■ 否定はできないMF中島翔の不在の影響準々決勝でベトナムと対戦した日本代表は後半12分にMF堂安が決勝のPKを決めて1対0で勝利した。4年前のオーストラリア大会は準々決勝でUAEに敗れてベスト8止まりだったので2大会ぶりのベスト4進出となった。準決勝はイランと対戦することになったが「アジア最強」とも言われるイランとの試合は大一番になる。親善試合を含めてもここまで無敗で来ている森保JAPANにとって真価が問われる重要な試合になる。
ベトナム戦でイエローカードを受けた選手がいなかったのですでに怪我で離脱しているMF青山敏以外の22名は全て起用することが出来る。中心選手である17番のMFタレミを出場停止で欠くことになったイランと比べるとこの点では有利と言えるが決勝Tに突入してから奪ったゴールはCKとPKの2ゴールのみ。大会を通しても5試合で8ゴールのみ。昨秋の親善試合で見せた爆発的な攻撃力は披露することが出来ていない。
10番のMF中島翔を欠いている影響はやはり小さくはない。代役のMF原口はGLの2戦目のオマーン戦でPKを決めるなど攻守に奮闘しているが攻撃の部分で存在感を発揮できない時間帯も少なくない。FW大迫、MF南野、MF堂安、MF中島翔の4人の連携からたくさんチャンスを作ってきたがMF中島翔がいないと攻撃の形を作れなくなる。改めて森保JAPANにとってMF中島翔が必要不可欠な選手になっていたことを痛感する。