■ 「7度目の世界一」を達成した。今年の7月にイタリアのナポリで開催されたユニバーシアードの決勝戦は日本とブラジルの対戦となった。日本とブラジルを比較した場合、男子のA代表での実績はブラジルの方がはるかに上となるが、ユニバーシアードにおいては日本の方がはるかに好成績を残している。7月13日(土)に行われた決勝戦もエースストライカーのFW上田(当時:法政大)がハットトリックを達成する大活躍を見せて4対1で日本が大勝した。
実に7度目の世界一に輝いたが今回のユニバーシアード代表はタレントの宝庫だった。五輪代表でも活躍しているFW上田(当時:法政大)とFW旗手(順天堂大)とMF三笘(筑波大)の3人が攻撃の中心として君臨。FC東京入りが内定しているMF紺野(法政大)も主力として活躍した。守備的なポジションも札幌入りが内定している五輪代表のDF田中駿(大阪体育大)や神戸入りが内定しているDF山川(筑波大)などを擁していた。
今回のユニバーシアード代表は各ポジションにタレントを揃える好チームだったので「7度目の世界一」というのは現実的な目標だったが5試合を戦って計16ゴール。圧倒的な攻撃力を武器に対戦相手を蹴散らし続けた。「世界の中で大学スポーツが盛んと言えるのは日本・韓国・アメリカなど数カ国のみ」という事情はあるにせよ、「大学サッカーのレベルの高さ」というのは日本サッカー界にとっては大きな強みである。