川崎フロンターレ ・・・ S-
→ 圧倒的な強さで2020年のJ1を制覇した川崎Fは「2021年のJ1の大本命」である。「2連覇を達成する可能性は高い。」と言えるが過去を振り返ってみると2007年以降のJ1で開幕前に本命視されたクラブがリーグ制覇を達成したケースは一度もない。昨シーズンも開幕前は横浜FMが本命視されたが攻守が噛み合わずに9位に終わった。本命視されるとマークが厳しくなるので思い通りの結果を残せないケースは多い。
「本命視されたクラブはリーグ制覇を達成できないというジンクスを打ち破ることができるか?」が注目点になるが選手の入れ替えはあまりなかった。大黒柱のMF中村憲が現役を引退してMF守田(→サンタ・クララ)が海外移籍を選択したがMFシミッチ(名古屋)、MF塚川(松本山雅)、MF小塚(大分)の獲得に成功した。MFシミッチとMF塚川は高さのある選手なので特にアジアの舞台で力を発揮する可能性が高い。
静かなオフになったが他にはMF齋藤学(→名古屋)が退団してFW知念(大分)とFW宮城天(富山)が復帰してFW遠野(福岡)もレンタルバックとなった。昨オフに加入したFW遠野は、即、レンタルとなったので初めて川崎FでプレーすることになるがJ2で結果を残して川崎Fでプレーすることになった。怪我明けのFW長谷川竜也もいるので攻撃陣の選手層は厚い。どこまで存在感を発揮できるのか?は大きな注目点になる。