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2021年10月16日 (土)

台湾を巡り戦争するのを支持する人は誰であれ頭がおかしなばか者

2021年10月8日
ケイトリン・ジョンストン

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 最近台湾は大いに報道されており、本当に人々の狂気を生み出している。

 中国が台湾の「防空識別圏」を侵害しているとマスメディアは偽って報じ、中国が「台湾上空で軍用機を飛行させている」という一層ばかげた主張を報じるまでに至っている。実際には、中国の飛行機は、台湾が「防空識別圏」と呼ぶ、台湾海岸から何百マイルも遠く離れた中国大陸の大部分を含む、恣意的に指定した空域法的に認められていない空域に入ったに過ぎない。これは北京を恫喝するため、アメリカと同盟諸国が係争中の海域で戦艦を頻繁に航行させていることへの対応である可能性が高い。

 Moon of Alabamaが報じている通り、中国がもたらす危険についての「懸念」を引き合いに出し、台湾で軍を訓練しているアメリカ兵がいるという既に周知の情報を、報道機関に吹き込んで、アメリカ戦争屋が、論争にもならないこの話題を煽りたてているのだ。

 先週末六か国の軍艦が南シナ海に入った。ほとんど全て地球の裏側から来ている。 中国航空機も短時間、国際法上は認められていない航空防衛地域「台湾防空識別圏」に入った。 どの出来事が最新流行だと思う?
-イアン・グッドラム (@isgoodrum) 2021年10月5日

 蔡英文総統が、この「やらせ」に、台湾は「その自由と民主主義的生活様式を守るのに必要なことは何でもする」という声明で答えたことで、今見出しが、けたたましい。オーストラリアのトニー・アボット前首相は、中国に対し、台湾と共に「民主主義国家が一致して抵抗する」ことを主張するため台北を訪問した。CIAは中国に焦点を合わせる新スパイセンター設立を発表し、ウィリアム・バーンズCIA長官は「21世紀に我々が直面する最重要な地政学的脅威、益々敵対的な中国政府に対する我々の共同作業を強化すると述べた。」

 最近の世論調査では、今アメリカ人の半分以上が、本土による侵略から台湾を守るため、アメリカ兵派兵を支持すると言うが、これは明らかに、中国について大衆のヒステリーを大いにエスカレートさせた攻撃的プロパガンダ攻勢の結果だ。オーストラリアでは、マスメディアは、中国がオーストラリアを攻撃するかもしれず、オーストラリアは、台湾を守るため戦争をするのをいとうべきでないという考えを推進する、信じられないほど狂った60ミニッツ番組を続々放映している。台湾の独立を巡り、アメリカと同盟諸国が、中国と戦争をするという考えを熱心に支持するオンライン連中と厄介なやり取りを私は多々している。

 これは明らかにばかげており、こういう考えを信じ込む人は誰であれ洗脳されたばかだ。

 これは何か複雑な反帝国主義問題ではなく、台湾が、どの政府に属するかの討論で、読者が、どちら側かも無関係だ。台湾を巡り、アメリカと同盟諸国と核武装した中国と全面戦争というのは、単純なごく普通の自己保存から激しく反対すべき可能性だ。

 もし北京が中国を再統一する取り組みで、台湾に対する軍事攻撃を開始すると決めれば、それは多くの苦難を引き起こすひどいことだ。欧米諸大国が独立宣言するよう台北に強制しなければ、あるいは何か他の大がかりな方法で微妙な外交をひっくり返さない限り、それは起きないが、どんな状況下であれ、それが起きれば酷いことになると私は思う。

 だが台湾独立は、核戦争になれば、何百万人も、可能性として何十億人も死なせかねない世界大戦をする価値はない。これは皆にとって極めて明らかなはずだ。

 中国が台湾侵略した場合、アメリカ軍使用を支持するアメリカ人の%はどんどん上昇

1982年19%
1986年19%
1998年27%
2002年31%
2004年33%
2006年32%
2008年32%
2010年25%
2012年28%
2014年26%
2015年28%
2018年35%
2020年41%
2021年7月52%

シカゴ評議会
- ian bremmer (@ianbremmer) 2021年10月8日

 戦争支持者連中は、アメリカが好きでない誰かに対する戦争の話をする際、中国が台湾を占領するのは、止められるまで侵略、征服をし続けたナチのポーランド侵略と同じだと言って、文字通り常に、ヒットラーに言及する。だが自身の経済的、安全保障上の利益を確保する再統一を越えて、世界の舞台で、中国が日本や、ましてオーストラリア侵略に対するどんな興味を持っている、あるいは野心でも持っている証拠は皆無だ。

 中国が一群の外国を占領し、人々を共産主義下で暮らさせ、社会信用スコアをつけたいと望んでいるという考えは、あなたの奥さんとセックスできるよう、黒人男性があなたの近所を乗っ取りたいと望んでいると前世代の人々に語り掛けたと同じ類の、とんでもない偏屈妄想だ。それは他の誰かの立場になって物事を考え、皆があなたが考えているものを欲しがっているわけでないことを理解する能力に欠けた、感情的に原始的な心にしか見いだせない類の信念だ。

 台湾独立を巡り、核保有国間で、第三次世界大戦を始めるのを我々は受け入れるべきではないという、私の非常に健全で穏健な見解に対して私が受けている厄介な量の抵抗は、本当に戦争を始めるということは、戦争をしに行くため実際、本物の人間を送らなければならないことを意味するのを多くの人々が理解していないのを極めて明らかにしている。彼らが余りに年がいっているので、中国に立ち向かう必要を高飛車に語るお偉方勇敢戦士連中は、自身は決して前線に立たないことを知っており、その中に行って戦うため、彼らは喜んで、私の子供や無数の他の母親の子供を送るのだ。彼らにとって、それはビデオゲームや映画のようなものだ。

 プロパガンダが、我々を全くばらばらにして、戦争の恐ろしさの現実から切り離したのだ。人々が本当に戦争が何か、それが何をするか見て、本当に彼らの心の奥深くで、今自国政府が、人々にそれら恐怖を与えている方法を理解できれば、崩れ落ちて膝をつき、二度と、このようなことを支持しないはずだ。彼らが本当にそれが何を意味するか理解すれば、正気の人は、このような規模の戦争を支援しないはずだ。

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記事原文のurl:https://caitlinjohnstone.com/2021/10/08/anyone-whod-support-going-to-war-over-taiwan-is-a-crazy-idiot/

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 筆者、日本の傀儡与党のことを指摘されているのだろうか。

 日刊ゲンダイDIGITAL 朗報。公明党、山口代表反共ムキ出し舌禍。さすが弁護士。

ジリ貧公明が3選挙区で大苦戦、現職閣僚も落選危機!「小選挙区で完全勝利」早くも黄信号

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