サッカーコラム J3 Plus+　

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【J3編】 2022年シーズンの順位予想は？～1：岐阜、2：相模原、3：富山、4：松本、5：愛媛、6：鹿児島 (37名)～ | | |　

2022年1月27日(木)の夜の時点 → 36名分の集計結果

6位：鹿児島ユナイテッド　・・・　平均予想順位： 6.92位

→　降格3年目の鹿児島の平均予想順位は6.92位となる。女子サッカーの伊賀フットボールクラブくノ一で指導者としての実績を積み上げた元・日本代表の大嶽直人監督を招聘して2度目のJ2昇格を目指しているがMFロメロ・フランク(新潟)、DF薩川(讃岐)、DF広瀬健(長野)などを獲得した。派手な補強を行ったわけではないが主力の流出を最小限に抑えつつ、即戦力クラスの選手をたくさん獲得して戦力アップに成功した。

6番手評価となるが4番手の松本山雅や5番手の愛媛FCとの差はわずか。「昇格候補の1つ」と言える。アーサー・パパス監督ならびに上野監督は攻撃的なサッカーを志向したが草創期の横浜フリューゲルスでCBなどで活躍した大嶽監督はどんなチームを作るのだろうか？J2行きも十分に考えられた得点源のMF米澤の引き止めに成功したのは良かったがJ3に降格してからはホームでの下位相手の取りこぼしが目立つ。

5位：愛媛FC　・・・　平均予想順位： 6.17位

→　「初のJ3降格」となった愛媛FCは石丸監督が復帰した。2013年と2014年に愛媛FCを率いているのでこの時以来の復帰となるが若手育成に長けた指導者を招聘したことがプラスに作用したのか、オフの補強は大成功。FW藤本佳(→山形)やMF川村(→広島)などが退団したがベテランのGK徳重(長崎)を獲得。FW松田力(C大阪)、FW進昂平(群馬)、DF森下怜(町田)、FW大澤(大宮)、MF佐々木匠(仙台)なども獲得した。

各ポジションに実力者 or 有望株を獲得して「クラブ史上屈指の補強が出来た。」と言える。注目が集まるDF森脇(京都)にはピッチ外での貢献も期待される。平均予想順位は6.17位。5番手評価となるが1つ上の松本山雅との差はほとんどない。「昇格候補の1つ」に挙げられている。今シーズンは愛媛FCが降格したことでJリーグの舞台では初めてとなる愛媛ダービー(vs FC今治)が実現する。大きな注目が集まるだろう。

4位：松本山雅　・・・　平均予想順位： 6.14位

→　初のJ3降格となった松本山雅はJ3の中では突出した資金力を持っているので「大型補強を敢行するだろう。」と思われたが予想に反して静かなオフになった。GKビクトル(山形)、MFパウリーニョ(岡山)、DF安田理(千葉)を獲得したが補強ポイントだった攻撃陣はMFセルジーニョが契約満了。FW阪野(→東京V)、MF河合秀(→山形)、FW鈴木国(→山形)、FW山口一(→町田)などが退団。むしろパワーダウンした。

このままだと得点力不足に苦しむのは確実である。それもあって平均予想順位は6.14位。4番手評価となる。名波監督の手腕も不安要素に挙げられており、「昇格を逃す可能性の方が高い。」と考えるファンが多くなっている。前評判はあまり良くないがJ3の開幕まであと1か月半ほどあるので、先日、発表されたDF安田理に続いてネームバリューのある選手を獲得することは考えられる。攻撃陣の補強が期待される。

3位：カターレ富山　・・・　平均予想順位： 4.92位

→　秋以降に急失速して2014年以来のJ2復帰を逃した富山は2021年のJ3の得点王であるFW川西(FC岐阜)、大型ボランチのMFアルトゥール・シルバ(横浜FC)、若手のボランチのMF柴田(湘南)などを獲得した。一方でドリブラーのMF音泉(→水戸)、守備の中心だったDF戸根(→岩手)が流出したのでマイナス材料もいくつかあるがまずまずの補強が出来た。平均予想順位は4.92位。3番手評価なので高評価と言える。

最も注目が集まるのはFW川西だろう。山形時代に石崎監督の指導を受けているがこのときはボランチなど中盤でプレーする機会が多かった。やはり、昇格争いのライバルになる可能性が高いFC岐阜から得点源となるエースストライカーを強奪できたのは相当に大きい。J3のクラブになると「ライバルクラブの戦力を削ぐ補強」はなかなか難しい。「昇格請負人」と言われる石崎監督にとっては勝負の2年目になる。

