ボランチ→ カタールW杯後も引き続いてMF遠藤航(シュツットガルト)がボランチの中心になるのは間違いない。よほどのことがない限りはキャプテンも任されるだろう。次回大会は2026年の夏に行われるので1993年2月9日生まれのMF遠藤航は33歳になっているが「プレースタイルなどを考えると大きく衰えていることはない。」と考えられる。これからの4年間も不動のレギュラーとして君臨することが期待される。
もちろん、MF遠藤航の地位を脅かす若手はたくさん出てこないといけない。カタールW杯組の中ではMF守田(スポルティングCP)やMF田中碧(デュッセルドルフ)なども十分に4年後のW杯を目指せる年齢になるが、今、最も期待を集めている日本人の若手のボランチというとMF藤田譲瑠チマ(横浜FM)になる。E-1 サッカー選手権で活躍して一気に知名度が上がったがまだ20歳。五輪代表でも中心として活躍している。
運動量が豊富で献身的。攻撃の時も守備の時も常にボールに絡むことができる。ダイナミックなプレーが武器となる。プレーメーカー系のボランチではないので代表での競争相手はMF遠藤航になる。さらに所属の横浜FMでWボランチを組んでいるMF岩田(横浜FM)もW杯後の代表定着が期待される。大分U-18出身になるが2022年のJ1で年間MVPに選出されるなど横浜FMに移籍してからの活躍は目覚ましい。
MF橘田(川崎F)もW杯後の代表定着が期待される。169センチなのでサイズには恵まれていないが運動量が豊富でパスも正確。川崎Fの中盤を支えている。川崎Fは優秀なボランチをたくさん抱えているが2018年のロシアW杯のメンバーだったリオ世代のMF大島僚(川崎F)、2020年と2021年に横浜FCで活躍して昨オフに川崎Fに引き抜かれたMF瀬古樹(川崎F)も能力は高い。クラブ内でもボランチの競争は激しい。