばしてもストーリー上の影響はないセリフとは違って最後の締めにつながる長めのセリフである。『それを忘れるか?』と観ている人の誰しもが突っ込むアクシデントになった。
DF瀬古は高卒1年目ながらC大阪のCBのポジションを確保している。U-20W杯の本大会でも主力として活躍したサッカー界期待の星になるがこの日の数時間ですっかり「アホの子キャラ」が定着した。C大阪の下部組織は優秀な選手をたくさん輩出している名門になるがMF扇原(横浜FM)を筆頭に「しっかりしてそうな雰囲気なのに抜けている。」という選手が多い。DF瀬古もそのグループの仲間入りとなった。
■ アクシデント風に見せかけた演出だった?「アホ」というフレーズが入っていると『その人を否定している。』、『イジメの一種』と勘違いする人は出てくると思うが、「アホの子」の意味を調べてみると、『天然ボケ系の人に対して使用されることが多い。』、『年の割に純真でスレていない反面、行動や発想が子供っぽかったり、ドジが多かったり、どこか感覚がズレている。』、『原則として実害はない。愚かというわけでもない。』と説明されている。
関西圏では親しみをこめてそういう人のことを「アホの子」と呼ぶが、「サッカー選手でアホの子の代表格」は元・イタリア代表のFWトッティになる。ガセネタも混じっているとは思うが数多の笑えるエピソードがある。日本のサッカー選手では元・日本代表の武田修宏さん、元・なでしこジャパンの丸山桂里奈さんなどは「アホの子」に分類されるが一方で『本当にアホな人はアホの子ではない。』という意見もある。
なので、「武田修宏さんや丸山桂里奈さんはアホの子ではない。」という意見も一理あるような気もするが、今回、話題になっているDF瀬古の締めのセリフ忘れは「予期せぬアクシデントだった可能性」はもちろんあると思うが、「セリフを忘れた風に見せかけて笑いを取るところまで台本に書かれていた可能性」もあると思う。「どちらだったのか?」を判断しようと何度か見返してみたが断定するのは難しい。
何度か「なんばグランド花月」に行って新喜劇を観ているが、実際に劇場で新喜劇を観たときに「不意に起こったアクシデントで笑いを取った。」とそのときに思ったシーンが後日TVで放送された「同じ週の別の日に行われた新喜劇」でも同じ場面で同じようにアクシデント的な笑いを取ったことを確認した。この時に「アクシデント風に見せかけているが実は計算された演出であるパターンもある。」と学習した。
もちろん、ミスキックが入ってしまったシュートでもほとんど選手は試合後に「狙って蹴った。」と語るのとは全くの真逆。演出だったとしても演出だったとは誰も言わないと思うが今回の新喜劇の中でDF瀬古がセリフを忘れたのも演出でアホの子に見えるような演出だった可能性もあると考える。仮に「アホの子に見えるような演出」だったのであればかなりの役者である。ほぼパーフェクトに役をこなしたと言える。
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