■ 延期分の第4節J3の第4節。当初は4月3日(日)に予定されていたがFC岐阜にコロナの感染者が続出して試合は延期になっていた分が5月18日(水)に行われた。「優勝候補の筆頭」に挙げられながら2勝4敗1分けと出遅れたFC岐阜は5月6日(金)に三浦俊也監督が退任して横山監督が就任した。初陣となった天皇杯予選ならびにリーグ初戦となる8節のSC相模原戦(H)は勝利。監督交代によって流れは変わりつつある。鳥取は1勝5敗1分け。
ホームのFC岐阜は「3-4-2-1」。GK松本。DFヘニキ、服部康、小山新。MF庄司、大西遼、菊池大、宇賀神。FW吉濱、田中順、ンドカ・チャールス。中2日の過密日程ということもあってキーパー以外は総入れ替えとなった。DF服部康、DF小山新、MF大西遼、MF吉濱の4人は今シーズン初スタメンとなった。元・日本代表のFW田中順は3節の沼津戦(A)以来のスタメン起用となった。4節以降はずっとベンチ外だった。
対するアウェイの鳥取は「4-2-2-2」。GK田尻。DF丸山壮、鈴木順、増谷、石田侑。MF世瀬、新井泰、知久、小澤秀。FW石川大、澤上。3連敗中で、かつ、中2日ということもあってメンバーを少し入れ替えてきた。期待のストライカーのFW田口裕はベンチスタート。C大阪から期限付き移籍中のFW澤上が移籍後初スタメンとなった。青山学院大出身で大卒ルーキーのMF小澤秀は今シーズン2回目のスタメンとなった。
■ 攻守に相手を圧倒する展開試合はホームのFC岐阜が攻守に相手を圧倒する展開になった。スタメン10人を入れ替えたFC岐阜だったがチャンスを与えられた選手が奮闘して試合を優位に進めた。前半36分にハーフウェイライン付近からFW吉濱がミドルパスを出すとエリア内でボールをキープしたFWンドカ・チャールスが得意の左足で豪快に決めてホームのFC岐阜が先制に成功する。FWンドカ・チャールスは移籍後初ゴールとなった。
このプレーでFWンドカ・チャールスに対応したCBのDF増谷が怪我をしてプレー続行不可。代わって左SBのDF魚里が投入された。左SBだったDF石田侑がCBに回ることになった。1対0で迎えた後半10分に鳥取の大卒ルーキーのMF小澤秀が抜け出してキーパーと1対1の決定機を迎えたがシュートは枠をとらえることが出来ない。劣勢の展開になった鳥取は1対1の同点に追いつく千載一遇のチャンスを逃した。
FC岐阜は後半14分に途中出場したMF藤岡がエリア内でボールを受けてからシュート。ゴールライン上で戻って来たDF魚里がクリアしたかに思えたが判定はゴールイン。MF藤岡は3戦連発となった。さらに後半36分にも途中出場したMF窪田稜が決めて3点目を奪った。3対0で大勝したFC岐阜は2連勝。9位まで順位を上げてきた。敗れた鳥取はこれで4連敗。8試合で計19失点なので守備が崩壊している。
■ FWンドカ・チャールスが先制ゴール!横山監督になってリーグ戦は2試合目だったFC岐阜は4勝4敗1分けとなった。イーブンの成績に戻したが2位の福島との差は「5」。射程圏内に捉えた。スタメンを10人も入れ替えてきたが監督が代わってチーム内の競争が激化している。2対0で勝利した8節のSC相模原戦(H)も内容的にはかなり良かったので「次の試合のスタメンがどうなるのか?」は興味深い。元に戻すのか?そのままなのか?両者を混ぜるのか?
8節のSC相模原戦(H)の結果や内容が良くなかったのであれば鳥取戦(H)のスタメンが中心になったと思うがここ2試合はともに出来は良かった。幸いにして次のリーグ戦は5月29日(日)なのでかなり先の話になる。今週末は天皇杯の1回戦の中京大学戦になるが横山監督はどういう選択をするだろうか?ここ2試合はともに起用した選手がしっかりと活躍しているので「監督にとっては嬉しい悩み」ということが出来る。
前半に生まれたFWンドカ・チャールスの先制ゴールは非常に大きかったがFWンドカ・チャールスはようやくの移籍後初ゴールとなった。開幕当初はフォワードの位置で起用されていたがここ最近は出番が減っていた。ようやく巡ってきたチャンスだったがポテンシャルの高さを感じさせるゴールだった。体の強さを生かしてしっかりと相手をブロックしてシュートチャンスを作った。2点目のMF藤岡のゴールもアシストした。
■ 4連敗となったガイナーレ鳥取。守備が崩壊中。敗れた鳥取はこれで4連敗となった。ここ3試合で計10失点となったがまだ8試合目にして「3点差以上で敗れた試合」が早くも4回目。異常なペースと言える。昨シーズンのラスト5試合は4勝1敗と絶好調。5試合で計13ゴールを奪ったがオフの主力の流出はほぼ無かった。今シーズンはJ2復帰に向けて大きなチャンスだったが1勝6敗1分けと大きく出遅れた。監督交代が実施されても何ら不思議はない状況になっている。
8試合で7得点なので得点もあまり取れていないがより大きな問題を抱えているのは守備陣になる。FWンドカ・チャールスに対応したのはDF増谷だったがフィジカル勝負で負けてしまった。直後にDF増谷は負傷交代しており、「どのタイミングで怪我をしたのか?」は分からない。マッチアップした時点で怪我をしていて十分に動けなかった可能性はあるが利き足である左足でシュートを打たれてはいけない。
更なる飛躍が期待されたFW田口裕、MF新井泰、MF安藤一、MF世瀬などが思うような活躍が出来ていないのも鳥取にとっては大きな誤算と言えるがベテランはほぼいないチームなので若手もしく中堅世代の選手がリーダーシップを取って立て直さないといけない。数少ないポジティブな要素と言えるのは大卒ルーキーのMF小澤秀が何度か好プレーを見せたこと。ドリブルでの仕掛けは相手の脅威になった。
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