サッカーコラム J3 Plus+　

J1・J2・J3・日本代表などを幅広くカバーするサッカーコラムです。基本的には毎日更新しています。よろしくお願いいたします。

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【J2】全22クラブの開幕前の戦力評価 (松本山雅・アルビレックス新潟・ツエーゲン金沢) (2020年) | | |　

松本山雅　・・・　C-

→　「1年でのJ2降格」となった松本山雅は大鉈を振るった。DF飯田真、MF岩上、MF宮阪、FW高崎といった松本山雅を支えてきた選手との契約を更新しなかった。特にJFL時代の2010年からずっと松本山雅に在籍しており、最終ラインの砦として貢献してきたDF飯田真との契約を更新しなかったのは驚きだった。34歳になったDF飯田真はピークの時期こそ過ぎているが空中戦の強さは相変わらずである。

GK守田、MF町田、MFパウリーニョ、FW永井龍は移籍を決断。昨夏に加入したDF水本はレンタル終了となったので主力クラスの半数ほどが抜けている。チームの高齢化が進んでいたので仕方がないところもあるが重要な選手が何人も抜けたので不安は大きい。加入したのはFW高木彰、MFアルヴァロ・ロドリゲス、MFアウグスト、MF鈴木雄、DF乾大知、DF吉田将、DF森下怜、GK圍など。若手中心の補強になった。

期限付き移籍中のFW韓勇太、FW小松蓮、DF下川陽もいるので若手から中堅世代の選手で能力の高い選手が一気に増えた。進んでいる方向は正しいと思うが加入2年目となるFWイズマが大覚醒でもしない限りはコンスタントに勝ち点を積み上げるのは難しいと考えられる。大きく低迷することはないと思うが勝ちきれない試合が多くなって「10位前後をウロウロするシーズンになる可能性が高い。」と言える。

降格1年目の2020年は我慢のシーズンになる可能性は高いが長期政権だった反町監督がチームを離れて新しくチームを作り直すことになったので一時的に停滞するのは仕方がない。今シーズンはチームのベースを作って「FW韓勇太、FW小松蓮、DF下川陽などが復帰してくるだろう来シーズンに勝負をかける。」というのが現実的である。ブレイクしそうな選手はたくさんいるので「誰がブレイクするのか？」は興味深い。

アルビレックス新潟　・・・　B-

→　スペイン出身のオルトネダ監督を招聘した新潟は降格3年目になるがスタイルは大きく変わるだろう。長きに渡ってバルセロナで仕事をしてきた指導者なので「パスサッカー」に強いこだわりをもっているはず。新潟というと伝統的に「堅守速攻型のチーム」である。そういうサッカーを好むサポーターが多いと思われるのでゆっくりと後ろから組み立てていくサッカーに戸惑うサポーターはたくさん出てくるだろう。

春先から結果が出たらスムーズにチーム作りは進んでいくと思うが、躓いた場合、不穏な空気が流れることは十分に考えられる。スタイルを変えるというのは簡単なことではないので「最初の数試合で結果を出せるのか？」はポイントになるだろう。どういう形であれ序盤にある程度の結果を出すことができればスタイル変更の仕事はスムーズに進むだろう。結果が出ないようだと早い段階で進退問題に発展するだろう。

昨今のJリーグはスペイン出身の監督が増えており、ロティーナ監督やリカルド・ロドリゲス監督は素晴らしい仕事をしているが思うような結果を出せない監督も少なくない。「FWレオナルドの穴をどう埋めるのか？」がポイントになるがFWファビオとFWペドロ・マンジーはともに能力の高いストライカーである。どちらかがフォワードの軸になるだろう。1人で穴を埋めるのは難しいが15ゴール程度は期待したい。

オフの補強はまずまずだったがMF本間至が流出しなかったことが最大の成果と言える。新たに10番を背負うことになったので「チームの顔」として攻撃陣を引っ張っていくことが期待される。10ゴール10アシストは簡単に達成できる数字ではないが「このくらいの数字を残しても不思議はない。」と言える。新戦力のDFマウロとMFゴンサロ・ゴンザレスも能力の高い選手なのでセンターラインはかなり強固である。

ツエーゲン金沢　・・・　D+

→　柳下監督になって4年目になるが集大成のシーズンになるだろう。順位は17位→13位→11位なので着実に力をつけており、2019年の11位というのはクラブ史上最高順位だった。プレーオフ争いにも参加したのでまずまずのシーズンになったがオフの移籍市場では苦戦を強いられた。MF加藤大、DF山本義、DF沼田の3人が流出して、FW垣田、FW小松蓮、FWクルーニーの3人はいずれもレンタル終了となった。

