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2015年1月23日 (金)

農民によるGMO作物拒否の結果、モンサントの利益は34%減

Mike Barrett
2015年1月13日
Natural Society

アメリカと世界中の作物大半の遺伝子組み換え作物に関与している巨大バイオテク企業のモンサントは、南米農民が、GMO作物を拒否する中、第一四半期の同社利益が34%減少したと発表した。これは、GMOの潜在的な危険性に気づいた人々や農民の数が増えつつあることの証拠でもある。

モンサントの利益減少は、農民がトウモロコシ栽培面積を減らし、同社が生産した種子に対する需要が減った結果でもある。

しかも、モンサントのこの期間の収入は、トウモロコシ種子と除草剤の売り上げ低迷の為、8%以上減少し、28.7億ドルとなった。アナリストは、29.6億ドルの損失を予想しているとザックスは報じている。

モンサント株は年初以来、約3%下落したが、スタンダード & プアーの500銘柄は、8%以上値上がりしている。株は過去12カ月、わずかながら上昇している。

2300万ドルに値する何十万ものモンサント株を所有しているビル・ゲーツの様に、モンサント株に投資をしておられるのであれば、撤退すべき頃合いかも知れない。巨大バイオテク企業は、2014年第四四半期の、1億5600万ドルという損失についても報告している。

    “8月31日に終わった四半期、モンサントは、昨年同期、2億4900万ドル、一株あたり47セント損失と比較して、1億5600万ドル、一株あたり31セント、損失した。”

バイオテク企業にとっては困難な時期だ。モンサントの損失は、主要農業地帯の農民が、作物価格下落の為、GMOトウモロコシより、大豆を好んでいるせいだとされている。シンジェンタが発売した、MIR162トウモロコシが、中国当局により再三完全に拒否され、アメリカでも外国でも、穀物ブッシェル当たりの価格をおし下げたのが大きな原因だ。

長いこと、モンサントが、同社の遺伝子組み換え種子を巡る論争の中心となっているのは秘密ではない。結局、あらゆる反モンサント行進イベントは一体何に由来するかご存じだろうか? 皆様のご推察通り、モンサントの化学製品や、伝子組み替え製品に対する広範な抵抗運動だ。

モンサントは、“特許を得ている同社の種子を不適切に再使用したかどで”農民に対し、過去16年間に、145件の訴訟を起こしており、モンサントは、アメリカ全土で、GMO表示策との戦いに、何百万ドルもつぎ込んでいるのだから、さほど遠くない将来に、モンサントが突然操業停止しても驚くべきことではない。

記事原文のurl:http://naturalsociety.com/monsanto-earnings-fall-34-farmers-reject-gmo-crops/
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人はつまらない記事や、番組だけをみて元気に生きることはできないだろう。

家人、ナツメロが一番の楽しみ。

美男・美女が、素晴らしい声で、ナツメロや含め、うたうコンサートをききにでかけた。決してお安くはない。しかも、ホールは実に素晴らしいが、「売女マスコミ」新聞社ホール。

場所はともあれ、良い催し。歌手の総代が、今年の夢は、紅白歌合戦に出場すること、といっておられた。実現して不思議はないと思う。切符が発売と同時に売り切れるのだから、宣伝文句ではないだろう。

聴衆は、圧倒的に高年のおばさまがた(と同伴する小生のような中高年?)

到着したのが、早過ぎたので、時間潰しに、ラウンジで、ビールを飲んだ。

大昔、日本の秋、ごく短期間ソ連観光をしたことがある。日本人から考えると、気候は、どう考えても真冬としか思えなかった。偏見で申し訳ないが、素人の感想、ひたすら「こんなに暗いのでは、鬱病になってしまうにちがいないから、なんとかして、こういう都市に駐在するような仕事にはつかないようにしたい」だった。そして、なにより、あの国のビール、飲料と呼べるものではなかった。何と呼ぶべきか今も思いつかない。

ロシアではなく、チェコがビールの発生の地といわれている。ピルゼンだ。ピルスナーというのは、そこからきている。ブデヨビィッツから、ブッシュという銘柄の名前が生れたという。

有名な小話がある。

チェコのビール醸造技師が、ロシアに品質検査の為、サンプルを依頼した。

ソ連から、チェコに、ソ連ビールのサンプルを送付した。

チェコからの回答「貴国の馬は健康です。」

全く意味がわからず、ソ連観光にいって、初めて、その意味がわかった。のめるものではなかった。飲料とは、とうてい思えなかった。味覚を疑った。

ソ連のあと、プラハにいって、ビールのうまさに驚いた。

ソ連崩壊後のバルチカ・ビール、飲んで本当に驚いた。(1から10まで、アルコール濃度でラベルが違う。)

大昔の記憶しかない小生、馬鹿にして、飲んだ。どの番号も、日本のビールとひけをとらない。一体なぜ、これほど短期間においしいビールが作れるたのか、今でもわからない。国産ウォッカも、輸入ワインも、実においしいソ連で、ビールが異常にまずかったことこそ、異常だったのかもしれない。

英文記事翻訳だけでは、説得力にかけるだろうと思い、昨晩、フランスや中近東、東ヨーロッパに詳しい知人を接待して大いに飲んだ。素人の接待は、単なるカニとビール。

知的に得るもの多く、そもそも楽しい。

しかし、一番驚いたのは、ビールの話題。おいしいと思う銘柄がよく似ているのだ。

フランス在住が長い知人がいうのに、「朝ドラで、ウイスキーが人気になってしまったので、もともとヨーロッパでも、それなり評価を得ている、ウイスキーを飲むのが、気恥ずかしくなった」。それは、なんとなくわかる。

驚いたのは、「役人がいらぬお節介をしなければ、日本は、ベルギーをも超える多様なビールの名産地になれていたかもしれませんね。残念です」という言葉。

通産省が日本の電気製品メーカーを育てた、という神話なり、実話なりを聞いて生きてきた老人には、想像もできない、衝撃的な意見だった。

日本の役所、宗主国の出店で、日本産業を潰すのが使命なのかもしれない。

いわれてみると、日本のビール、おいしいと思う。宗主国のビール、格別おいしいとはおもわない。まして食事。

35ヶ国以上でビールを懸命に飲んだので、必ずしも評価の素人と思っていない。

翻訳には全く自信がないが、ビール税金で、国に大いに貢献している「愛飲者」。

ビール税制がビール発展の障害になっているという説は大いに検討する価値があるだろうと、のんべいは酔った頭で考えている。

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» 事件後の対応でも間違った安倍政権 〔天木直人〕 [Cloud Party Japan]
画像出典: 2015年1月23日 FNN(Fuji News Network) [http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20150123-00000954-fnn-pol]  今度の事件が、無意味な安倍首相の中東外遊に加えて、その外遊で発信した安倍首相の不用意な言動で誘発された事はもはや周知の事実だ。 しかし、事件発生後の安倍政権の対応こそ問題にされなければいけない。 喋りすぎだ。 メディアの興味本位の報道を放置し過ぎだ。 どうせ対応策がないなら、... [続きを読む]

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