センターバック→ CBのポジションはザックJAPAN(2010年-2014年)や関塚JAPAN(2010年-2012年)の頃は「日本サッカー界の弱点」と言われたが近年は「サイズがあって、かつ、フィード力が高くて、かつ、身体能力も高い。」という逸材CBが次々に出てきた。2022年のカタールW杯に挑む日本代表もDF吉田、DF冨安、DF板倉滉、DF谷口彰、DF伊藤洋のいるCB陣は大きな武器になっているが他にも有望なCBはたくさんいる。
カタールW杯後のフル代表のCB陣の中心になるのはDF冨安(アーセナル)で間違いない。188センチの高さに加えてスピードもある。左右両足を使える点も武器となる。「DF冨安のパートナーが誰になるのか?」が最大の注目点になる。2011年のアジア杯の頃からずっと代表の最終ラインの要として活躍してきたDF吉田(シャルケ)は34歳。カタールW杯の戦いが終了した時点で代表引退を表明する可能性は高い。
31歳のDF谷口彰(川崎F)はJリーグで最高クラスのCBと言えるが彼も31歳。4年後は35歳となるので2大会連続のW杯メンバー入りは難しい。カタールW杯後の日本代表のCB陣は一気に若返ると思うが「DF冨安のパートナー候補の最有力」はDF板倉滉(ボルシアMG)だろう。川崎U-18出身でこちらも186センチとサイズがあってフィード力も高い。ドイツで活躍してワールドクラスのCBに飛躍することが期待される。
DF伊藤洋(シュツットガルト)も有力候補と言える。こちらも188センチとサイズに恵まれているが左利きというのも大きな武器となる。正確な左足は高く評価されているがDF伊藤洋は左SBでもプレー可能。CBと比べるとはるかに人材に恵まれない左SBに回ってこちらで定位置を確保する可能性もある。また、DF冨安、DF板倉滉、DF伊藤洋がいることを考えると「本格的に3バックを採用すること」も十分に考えられる。