■ メニコンカップ(2024年)中学年代(U-15)の東西対抗戦となるメニコンカップは2024年9月16日(日)に愛知県にある岡崎市の龍北総合運動場で行われた。この大会はパロマ瑞穂ラグビー場で開催されることが多かったが今年は改修工事の影響で使用不可。岡崎市での開催となった。メニコンは「愛知県の名古屋市に本社を置く国内最大手の総合コンタクトレンズメーカー」になる。MF宇佐美やMF堂安律などもこの大会でプレーしている。
EASTは「4-2-2-2」。GK植木琉斗(川崎U-15生田)。DF石村琢人(FC東京U-15むさし)、笹倉拓真(川崎U-15生田)、相馬陸人(FC東京U-15むさし)、塩崎春斗(FC東京U-15むさし)。MF青木智史(FC東京U-15むさし)、小田脩人(川崎U-15生田)、押江颯人(LAVIDA)、木村風斗(川崎U-15生田)。FW全天海(川崎U-15生田)、十河晟央(川崎U-15生田)。FW十河は夏のクラセンでMVPと得点王に輝いた。
WESTは「4-1-2-3」。GK野村優斗(FC岐阜U-15)。DF宮本新(名古屋U-15)、西翔生(C大阪U-15)、高尾勇輝(FC岐阜U-15)、深谷朔共(名古屋U-15)。MF寺倉大海(FC岐阜U-15)、深江龍明(ALONZA)、井内庸介(名古屋U-15)。FW岡颯介(FC岐阜U-15)、高田憲慎(FC岐阜U-15)、永添功樹(C大阪U-15)。U-15日本代表のFW永添も夏のクラセンで10ゴールを挙げて得点王に輝いた。岐阜U-15の選手が主体になった。
■ 5対4でEASTが勝利。劇的な勝利!40分ハーフの試合は点の取り合いになった。前半3分にWESTがCKを獲得するとFW岡颯介のクロスから岐阜U-15のCBのDF高尾がヘディングで合わせて幸先よく成功する。1点を追うEASTは前半20分にMF小田脩のパスを受けたLAVIDAのMF押江が左足で決めて1対1の同点に追いつくと前半33分にはMF押江のCKからU-15日本代表のDF相馬陸がヘディングシュートを決めて2対1と逆転に成功する。
WESTは前半36分にC大阪U-15のFW永添が個人技からシュート。こぼれ球を岐阜U-15のFW高田憲が押し込んで2対2の同点に追いついた。後半開始から共にメンバーを大きく入れ替えたが後半はEASTが優勢。横河武蔵野U-15のMF川村求が大きな存在感を発揮した。後半13分にMF小田脩のCKから2年生のDF對馬が決めて3対2と勝ち越しに成功する。ともに川崎フロンターレU-15生田でプレーしている。
後半29分にはFW十河が決めて4点目を奪った。2点を追うWESTは後半31分にMF藤本のPKで1点差に迫ると後半36分にはC大阪U-15のMF尾嵜が決めて4対4の同点に追いついた。このまま終了するかに思えたが後半43分に横河武蔵野U-15のMF川村求が左サイドから仕掛けてから右足で巻いたシュートを決めて決勝ゴールを奪った。EASTが5対4で乱戦を制した。大会MVPには劇的ゴールのMF川村求が選ばれた。
■ MVPに輝いたのはU-15日本代表のMF川村求中学年代のスター選手が集結するメニコンカップで活躍して注目を集めるようになった選手は過去に何人かいるが今大会の主役になったのはMF川村求だった。U-15日本代表にも選出されているが後半から登場して何度もチャンスに絡んだ。最後の最後で決勝ゴール。後半のアディショナルタイムに決まった劇的すぎる決勝ゴールだった。持ち前のパワーを生かしたアグレッシブなプレーは目立ちに目立った。
168cmなので背は高くないが体重は68キロ。この年代の選手にしてはがっちりした体格になる。まだ体が出来上がっていなくて細身の選手がほとんどの中、他の選手とは全く違った体つきだった。お尻の周りの筋肉も発達していて坊主頭。この試合で解説を務めた元日本代表の大久保嘉人さんにシルエットが似ているが特徴的な坊主頭も幼稚園の頃から憧れている大久保嘉人さんを意識したものだという。
EASTは夏の王者の川崎U-15生田から6人の選手がメンバーに選ばれた。FC東京U-15むさしからも6人。結局、17人中、12名が2チームから選出されているので「川崎U-15生田とFC東京U-15むさしの連合軍」のような感じだったがこれだけ同じチームからたくさんの選手が選ばれると連携は取りやすい。川崎U-15生田のMF小田脩は3アシスト。エース格のFW十河も4点目のゴールをゲット。力を発揮した。
■ 岐阜U-15から6人の選手逆転負けのWESTはクラセンで準優勝に輝いて夏の主役になった岐阜U-15から6人の選手が選ばれた。岐阜U-15の選手が年代別代表や選抜チームに選ばれること自体がかなり珍しいが勢いに乗っている。この日も1点目と2点目は岐阜U-15の選手がゴールを決めた。「3トップの中央」で起用された岐阜U-15のFW高田憲は抜け目ない動きで2点目のゴールをゲット。スピードを生かしてこぼれ球を押し込んだ。
WESTの攻撃の中心になったのは右ウイングのFW岡颯介だった。こちらも岐阜U-15に所属しているが9月初めに行われたU-15日本代表候補のメンバーに選出されている。岐阜U-15から代表に選出されたのは彼だけだったので「最も評価の高い選手」だと思うが左利きでスピードがあって右サイドから仕掛けることができる。1点目のゴールをアシストしたが右足のクロスだった。右足のキックの精度も高かった。
WESTで大きな存在感を発揮したのは「3トップの左」でプレーしたC大阪U-15のFW永添だった。クラセンでは10ゴールを挙げて得点王に輝いたが先輩のFW北野颯と比較されるほど期待を集めている。169cmなので背は高くないが「抜群の身体能力」と「脅威のスピード」と「圧倒的なテクニック」と「状況判断の良さ」が武器となる。右利きになると思うが左足のシュートも強烈。「両利き」と表現することもできる。
地元の名古屋U-15からは3人の選手が選出されたが10番のMF井内のスケール感は半端ないレベルである。IHでプレーしたが187cmの長身。今回のメンバーの中では最も背が高い。キーパーやCBの選手よりも身長が高かった。「187cmのMF」はかなり珍しいが足元の技術も高い。後半から登場したG大阪JrユースのテクニシャンのMF藤本祥はPKで3点目のゴールをゲット。テクニックとスルーパスが光った。
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