■ ちょうど半分の21節を終えたが・・・。J2はちょうど折り返し地点となる21節が終了したが開幕前に優勝候補に挙げられていたチームが軒並み苦戦を強いられている。大宮は8位、甲府は12位、千葉は13位、新潟は15位、徳島は16位に沈んでいる。大宮はここにきて調子を上げてきたので自動昇格争いに加わりそうな流れになってきたが甲府は一時と比べると勢いが落ちてきてきた。千葉は相変わらず勝ったり負けたり。浮上のきっかけを掴みない。
「まだ半分しか経っていないのか?」、「もう半分を過ぎたのか?」は意見が分かれるところだと思うが、夏の補強に成功したクラブが夏以降に勝ち点を積み上げて昇格を勝ち取るケースは多い。昨シーズンの名古屋はその典型例に挙げられる。7月あたりまではもたついたがMFガブリエル・シャビエルを獲得。彼の活躍によって3位でプレーオフに進むことが出来た。J1以上にJ2は夏の補強が大事になってくる。
その理由としては「J1で出場機会を得られなかった実力者が出場機会を求めてJ2で上位争いをしているチームに移籍するケースが多い点」が挙げられる。J1の上位クラブになると夏の補強で有力選手を獲得するのは難しいが、J2の場合は上位クラブでも、比較的、簡単に大きな補強を実現させることが出来る。当然、中位や下位のクラブも積極的な動きを見せるのでJ2の夏の移籍市場はJ1よりも活発になることが多い。