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【J1】「1stステージのベストイレブン候補」というと誰になるだろうか。 (攻撃的MF編) | | |　

攻撃的MF編

→　このポジションで活躍が目立っている選手というとMF中村俊(横浜FM)、MFクリスティアーノ(甲府)、MFカイオ(鹿島)、MF齋藤学(横浜FM)、MF家長(大宮)。6月24日で38歳になるMF中村俊は左足のキックが例年以上に冴えており、早くも直接FKで2ゴールを記録している。今シーズンの横浜FMはセットプレーから奪ったゴールの割合が非常に高くなっているが飛び込んできた選手に合わせる技術は超・一級品である。

ここに来てチームとして結果が出なくて苦労しているがMFクリスティアーノ(柏)は14試合で6ゴール。攻撃の中心として大きな存在感を発揮している。J1でタイトルを狙える柏とは違って甲府の目標はあくまでもJ1に残留することである。守る時間が長くてフラストレーションが溜まる試合が多くなっていると思うが辛抱してチャンスを待つことができるようになった。スピードと馬力と右足のキック力はJ1でも有数と言える。

22歳のMFカイオ(鹿島)はここまで14試合で5ゴールを挙げている。鹿島はアタッカーの層が厚いので石井監督が「試合終盤のジョーカー役として起用することを模索した時期」もあるがやはり「長時間プレーさせないのは勿体ない。」と言えるレベルの選手なので有効な策とは言えなかった。スピードとキレを兼備したドリブルはリーグ屈指でシュート精度は年々上がってきている。アンストッパブルな選手になりつつある。

MF齋藤学(横浜FM)も今シーズンは大きな存在感を発揮している。13試合で4ゴールを挙げているが「キャリアでも最高レベル」と言えるほど体が切れている。3月末の代表戦のときは追加招集されて2014年のW杯の時以来の代表復帰を果たしたがハリルホジッチ監督が無視できないパフォーマンスを続けている。怪我や病気の影響で3人が揃わない試合も多いがMF中村俊とMF齋藤学とMFマルティノスのトリオは強力。

MF家長(大宮)は2年ぶりのJ1となるがここまで13試合で4ゴール。期待の新戦力のMFネイツ・ペチュニク(←千葉)がチームにフィットしきれず、FWムルジャもやや怪我がち。大宮の攻撃陣は誤算も少なくないがそれでも4位と上位に付けている理由は彼の活躍によるところが大きい。抜群のキープ力でタメを作って味方選手がプレーする時間を作ることが出来る。ハリルホジッチ監督もMF家長に期待を寄せているようだ。

現状ではこの5人が攻撃的MF部門のベストイレブンの有力候補と言えるが続くのはMF伊東純(柏)、MF李忠成(浦和)、MF武藤雄(浦和)あたり。迷うのはFW小林悠(川崎F)の扱い方。1stステージの中盤あたりから右サイドハーフでプレーするようになったがシーズン序盤は2トップの一角でプレーした。右サイドハーフでプレーした時間とフォワードでプレーした時間は同じくらいだと思うが今回はフォワードの候補に入れた。

MF伊東純(柏)も同様に1stステージの途中までは右SBがメインポジションだったが途中から右サイドハーフが主戦場になった。同様にプレー時間は半々程度だと思うがフォワードでプレーしていた時の方が存在感があったFW小林悠に対してMF伊東純は右サイドハーフでプレーしているときの方が存在感がある。よって右SBの候補に入れずに右サイドハーフの候補に入れた。抜群のスピードで多くのゴールを演出している。

MF李忠成(浦和)とMF武藤雄(浦和)のシャドーコンビも充実したプレーを見せている。MF武藤雄は昨シーズンもハイパフォーマンスを見せたので大きな驚きはないが過去数年はベンチスタートが多かったMF李忠成がシャドーの位置でポジションを確保していることはトピックスと言える。いろいろな形から点を取れるストライカーであるがヒールパスなどトリッキーなプレーで攻撃にアクセントを加えることもできる。

他には不慣れなポジションである左サイドハーフでありながら13試合で5ゴールとコンスタントに結果を出しているMF渡邉千(神戸)、キリンカップで初めて日本代表に召集されたMF小林祐(磐田)なども評価に値するプレーを続けている。MF小林祐の左足はスペシャルなものがある。一方で期待度が高かったMF宇佐美(G大阪)やMFアデミウソン(G大阪)は思うような活躍が出来ていない。今後の巻き返しが期待される。

【J1】「1stステージのベストイレブン候補」というと・・・。 (攻撃的MF編)

　・MF 中村俊輔 (横浜Fマリノス)
　・MF クリスティアーノ (ヴァンフォーレ甲府)
　・MF カイオ (鹿島アントラーズ)
　・MF 齋藤学 (横浜Fマリノス)　
　・MF 家長昭博 (大宮アルディージャ)
　・MF 伊東純也 (柏レイソル)
　・MF 李忠成 (浦和レッズ)
　・MF 武藤雄樹 (浦和レッズ)
　・MF 渡邉千真 (ヴィッセル神戸)
　・MF 小林祐希 (ジュビロ磐田)