2位： SC相模原　・・・　平均予想順位： 4.36位

→　昇格1年目のJ2で奮闘したが「1年でJ2降格」となった。ただ、高木琢也監督になった後、盛り返して最後まで残留争いに絡んだことは評価できる。「1年でのJ2復帰」が目標になるが実績のあるFW船山貴(千葉)、元・日本代表のDF水本(町田)、190センチのGK圍(松本山雅)などに加えてMF田中陸(山口)、FW浮田(山口)といった若手もたくさん獲得した。いい補強が出来たこともあって上位候補に挙げられている。

「FC東京や浦和や横浜FMといった関東で活動するJ1のクラブから出場機会を欲している若手を期限付き移籍で獲得する。」というのはSC相模原の特徴になりつつあるが今オフもFW野澤(FC東京)やDF福島竜(浦和)などを期限付き移籍で獲得した。2021年もMF成岡輝など夏に獲得した期限付き移籍の若手が試合経験を積んで活躍した。平均予想順位は4.36位。大型補強を行ったFC岐阜に次ぐ2番手の評価となる。

1位： FC岐阜　・・・　平均予想順位： 3.08位

→　FW田中順(神戸)、DF宇賀神(浦和)という元・日本代表のみならず、MF庄司(京都)とMFヘニキ(山口)の再獲得に成功。FW藤岡(宮崎)とFWンドカ・チャールス(Y.S.C.C.横浜)というJ3のオフの移籍市場の目玉選手を獲得してさらにはDFフレイレ(長崎)やMF菊池大(栃木SC)など実績のある選手をたくさん獲得。今オフのJ3の移籍市場の話題をほぼ独占したFC岐阜が1番手評価となる。平均予想順位は3.08位となる。

2番手評価のSC相模原が4.36位なので2位以下との差はまずまず大きい。「J3の昇格争いの本命」と言える。大宮や札幌をJ2からJ1に引き上げた経験のある三浦俊也監督を招聘したが「ブロックを作って攻めて来る相手を焦らすこと」に長けた三浦俊也監督が実績のある選手をたくさん抱えているFC岐阜でどういうサッカーをするのか？は興味深い。ベテランがたくさんいるので脇を固める若手がキーになるだろう。

表1. J3編の途中経過・36名分 (上位グループ)

ランク	クラブ名	平均予想順位	1位	2位	3位	4位	5位	6位	7位	8位	9位	10位	11位	12位	13位	14位	15位	16位	17位	18位
1	FC岐阜	3.08	11	5	7	5	3	2	2	1	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
2	相模原	4.36	3	4	10	4	5	4	1	3	1	0	1	0	0	0	0	0	0	0
3	富山	4.92	6	4	6	4	2	3	3	1	3	0	3	1	0	0	0	0	0	0
4	松本山雅	6.14	4	5	4	5	2	3	0	2	3	2	3	0	0	0	1	0	0	2
5	愛媛FC	6.17	4	6	1	2	3	5	4	3	1	2	2	0	1	0	0	0	2	0
6	鹿児島	6.92	4	1	2	3	4	5	3	1	3	2	2	3	2	0	1	0	0	0

投票

　・【J1】今オフの補強で「特にいい補強だ。」と思うのはどれですか？ (日本人編)　→　1,809票
　・【J2】今オフの補強で「特にいい補強だ。」と思うのはどれですか？ (日本人編)　→　1,192票
　・【J3】今オフの補強で「特にいい補強だ。」と思うのはどれですか？ (日本人/外国人)　→　307票

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順位予想バトル (2022年) ・・・受付期間： 2022年1月7日(金)～2月18日(木)

　・順位予想 J1編 (投稿用フォーム)　→　https://bit.ly/3t4gcW5
　・順位予想 J2編 (投稿用フォーム)　→　https://bit.ly/3G1POzO
　・順位予想 J3編 (投稿用フォーム)　→　https://bit.ly/3rdqIbh

　2022/01/10 　【J1】順位予想バトル 2022年版受付開始しました。 (現在の参加者：152名)
　2022/01/08 　【J2】順位予想バトル 2022年版受付開始しました。 (現在の参加者：92名)
　2022/01/09 　【J3】順位予想バトル 2022年版受付開始しました。 (現在の参加者：37名)

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　　　※ J1編は第15回、J2編は第14回、J3編は第9回となります。