① ペレイラ(ヴェルディ川崎)
ポジション センターバック
生年月日 1960年3月6日
所属チーム ヴェルディ川崎(92-95)
コンサドーレ札幌(96-98)
国籍 ブラジル
94年の年間最優秀選手に選ばれた、ヴェルディ黄金時代の守備の要。エレガントな守備で観衆を沸かせた。セットプレーのキッカーとしても有名で、Jでは、他に数名しかいないと思われる、左右両足での直接フリーキックをマークしている。ヴェルディ退団後は札幌でもプレーし、「ミスターコンサドーレ」の称号を得た。
② ブッフバルト(浦和レッズ)
ポジション センターバック
生年月日 1961年1月24日
所属チーム 浦和レッズ(94-97)
国籍 ドイツ
90年は西ドイツ代表、94年はドイツ代表として、W杯に出場した世界的なDF。90年大会の決勝では、アルゼンチン代表のエース・マラドーナを完封したことで知られる。94年のアメリカW杯後に、浦和レッズに入団。万年、最下位だったチームを、上位まで押し上げる原動力となった。決してうまい選手ではなかったが、攻撃参加の意欲は旺盛だった。しかしながら、彼が前線に上がった隙に、失点を食らうシーンも多かった。95年・96年のJリーグベストイレブン。代表では、76試合に出場している。
③ 柱谷哲二(ヴェルディ川崎)
ポジション センターバック/ボランチ
生年月日 1964年7月15日
所属チーム ヴェルディ川崎(94-98)
国籍 日本
オフトジャパンで主将を務めた「闘将」。ハードマークに定評がある。ヴェルディでは、センターバックだけでなく、ボランチでもプレーし、展開力も備えていた。93年・94年・95年のJリーグベストイレブン。Jリーグ通算では、183試合で13得点。日本代表では、72試合に出場して6得点。
④ トーレス(名古屋グランパス)
ポジション センターバック
生年月日 1966年8月22日
所属チーム 名古屋グランパス(95-99)
国籍 ブラジル
ブラジル史上、最高のCBといわれるカルロス・アウベルトの息子。95年に名古屋に加入すると、リーグ2位と天皇杯制覇に大貢献した。187cmと長身だが、高さよりは、読みの鋭さで勝負するタイプのセンタバックで、好不調の波の少ない安定したパフォーマンスを続けた。
⑤ 井原正巳(横浜マリノス)
ポジション センターバック
生年月日 1967年9月18日
所属チーム 横浜マリノス(93-99)
ジュビロ磐田(00)
浦和レッズ(01-03)
国籍 日本
同年代の洪明甫(元韓国代表)としのぎを削った、「アジアの壁」。身体能力の高さもさることながら、読みが抜群で、Jリーグでは5年連続ベストイレブンに選ばれた。守りだけの選手ではなくて、フィードの正確さも見事だった。フランスW杯の日本代表主将。Aマッチ出場123試合は、歴代ダントツのトップ。
⑥ 洪明甫(柏レイソル)
ポジション センターバック
生年月日 1969年2月12日
所属チーム ベルマーレ平塚(97-98)
柏レイソル(99-01)
国籍 韓国
韓国代表として、90年・94年・98年・02年の4度もW杯に出場している、アジア史上最高のリベロ。韓国代表では135試合に出場している。エレガントなプレースタイルで尊敬を集めた。ベルマーレ平塚では、ボランチで起用されることが多かったためか本領を発揮できなかったが、移籍先の柏レイソルでは本職のリベロとしてプレーし、チームの躍進に大貢献した。Jリーグ通算114試合で7得点。
⑦ 秋田豊(鹿島アントラーズ)
ポジション センターバック/右サイドバック
生年月日 1970年8月6日
所属チーム 鹿島アントラーズ(93-03)
名古屋グランパス(04-06)
京都サンガ(07)
国籍 日本
Jリーグ初年度は、右サイドバックでプレーし、サントリーシリーズ制覇に貢献。その後は、CBとして頭角を現した。空中戦に絶対の自信をみせる屈強なストッパーで、リーダーシップも備える頼れる存在。セットプレーでの得点能力の高さも魅力的。Aマッチでは、45試合で4得点。フランスW杯の代表メンバー。
⑧ 薩川了洋(横浜フリューゲルス)
ポジション センターバック
生年月日 1972年4月18日
所属チーム 横浜フリューゲルス(93-98)
柏レイソル(99-05)
