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2022年6月13日 (月)

トランプは我々は「ロシアと仲良く」すべきだと言った。彼は正しい

マイク・ホィットニー
2022年6月4日
Unz Review

 ウクライナの、この地図をご覧願いたい。

 何が起きているか皆様おわかりだろうか? ロシアは西部国境に沿いに緩衝地帯を作っている。

 彼らは、なぜそうしているのだろう?彼らは緩衝地帯で、どんな恩恵を得るだろう?

 ウクライナがNATOに加入すると脅しているので、緩衝地帯はロシアとウクライナ間にプーチンが必要と思う距離をおく。それで彼は西部国境に非武装地帯を作っているのだ。

 だが、それは何を証明するだろう?

 それは我々が、はなからウソをつかれていたことを証明する。プーチンは、メディアが我々に伝えているようなソ連帝国再建を計画していない。彼は、国会議事堂、キエフ占領を望んでおらず、ウクライナの広大な領土全てを征服することを望んでいなかった。それは全てたわごとだった。

 彼がしたいとを望んでいたことは、彼がしたことなのだ。

 私の言葉を額面どおりに受け取らず地図をご覧願いたい。皆様ご自身の目で見られることをCNNやレイチェル・マドーから聞かされる必要はない。これが「現地」の現実だ。

 これは緩衝地帯だ。それはロシアとウクライナ間に距離を作り、ドンバス地域のロシア人を守り、ロシアの重要な深海港セバストポリがあるクリミアにランドブリッジを確立できる。言い換えれば、プーチンが最初から達成したいと望んだこと、つまり西部国境沿いの安全保障の確保だ。

 我々が見ているのは、ロシア「特別軍事作戦」の基本的特徴だ。そう、多くの人々は「戦争」と呼びたがるだろうが、この単語は「特別軍事作戦」ほど厳密ではない。

 なぜだろう?

 なぜなら「特別軍事作戦」の主目的は、これまで8年絶え間ない砲撃下にあったロシア人の命を救うこと、敵対的なNATO軍とミサイル・システムがロシア国境に配備されるのを阻止する安全保障地帯の作成なのだから。これが「特別軍事作戦」の目標だ。ロシア管理下の地域の「非軍事化」と「非ナチ化」だ。おわかりだろうか?

 「特別軍事作戦」はドンバスを超えて、キエフや西部の都市に及ぶだろうか?

 おそらく、そうではない。ドンバスを越える前進は、まだロシアで起きていない兵士と資源の完全動員を伴う。動員をしないことで、プーチンは欧米に、彼は地図上の地域に作戦を限定すると信号を送っているのだ。(一部、多少拡大し)プーチンは主な関心が、安全保障で、彼の懸念がバイデンとゼレンスキーに軽く無視されたため、自分で問題に対処したのだ。言い換えれば、彼は自身の解決策を押し付けたのだ。

 わかった、だがこれが特別軍事作戦の特徴なら、より広範な戦争の可能性はどうだろう?

 それはバイデン次第だ。もしワシントンがロシア国内の標的を攻撃できる兵器システムを送って、エスカレーションの道を進めば、プーチンは反撃するだろう。我々は今頃それを理解しているべきだ。プーチンは何があろうと後退するまい。ワシントンが攻撃を強化すれば、彼らも等しい対応を準備するはずだ。物事は、そのように動く。今のところ「特別軍事作戦」は単なる「特別軍事作戦」に過ぎない。だが戦争となれば、全て白紙に戻る。そうなれば、完全動員、アメリカ-ロシア関係の完全な決裂となり、東から西への炭化水素の全ての流れは停止するだろう。

 ヨーロッパとアメリカが、それに対する用意ができていると皆様は思われるだろうか? EUが現在ロシアから輸入している石油の25%と天然ガスの40%を全て置き換えることができると皆様は思われるだろうか? 太陽光発電で稼働する工場に、時間通り到着できる風力発電自動車を皆様はお持ちだろうか? 水素あるいは古いプリウスのバッテリーで家を暖める計画を皆様はお持ちだろうか?

 いいえ、お持ちではないし、ヨーロッパもそうだ。ヨーロッパは化石燃料で動いている。アメリカは化石燃料で動いている。より多くの化石燃料が消費されると、それだけ経済は成長する。消費する化石燃料が少なければ、それだけ経済は縮小する。「それをプーチンのせいにしたい」アメリカ政府の見当違いの願望に引き起こされた高失業率、縮小経済、急上昇するインフレ、果てしない景気後退と深まる社会病理の暮らしに皆様覚悟はおありだろうか?

 それは悪い選択肢ではないだろうか? とりわけ面目を保てる合意がいつで可能な時に。実際、もし彼がプーチンに友情の手を差し延べ、ウクライナは、永久に中立を受け入れ、NATO拡大は早急に停止すると宣言すれば、バイデンは明日戦いを止められる。

 必要なことはそれだけだ。オリーブの枝を差し出せば、プーチンは「攻撃を止める」だろう。保証する。

 それは、この男だったら、しただろうことだ。彼を覚えておられるだろうか? トランプが在職し、ガソリンが1ガロン2ドルで、皆に仕事があり、インフレがなく、暴力犯罪が制御されていた時、どれぐらい酷かったか覚えておられるだろうか?

 ロシアについて、トランプが言わざるを得なかったことをお聞き願いたい。

 「我々がロシアと良い関係を持つよう私は希望する。私ははっきりそう言うし、何年間もそう言っている。我々がロシアと良い関係を持つのは良いことだと私は思う。それは非常に重要だ。そして、いつかそうなると私は信じている。ロシアは大国で、核兵器保有国で、我々がうまくやって行くべき国で、我々は最終的にロシアと仲良くやれると私は思う。

 彼は正しいではないか? 我々はロシアと仲良くし、阿呆連中が我々を第三次世界大戦に引きずり込む前に戦闘を終わらせる必要がある。

記事原文のurl:https://www.unz.com/mwhitney/trump-said-we-should-get-along-with-russia-hes-right/

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 プーチンが止めようとしないとウソをばらまく大本営広報部。戦争をしかけた宗主国議会での応答が、宗主国が覇権維持のため、永続させる狙いであることを証明している。

 The Jimmy Dore Show

U.S. Wants Ukraine War To Last Forever

 福島第一原発事故の際、テレビでは、政府お雇いのエセ専門家連中がとんでもないウソを言い続けていた。そうした中、果敢にメルトダウンの事実を主張しておられた方の一人が小出裕章氏。原発推進政府に尻尾を振れば出世し、教授の肩書きをもらえる。小出氏は政府方針に真っ向から反対のためだろう、身分は最後まで助教だった。

 久しぶりに小出氏の講演を拝聴した。1時間48分

2022.6.4 小出裕章氏講演会「未来を生きるあなたへ・・・」「火力発電・原子力発電とも、蒸気でタービンを回すだけの『古めかしい蒸気機関』に過ぎない。

 2022 春の立憲デモクラシー講座 岡野八代教授の講演に仰天。三権分立など、たてまえ。話題の自民党議員、ゼレンスキーも顔負け。

戦争と抑圧の時代 杉田敦×五野井郁夫×岡野八代【2022 春の立憲デモクラシー講座】20220605 1時間11分

 日刊IWJガイド

「ウクライナ紛争でマスメディアに登場する専門家の質を問う! /IWJは経済的に大ピンチです! 緊急のご支援をお願いします!」

 『エセ専門家を決して信じるな』

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