浦和レッズ vs 鹿島アントラーズ (埼玉スタジアム)→ 8勝1敗3分けで3位の浦和と9勝2敗3分けで2位の鹿島の試合は2対0でアウェイの鹿島が勝利した。後半7分に相手のパスミスからカウンター。右サイドの裏を取ったMF柴崎岳のクロスからFW金崎が決めて先制に成功すると後半43分には途中出場したFW鈴木優が自ら得たPKを確実に決めて貴重な追加点を奪った。FW金崎のゴールの場面はリプレーを見るとFW金崎の体が半分ほど前に出ている。厳密にはオフサイドだったと思うがMF柴崎岳の飛び出しとラストパスが非常に良かった。鹿島らしいゴールシーンと言える。
5万人を超える大観衆が集まったが前半の立ち上がりから緊迫感が漂っていた。浦和も少なくない数の決定機を作ったのでゴール前のシーンが多い試合になったがこの日の浦和はゴール前の精度を欠いた。浦和はこれで3試合勝ちなし。新潟戦(H)と鳥栖戦(A)はともにスコアレスドローだったので3試合無得点。ここに来て失速している。シーズン序盤は結果的には勝利できなかった試合でも「内容的には浦和がかなり優勢だった。」という試合がほとんどだったので1stステージの終盤で失速するとは予想できなかった。
鹿島は会心の勝利と言える。1対0とリードした後、攻め込まれた時間帯もあったが想定の範囲内である。MF駒井のループシュートがクロスバーに当たったシーンは幸運だったがDF昌子を中心に何とか1点リードを守ったままで後半の終盤を迎えると後半43分に途中出場したFW鈴木優のPKで貴重な追加点を奪った。マッチアップしていたのはMF駒井だったので高さの部分ではFW鈴木優が有利。ミスマッチになっていたところを見逃さずに浮き球のパスを送ったMF小笠原の状況判断能力と技術の高さが光った。
この日は豪州のウィリアムズ主審の担当だった。最近は審判交流プログラムで来日している外国籍の主審がJリーグの試合で笛を吹くケースがいくつかある。この主審は先日は町田 vs 清水の試合を担当しているがこのときも双方にPKが与えられている。個人個人に癖や傾向があるので「豪州の主審はみんなこういう感じだ。」とは言えないが、比較的、律儀にファールを取るタイプの主審である。近年は出来るだけファールを取らずにプレーを流そうとする日本人の主審が増えている。両チームの選手は戸惑っていた。
アルビレックス新潟 vs 大宮アルディージャ (デンカビッグスワンスタジアム)→ 2勝7敗5分けで16位の新潟と7勝3敗4分けで4位の大宮の試合は前半4分に右サイドの奥のスペースを取った大卒ルーキーのFW端山のグラウンダーのクロスをベテランのMF成岡が押し込んでホームの新潟が先制に成功する。MF成岡は今シーズン初ゴールとなった。試合はそのまま1対0で後半に突入。後半開始から大宮はMF泉澤を投入。彼のドリブルからチャンスを作るようになった。終盤は大宮が押し込んだが新潟の選手が体を張ったプレーで同点ゴールを許さず。そのまま1対0でホームの新潟が勝利した。
好調の大宮と降格圏の新潟の対戦だったが新潟の出来がかなり良かった。対して前半の大宮は低調な出来。最前線でプレーしたFW家長のところにほとんどボールが集まらず。前半30分にアウトプレーになった後にボールを蹴り出したプレーでイエローカードが提示されるとその後にもアウトプレーになったボールをワザと取らずにプレーの再開を遅らせた場面があった。このときは注意だけで済んだが2枚目のイエローカードが提示されても文句は言えないシーンだった。前半のFW家長はイライラしながらプレーをしていた。
ただ、後半開始からMF泉澤を投入。さらに後半30分にMF岩上を投入すると流れは大宮に傾いた。MF岩上のロングスローやプレイスキックから少なくない数のゴール前のシーンを作った。新潟の最終ラインのハイボールに対する守備はあまり良くなかったのでゴール前でスクランブル状態になって新潟にとって「ヒヤリとする場面」が何度も訪れたがライン上で新潟の選手がクリアする場面が3度ほどあるなど最終局面では新潟の選手は集中力を発揮してゴールを許さなかった。新潟は久しぶりの勝利となった。
この日は五輪代表の手倉森監督が視察に訪れていたがお目当てはDF松原健とFW鈴木武蔵の2人だったと思われる。DF松原健は右SBで先発出場してFW鈴木武蔵は途中出場を果たしたがともに動き自体はまずまずだった。どちらの選手も怪我で出遅れていたが「本大会までまだ少し時間がある。」という時期にプレーできる状態に戻ったのは良かった。DF藤春がOAで選出されたことを考えるとDF松原健は厳しい立場になっているがFW鈴木武蔵は五輪代表での実績があるので18人枠に入ってくる可能性は十分に考えられる。
続きをメルマガ(J3+メルマ)で読む。 登録方法(Q&Aなど)
◆ まとめ #1388 【J1】 全9試合のレビュー (第15節) (前編) (2016/6/17)
→ 6月11日(土)に行われたJ1の第15節の全9試合のレビューの(前編)です。吹田スタジアムで行われたG大阪 vs 湘南は点の取り合いになりましたが3対3のドロー。湘南のMF下田が途中出場ながら2ゴールを挙げる大活躍を見せました。湘南は先制ゴールとなったFW端戸のゴールもスーパーゴールだったので3ゴールすべてが素晴らしいゴールとなりました。一方のG大阪はMF宇佐美が1ゴール1アシストと活躍しました。
続きをメルマガ(J3+メルマ)で読む。 登録方法(Q&Aなど)
※ J3+(メルマ)を購読するには、
登録が必要です。
※ 発行日は、5日・10日・15日・20日・25日・30日を除く毎日です。
※ AM8:00の配信です。
※ まぐまぐを利用する場合は、月額は648円となります。(1配信あたり約25円)
→
http://www.mag2.com/m/0001340175.html※ まぐまぐに登録した場合、最初の月は無料になります。(当月無料制度)
※ 月の途中で登録した時は、登録作業が完了すると、直後にその月に発行済みのメルマガが全て送られてきます。
※ クレジットカードをお持ちでない方は「
直接購入方式」を利用することができます。
※ 希望される方は、
[email protected](管理人宛)に問い合わせてください。
☆ 発行責任者:じじ
☆ サイト(ブログ版):サッカーコラム J3 Plus+ →
http://llabtooflatot.blog102.fc2.com/ ☆ 月額:648円(税込) ・・・ まぐまぐのシステムを利用した場合
☆ 3か月:1,500円(税込)、6か月:3,000円(税込) ・・・ まぐまぐのシステムを利用しない場合
☆ メルマ(個別ページ):登録・解除等はこちら →
http://www.mag2.com/m/0001340175.html ☆ 発行日:5日、10日、15日、20日、25日、30日を除く毎日 (年末年始を除く)
☆ 発行時間:AM 8:00 (変更の可能性あり)
- 関連記事
-