国籍 日本
175cmとセンターバックとしては稀に見る小柄な体格だが、高い身体能力を生かして、相手エースを封じ込めた”いぶし銀”。日本代表には縁が無かったが、J1通算では、311試合で2得点。
⑨ 鈴木秀人(ジュビロ磐田)
ポジション センターバック
生年月日 1974年10月7日
所属チーム ジュビロ磐田(94-07)
国籍 日本
圧倒的なスプリントと能力を持つ、ストッパー。田中誠とは、アトランタ五輪代表時代からの名コンビで、常勝ジュビロの屋台骨となった。一時期、切れやすい性格が不安視されていたが、徐々に改善されていった。磐田では、右サイドバックでプレーすることもある。J1通算では、303試合で8得点。02年のJリーグのベストイレブン。
⑩ 田中誠(ジュビロ磐田)
ポジション センターバック
生年月日 1975年8月8日
所属チーム ジュビロ磐田(94-07)
国籍 日本
磐田の黄金時代を支えたリベロ。守備能力が高く、カバーリングの巧みさに定評がある。アトランタ五輪では獅子奮迅の活躍を見せて、ブラジルを完封する最大の立役者となった。強い精神力は、特筆に価する。J1通算では、304試合で8得点。98年・02年のJリーグのベストイレブン。GK川口とは、清水商業の同級生。
⑪ 森岡隆三(清水エスパルス)
ポジション センターバック
生年月日 1975年10月7日
所属チーム 鹿島アントラーズ(94-95)
清水エスパルス(95-06)
京都サンガ(07)
国籍 日本
フィード力とラインコントロールに優れたリベロ。トルシエ監督によって日本代表に選ばれると、02年のW杯ではキャプテンを務めた。J1通算では、278試合で9得点。日本代表では、38試合に出場している。清水時代には、DFとしては稀な「背番号11」をつけていた。99年のJリーグベストイレブン。
⑫ 松田直樹(横浜Fマリノス)
ポジション センターバック
生年月日 1977年3月14日
所属チーム 横浜マリノス(95-07)
国籍 日本
高校時代に、元国見監督の小嶺忠敏氏にFWからDFにコンバートされる。95年にマリノスに入団すると、すぐにレギュラーポジションを獲得。当時の井原・小村・松田の3バックは、鉄壁だった。183cmの体格と類稀なる身体能力をもち、DFとしての才能に溢れているが、精神的な部分で未完成な部分も垣間見れた。02年の日韓W杯代表メンバー。J1通算297試合で13得点。日本代表では、40試合で1得点。00年と02年のJリーグベストイレブン。
⑬ 中澤佑二(横浜マリノス)
ポジション センターバック
生年月日 1978年2月25日
所属チーム ヴェルディ川崎(99-01)
横浜Fマリノス(02-07)
国籍 日本
ヴェルディの練習生から、JのトップDFに登りつめたシンデレラボーイ。187cmの圧倒的な高さで制空権を握るアジア最高峰のストッパー。04年にはJリーグ年間最優秀選手に選ばれるなど、3度、Jリーグのベストイレブンに選ばれている。Aマッチは、53試合出場で9得点。
⑭ 山口智(ガンバ大阪)
ポジション センターバック/ボランチ
生年月日 1978年4月21日
所属チーム ジェフ市原(96-00)
ガンバ大阪(01-07)
国籍 日本
高校時代にJリーグデビューした逸材。当時は、高校生Jリーガーの誕生として、大きな注目を集めた。当時のポジションはボランチだったが、年齢を重ねるにつれて、CBでプレーする機会が増えていった。フィード力が高く、攻撃の起点になれる存在。セットプレーからのゴールも多い。J1通算では、300試合で25得点。06年のJリーグベストイレブン。
⑮ 田中マルクス闘莉王(浦和レッズ)
ポジション センターバック
生年月日 1981年4月24日
所属チーム サンフレッチェ広島(01-02)
水戸ホーリーホック(03)
浦和レッズ(04-07)
国籍 日本
闘争本能むき出しに、チームを鼓舞するリーダー。DFながら得点力が高く、攻撃精神が旺盛。ブラジル出身で、03年10月に日本への帰化が認められた。04年・05年・06年のJリーグベストイレブン。06年には、Jリーグ年間最優秀選手に輝く。J1通算では、119試合で21得点。オシム監督になって、日本代表にも選ばれた。