獲得したのはFWルカオ、DFホドルフォ、DF山田将、DF杉井、DF下川陽、GK石井綾など。中央大から加入するFW加藤陸には即戦力の期待がかかるが3人のフォワードが抜けた割には攻撃陣の補強があまり進まなかった。昨夏に加入して14試合で4ゴール3アシストと活躍したFW山根永のレンタル延長に成功したのは良かったが「フォワードの軸になれそうな選手」は見当たらない。FW垣田が抜けたのは相当に痛い。

FW山根永とMF大石竜の2人が定位置を確保して攻撃陣を引っ張っていかないと高確率で得点力不足に苦しむことになると思われるが例年どおりで春先から若手をたくさん抜擢して「育てながら勝つことを目指すシーズン」になるだろう。長期離脱中の右SBのDF長谷川巧は順調に回復したとしても復帰時期は4月末か5月上旬になる。DF小島雅もレンタル終了になったので右SBのポジション争いも注目点になる。

ネガティブなニュースの多いオフになったがGK白井とMF藤村の2人が残ったのは大きい。また、左SBはDF沼田が抜けてしまったがDF下川陽の獲得に成功した。J2の左SB/WBの中では指折りの有望株なので驚きの移籍だった。昨シーズンはMF大石竜、DF長谷川巧、FW小松蓮などがプチブレイクを果たしたが今シーズンはDF石尾、DF高安、FW加藤陸、DFホドルフォ、DF杉井などがブレイク候補に挙げられる。

　→　　【J2】全22クラブの開幕前の戦力評価 (モンテディオ山形・水戸ホーリーホック・栃木SC)
　→　　【J2】全22クラブの開幕前の戦力評価 (ザスパクサツ群馬・大宮アルディージャ・ジェフ千葉)
　→　　【J2】全22クラブの開幕前の戦力評価 (東京ヴェルディ・町田ゼルビア・ヴァンフォーレ甲府)
　→　　【J2】全22クラブの開幕前の戦力評価 (松本山雅・アルビレックス新潟・ツエーゲン金沢)
　→　　【J2】全22クラブの開幕前の戦力評価 (ジュビロ磐田・京都サンガ・ファジアーノ岡山) (2020年)
　→　　【J2】全22クラブの開幕前の戦力評価 (レノファ山口・徳島ヴォルティス・愛媛FC) (2020年)
　→　　【J2】全22クラブの開幕前の戦力評価 (アビスパ福岡、ギラヴァンツ北九州、V・ファーレン長崎、FC琉球) (2020年)

★　現在の投票数　→　229票

　　　→　最大で20人まで選択して投票することができます。
　　　→　「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)

受付期間(J2編)

　2020年1月7日(火)～2020年2月20日(木)まで

　　　→　J1の開幕戦(2月21日)の前日までです。
　　　→　不公平が生じるので、それ以後は受け付けません。
　　　→　順位決定方式やポイントの計算方式等のルールはこれまでと全く同じです。
　　　→　同ポイントで並んだときは投稿時期が早かった人が上の順位になります。

　　　→　早い時期に投稿した方がいい順位(いい成績)になる可能性が高まります。
　　　→　誤字・脱字・抜け・漏れにはくれぐれもご注意ください。
　　　→　たくさんの予想が集まった方が面白いので気軽に参加してください。

【質問内容】

　(項目1) ハンドル名
　(項目2) 年代
　(項目3) 性別
　(項目4) 地域
　(項目5) 好きなJリーグのチームはどこですか？ (複数選択可)
　(項目6) J2の全22クラブの順位を予想をしてください。
　(項目7) その理由を簡潔にお書きください。
　(項目8) 好きなクラブ以外で2020年のJ2で注目するクラブとその理由をお書きください。
　(項目9) 2020年のJ2で注目する選手とその理由をお書きください。
　(項目10) 2020年のJ2でブレイクすると思う若手選手は誰ですか？
　(項目11) 好きなシステムや好きなスタイルは何ですか？(省略可)

・投稿用フォーム (J1編)　→　https://form1ssl.fc2.com/form/?id=d891dd2db0db8597
・投稿用フォーム (J2編)　→　https://form1ssl.fc2.com/form/?id=1d0624440ac55df6
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