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【J3】オフの戦力補強の最終評価 (鹿児島ユナイテッド・FC琉球) (2017年-2018年のオフ) | | |　

鹿児島ユナイテッド　・・・　A-

　主なin

　　FW キリノ (アナポリス)
　　FW 萱沼優聖 (カターレ富山)
　　FW アレックス (福島ユナイテッド)
　　MF 阪本将基 (セレッソ大阪)
　　DF 黒木恭平 (大分トリニータ)
　　DF 平出涼 (カターレ富山)
　　DF 藤澤典隆 (FC琉球)
　　DF 田中奏一 (ファジアーノ岡山)
　　GK アン・ジュンス (セレッソ大阪) 　・・・レンタル

　主なout

　　FW 藤本憲明 (大分トリニータ)
　　FW ドリアン・バブンスキー (町田ゼルビア)　・・・　レンタル終了
　　DF 丹羽竜平 (SC相模原)
　　DF 関光博 (藤枝MYFC)　・・・　契約満了
　　DF 上本大海 (→引退)
　　GK キローラン菜入 (鹿児島ユナイテッド)　・・・　契約満了

→　終盤戦は勝ち点が伸び悩んで「3強」に引き離されてしまったが4位。まずまずの成績を残した鹿児島は本気でJ2昇格を目指すシーズンになる。昨年の9月に初めてJ2ライセンスを取得。クラブとして大きな一歩を踏み出した。最大のトピックスは何と言っても30試合で24ゴールを記録した大エースのFW藤本憲(→大分)の移籍になる。24ゴールというのは突出した数字なので、当然、簡単に埋まる数字ではない。

「流出がFW藤本憲のみ」というのは良かったが後釜候補としてFWキリノ(アナポリス)、FWアレックス(福島)、FW萱沼(富山)の3人を獲得した。実績ではFWキリノが抜けているが期待できるのはFWアレックスとFW萱沼である。184センチのFWアレックスは潜在能力が非常に高い。怪我に泣いたが2017年は17試合で5ゴールを記録した。FW萱沼は2017年は大不振に陥ったが2016年は28試合で7ゴールを記録している。

他にはDF平出(富山)、DF藤澤(FC琉球)、DF田中奏(岡山)、GKアン・ジュンス(C大阪)などを獲得したが「J3では屈指のSB」と言えたDF藤澤を獲得できたのは大きい。「攻撃力のあるSB」が補強ポイントだったのでDF田中奏の獲得も高評価できる。C大阪U-23で終盤戦に大きな存在感を発揮したGKアン・ジュンスの獲得も評価できる。攻撃陣は手薄。アタッカーを1枚加えたいがここまで非常に面白い補強が出来ている。

FC琉球　・・・　E+

　主なin

　　MF 枝本雄一郎 (藤枝MYFC)
　　MF 小松駿太 (Y.S.C.C.横浜)
　　MF 高栁昌賢 (VONDS市原)
　　MF 金成純 (朝鮮大)　・・・　新卒
　　DF 宮内雄希 (流通経済大)　・・・　新卒
　　DF 屋宮大地 (FCセリオーレ)
　　GK 大野敬介 (ブリオベッカ浦安)

　主なout

　　GK 今野太祐 (→未定)　・・・　契約満了
　　DF 藤澤典隆 (鹿児島ユナイテッド)
　　MF 田辺圭佑 (ロアッソ熊本)
　　MF 田中恵太 (水戸ホーリーホック)　・・・　レンタルバック
　　MF 名倉巧 (V・ファーレン長崎)
　　DF/FW 才藤龍治 (カターレ富山)
　　FW 前田央樹 (ギラヴァンツ北九州)

→　就任2年目の金鍾成監督の元、魅力的な攻撃サッカーを見せて6位と健闘したFC琉球も昨年の9月に初めてJ2ライセンスを取得した。沖縄県勢として初となる「J2昇格」の期待は高まっているが極めて厳しいオフになった。魅力のある選手が多かったので「オフ期間に主力の流出に悩まされること」はある程度は予想できたがチームの中心だった選手のみならず脇を絡める選手もごっそりと抜かれてしまった。

DF藤澤(→鹿児島)、MF田辺圭(→熊本)という軸の選手が流出して、16試合で7ゴールのMF田中恵(→水戸)はレンタルバック。有望株の19才のMF名倉(→長崎)も流出した。違いを生み出すことが出来る選手がこれだけ抜けると大変である。藤枝MYFCのエースで30試合で13ゴールを挙げたMF枝本(藤枝MYFC)が「補強の目玉」と言えるが即戦力として計算できる新戦力は他にはMF小松駿(Y.S.C.C.横浜)くらいである。

GK朴一圭、MF富所、MF富樫らが中心になると予想されるがもともと弱かったフォワード陣はFW才藤(→富山)とFW前田央(→北九州)が抜けてさらに脆弱になった。現時点では「実績のあるフォワードは皆無」という状況である。当然、このまま行くとは考えにくいのでフォワードの補強はあるはず。また、U-23北朝鮮代表のMF金成純(朝鮮大)、186センチのDF宮内(流通経済大)には即戦力の期待がかかる。

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