1人目 : MF 内田達也 (東京ヴェルディ)→ 開幕から3試合はスタメン起用されたが4節以降はベンチスタートがほとんど。「ベンチ入りは果たしているがプレー機会は与えられない。」という状況が続いている。ロティーナ監督時代はボランチの要として活躍したがホワイト監督が就任して立ち位置は大きく変わった。試合勘の問題を抱えているが中盤でフィルター役になることが出来る選手は貴重。移籍を希望するのであれば多くのクラブが関心を寄せるだろう。
2人目 : MF 西本雅崇 (セレッソ大阪)→ C大阪U-23では主力として活躍中。大きな存在感を発揮しているがボランチの人材が豊富なチームなのでなかなかトップチームの活動には絡めない。逆にU-23の世代はボランチの人材が不足しているので「U-23が回らなくなる可能性」はあるがJ2の中規模以下のクラブであればポジションを確保してもおかしくないだけの力を備えつつある。総合力の高いボランチで得点力の高さも武器の1つになる。
3人目 : MF 伊藤洋輝 (名古屋グランパス)→ 磐田U-18の頃から将来を嘱望されてきた188センチの大型ボランチもなかなかトップチームの活動に絡めずにプロ入り後はやや伸び悩んでいる。U-20W杯の本大会の初戦のエクアドル戦はスタメンで出場したがいいプレーを見せることは出来なかった。J1屈指のボランチであるMFジョアン・シミッチは素晴らしいお手本になるが名古屋で出場機会に恵まれないようだと目標である東京五輪の出場は難しいだろう。
4人目 : MF 中原彰吾 (コンサドーレ札幌)→ 期限付き移籍先のG大阪ならびに長崎で活躍。大きく成長して3年ぶりに札幌に戻ってきたがルヴァン杯が主戦場になっている。トップチームでのプレー機会が限られることを考えると「今夏に出場機会を求めて移籍を決断する可能性」はゼロとは言えないだろう。得点力の高い2列目の選手だったがG大阪U-23ではCBでもプレー。長崎ではボランチが主戦場になった。オールマイティな選手になった。
5人目 : MF レアンドロ・デサバト (セレッソ大阪)→ 期待の高かったアルゼンチン出身のボランチも出場機会に恵まれていない。能力的に高いのは間違いないがMF奥埜とMF藤田直のWボランチがハマってMFソウザでさえスタメンから外れる試合が増えており、MFレアンドロ・デサバトはさらに難しい立ち位置になっている。長期離脱したFW都倉の代わりに外国人のストライカーの獲得を狙っていると思うので後半戦はさらに難しい立ち位置になる可能性が高い。
6人目 : MF 可児壮隆 (ガイナーレ鳥取)→ ここまで9試合に出場して4ゴール。下がり目の位置からたくさんのゴールに絡んでいる。鳥取に加入して2年目になるが「J3では屈指のボランチ」と評価されるようになった。川崎Fでなかなか出場機会をつかめずにその後も苦労したがようやく才能が開花して鳥取の大黒柱になった。過去にはJ2の金沢やJFLのFC今治でプレーした経験を持っているが「個人昇格を果たしても不思議はない活躍」を見せている。
7人目 : MF 米原秀亮 (松本山雅)→ 2018年にJ2の熊本で活躍してJ1の松本山雅にステップアップの移籍を果たしたが予想されたとおりで松本山雅では出場機会に恵まれていない。ルヴァン杯は全試合でスタメン出場を果たしており、反町監督の評価は高いが、継続して試合に出続けないといけない年代であることを考えると今夏にJ2のクラブに修行に出すことは考えられる。184センチとサイズに恵まれた大型ボランチである。
8人目 : MF 後藤京介 (ヴァンフォーレ甲府)→ J3のY.S.C.C.横浜で大きな存在感を発揮してJ2の甲府に個人昇格を果たしたが甲府で出場機会に恵まれていない。ここまで1試合の出場のみ。プレー時間は1分のみとなる。ボランチの競争に割って入ることが出来ずにいるが精度の高い左足を持ったゲームメーカー系のボランチは貴重。J3での実績があるので、今夏、興味を示すクラブはあるだろう。FW仲川(横浜FM)は専修大時代の同級生になる。
9人目 : MF 小泉慶 (柏レイソル)→ 2018年はJ1で28試合に出場したがMFヒシャルジソンの加入とMF小林祐の復帰によって今シーズンは出番が激減している。MFヒシャルジソン、MF小林祐、MF大谷、MF小泉慶の4人はいずれもバランス型のボランチになるので「チームバランス」はあまり良くない。SBでもプレーできるユーティリティーな選手ではあるが、今夏、出場機会を求めて移籍を決断する可能性はある。J1通算で137試合なので実績は十分。
10人目 : MF アルトゥール・シルバ (FC東京)→ 「名古屋に移籍したMF米本の後釜」として期待を受けていたがMF高萩とMF橋本拳が定位置を確保しており、ここまではJ3のFC東京U-23が主戦場になっている。185センチのサイズを生かしたダイナミックなプレーが特徴となるがMF高萩とMF橋本拳にアクシデントが発生しない限り、出番を増やすのは難しい。能力的に高い選手であることはJ3で証明しているので興味を示すクラブが出てくる可能性はある。
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