川崎フロンターレ→ 異次元の強さを発揮して3度目のJ1制覇を達成した川崎Fの次なる目標は「リーグ2連覇」と「アジア制覇」になる。特にアジアの舞台で最近は結果を出せておらず、批判の声は大きいことを考えると「本腰を入れてアジアタイトルの獲得を目指すことになるだろう。」と思われる。日本勢では浦和とG大阪と鹿島をアジアを制した経験を持っているが、やはり、アジアタイトルを獲得できるとクラブとしての格が上がる。
「川崎Fのサッカーは国内でしか通用しないサッカーなのでACLで結果を出せていない。」と言われるケースは多いが個人的にはそういう印象はない。また、前回、ACLに出場した2019年と比べるとサッカー自体が大きく変わっている。「2021年はアジア制覇のチャンスのシーズン」と言える。どういう形でACLが開催されるのか?はまだはっきりしないが選手層を厚くしないと乗り切ることは難しいと考えられる。
11月25日(水)にJ1制覇を達成したがその翌日も移籍に関するニュースは流れなかった。移籍に関する情報があまり流れないクラブなので「例年通り」と言えるが圧倒的な強さでJ1を制覇したことを考えると「選手の入替えは最小限にとどまる可能性大」である。MF中村憲の引退は決定しているが現時点では主力流出の話は流れておらず。就任4年目となる鬼木監督は当然のことながら「続投は確実」である。
Jリーグで素晴らしい活躍を見せた選手に対して欧州のクラブが関心を寄せることは考えられるが「今オフ、欧州移籍が実現する可能性がある選手」というとやはりMF三笘になる。これだけの活躍を見せたMF三笘に対して欧州のスカウトが関心を寄せないはずはない。ベルギーやスイスやオランダなどではなくてイタリアやドイツやスペインやイングランドの有力クラブからオファーが届く可能性の高い選手である。
MF大島僚、MF田中碧、MF脇坂、FW旗手なども欧州移籍が考えられるが過去を振り返ってみても「主力があまり流出しないクラブ」である。鹿島やG大阪やFC東京などライバルクラブと比較しても「所属選手の欧州移籍は少ないクラブ」である。大学生を獲得するケースが多いので「20歳前後で活躍する選手が少ない。」という点が1つの理由に挙げられるが欧州移籍する選手が少ない点も川崎Fの強さの理由である。
中盤から前目のポジションの充実ぶりは目を見張るものがある。MF三笘やFW小林悠やDF車屋やMF田中碧でさえベンチスタートになるケースが多いクラブである。選手層の厚さはJ1の中でも群を抜いているが「控えキーパー」と「控えのCB」と「控えの右SB」はかなり手薄である。GKチョン・ソンリョン、DF谷口彰、DFジェジエウ、DF山根視が離脱すると戦力は大きくダウンする。このあたりが補強ポイントになる。
横浜Fマリノス→ 2019年にリーグ制覇を達成した横浜FMはオフの補強も積極的だった。2連覇が期待されたが早々に上位争いから脱落した。同県のライバルクラブである川崎Fに大差をつけられてしまった。ACLはGL突破を果たしたがラウンド16で敗退した。2019年に見せた横浜FMのサッカーは各方面から絶賛されて川崎Fや清水などのスタイル変更のきっかけを作ったが研究されたこともあって思うような結果は出せなかった。
ポステコグルー監督に対する批判の声は少なくなかったが続投が決まった。勝負の4年目になるが、今のところ、移籍に関するニュースは少ない。「興国高の選手を4人も獲得したこと」が1番のニュースと言える。唯一、獲得候補として名前が挙がっているのはFWエルベル(ECバイーア)になる。「28歳のブラジル人プレーヤー。基本ポジションは左ウイング。CFや右ウイングやトップ下でもプレー可能」と言われている。
FWエリキと重なる部分は多いので「FWエリキの後釜候補」と考えているのかもしれない。ポジティブに考えられるのは移籍話が浮上したタイ代表のDFティーラトンの残留がほぼ確実になった点。上海申花やBGパトゥム・ユナイテッドなどが関心を寄せていたが「残留を決断した。」と報じられた。横浜FMのサッカーに上手くフィットしたDFティーラトンが抜けるとダメージは大きかったので「まずは一安心」と言える。
注目は期限付き移籍組の動向になる。FWエリキとFWジュニオール・サントスとFW前田大の3人は他クラブからの期限付き移籍になるが逆に横浜FMから他クラブに期限付き移籍している選手は17人もいる。MF椿(北九州)はメルボルンCへの期限付き移籍が確定して、五輪代表のFW遠藤渓(ベルリン)は2021年の夏までの期限付き移籍になるが「2021年1月31日までの期限付き移籍」という選手がほとんどである。
DF山本義(磐田)、MF仙頭(京都)、DF前貴之(松本山雅)、FWエジガル・ジュニオ(長崎)、MF泉澤(甲府)、MF山田康(水戸)、MF吉尾(町田)などの動向は横浜FMというよりはJ2のリーグ戦や昇格争いに大きな影響を及ぼす可能性が高い。近年は能力の高い選手をJ2のクラブに貸し出すケースが多い。DF山本義、MF仙頭、DF前貴之などは横浜FMでほとんど出番がなかったが移籍先では主力として活躍している。
もう1つの注目点はキーパー陣になる。10月にGK高丘(鳥栖)を完全移籍で獲得してGKオビ・パウエル・オビンナをJ2の栃木SCから呼び戻した。逆にGK朴一圭を鳥栖に貸し出したがGK梶川とGK中林もいる。期限付き移籍のGK原田岳(SC相模原)がいて、高校3年生のGK田川(興国高)とGK寺門(横浜FMユース)の加入も決定しているので保有権を持つキーパーは8人もいる。MAXでも「5枠」なので動向は注目される。
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