ガンバ大阪→ 残留争いに巻き込まれながら最終節で何とかJ1残留を果たしたG大阪は監督人事に注目が集まっている。途中就任して残留に導いた松田浩監督の続投という選択肢だけでなく、現・岡山の木山監督ならびに現・徳島のポヤトス監督も候補に挙がったが11月11日(金)の時点では「ポヤトス監督が最有力」となった。すでにG大阪は正式なオファーを出しているという。ポヤトス監督の決断に注目が集まる。
リカルド・ロドリゲス監督の後を受けて2021年に徳島の監督に就任したポヤトス監督は「ポジションを大事にするサッカー」を志向するので2022年の途中に退任となった片野坂監督のスタイルと系統は同じである。片野坂体制ではポジショナルプレーを浸透させることは出来なかったが、再度、トライすることになると思われる。現代サッカーで勝つためには必須の戦い方の1つなので方向性は全く間違っていない。
ただ、監督としての能力は上となる片野坂監督でも浸透させるのは難しかったことを考えるとチーム作りは巧みなポヤトス監督でも今のG大阪にポジショニングを大事にするサッカーを浸透させるのはなかなか難しい。困難な挑戦と言える。大事なのは「ポヤトス監督のサッカーに合う選手/合いそうにない選手」をしっかりと見極めて編成を行うことである。ビッグネームであってもシビアに評価しないといけない。