■ 早くも全日程の1/4強が終了J2は早くも全日程の1/4強に相当する11節が終了したが開幕前は「降格候補の1つ」に挙げられていた水戸が開幕から11試合負けなし。無敗で首位に立っている。6勝5分けで勝ち点「23」。引き分けの数が多いので2位以下との差はまだそこまで広がっていないが序盤戦のJ2の主役と言える。11試合で12ゴールなので得点力は決して高くないが11試合でわずか4失点。DF伊藤槙を中心とした守備陣の頑張りが目立つ。
2位以下は大混戦になっており、2位の山形から9位の京都までが「5差」になる。開幕4連勝を達成した柏は5節以降は失速しており、5勝2敗4分けで勝ち点「19」。5位に位置する。同じく開幕4連勝を達成したFC琉球も5節以降は低調。4勝2敗5分けで勝ち点「17」。初昇格のFC琉球は7試合勝ちなし中となる。「上位争いに踏みとどまれるのか?否か?」の分岐点に立っている。一時と比べると勢いが落ちてきている。
監督交代を実施した新潟は3勝3敗5分けで勝ち点「14」。11位に位置する。同じく監督交代を実施した千葉は2勝4敗5分けで勝ち点「11」。19位と下位に低迷している。千葉は監督交代後は7試合で2勝2敗3分けとなる。新潟は監督交代後は2試合で2引き分け。どちらも「監督を交代させて良かった。」と言えるほどの成績ではない。19位の千葉は降格圏となる21位のFC岐阜との差は「2」のみ。危うい状況になっている。
■ 8試合勝ちなし中のFC岐阜今シーズンも「総合力が高い。」と思われていたチームのいくつかが下位に低迷しているが大型補強に成功して前評判と期待値が高かったFC岐阜が2勝6敗3分けで勝ち点「9」。21位と降格圏に位置するのはサプライズと言える。オフにFW前田遼、MFフレデリック、MF富樫などを獲得。攻撃力アップに成功して開幕3試合は2勝1敗。まずまずのスタートを切ったが4節以降は未勝利が続いている。
4節からの8試合は0勝5敗3分け。8試合勝ちなし中となる。11節は同じように下位に低迷する栃木SCとの直接対決だったが1対1の引き分けに終わった。大木監督になって3年目なので「集大成のシーズン」と言えたが結果を出せずに苦労している。22位の鹿児島との差は「1」のみ。残留争いのグループの中心的な存在になっている。11試合でわずか6ゴールのみ。鹿児島と並んでJ2で最少タイの数字になる。
過去2年間もFC岐阜はドツボにはまって、長い期間、勝利から遠ざかった。パスをつないでチャンスを作ろうとするチームにありがちな話になるが「思うような結果が出ないとチーム全体のベクトルが後ろ向きになって全員のプレーが消極的になって余計に結果が出にくくなる。」という悪循環に陥っている。「好不調の波が激しい。」という点はFC岐阜の大きな問題点になるが今シーズンも同じ問題に直面した。
■ 東京世代のMF市丸を育成型期限付き移籍で獲得今シーズンのFC岐阜はメンバーを固定して戦っている。MF風間宏矢、MF宮本航、MF三島頌、DF阿部正、FW山岸祐、MF中島賢などが主力として起用されている。FWライアン・デフリースやDF長倉なども多くの出場機会を得ているがここに来て8試合勝ちなしと全く結果が出ていないにもかかわらず、メンバーはあまり変わらない。同じようなメンバーで戦って同じような問題点が露呈して敗れるケースが続いている。
オフにいい選手をたくさん獲得できたことを踏まえると「今シーズンの大木監督の選手起用」について不満に思っているサポーターは少なくないと思うが、先日、G大阪からボランチのMF市丸を育成型期限付き移籍で獲得した。東京世代のMF市丸は2年前のU-20W杯の本大会にも出場している東京世代の有望株になる。8試合勝ちなし中とトンネルの出口が見つからない状況のFC岐阜にとっては期待の新戦力になる。
今シーズンのMF市丸はJ3のG大阪U-23が主戦場だったが「J3屈指の攻撃力」を誇るG大阪U-23の中盤の要として活躍してきた。トップチームの中盤の層は厚いのでなかなかトップチームで出場機会は得られていないがコンディション等は問題なさそうだ。継続してJ3の試合に出場しているので試合感の問題が生じないのもプラスの材料と言える。21位と降格圏に沈むFC岐阜の救世主になれるか?が注目点になる。
■ 2020年の東京五輪出場が1つの目標「ポスト・遠藤」と言われるほどテクニックと判断力に優れた選手なので「FC岐阜のサッカーとの相性は間違いなくいい。」と言える。たくさんボールを受けてテンポよくボールを回してチャンスに絡める選手である。縦パスを入れるだけでなく、一発のパスで決定機を生み出せる選手なので競争相手となる選手を押しのけてFC岐阜の中盤の要になっても何ら不思議はない選手である。ポテンシャルが高いのは明らかである。
当然のことながら、今回の移籍は彼にとって大きな決断になるが、やはり、2020年の東京五輪に出場するためには主戦場がJ3になっている現状は厳しい。理想はJ1のG大阪で活躍することになるが、J2からもたくさん五輪代表に選ばれているので、J2のFC岐阜でも森保監督の目には留まりやすい。FC岐阜で主軸として活躍できると五輪代表のボランチの候補としてリストアップされる可能性が高まる。
新天地で大きな存在感を発揮したいがMF宮本航、MF中島賢、MF三島頌、MF永島などが競争相手になる。4人ともたくさん動いてパスをつなぐことは出来るので能力は低くない。当然、彼らと同じようなプレーをしていてはダメである。無難なプレーを選択するケースが多くなるようだと埋没する可能性が高まる。違いを出せるのか?否か?G大阪では無難なプレーを選択肢がちだったが積極的なプレーが求められる。
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