私はコロナウイルスで死亡診断書に署名しました。被害者数の統計が信用できない理由は死亡診断書にあります
〈記事原文 寺島先生推薦〉
I’ve signed death certificates during Covid-19. Here’s why you can’t trust any of the statistics on the number of victims
RT 論説面
2020年5月28日
マルコム・ケンドリック氏。イギリスの国民保健サービス(National Health Service)で救急救命医として働いている医師兼作家。著書 Doctoring Data – How to Sort Out Medical Advice from Medical Nonsense
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2020年7月29日
0
私は国民保健サービス(NHS)の医師として、人々が亡くなってコロナウイルス検査を受けることなくコロナウイルスの犠牲者として名簿に記載されるのを見てきました。しかし、正確なデータがない限り、コロナウイルスで死亡したのか、ロックダウンが原因で死亡したのかが分かりません。
たいていの人は、死亡診断書に書かれている死亡原因が、しばしば教育を受けているとはいえ医師の推測に過ぎないことを知って驚かれると思います。ほとんどの人は、高齢になると亡くなります。80歳を過ぎれば特にそうです。そのとき検死が行われることはほとんどありません。それは、つまり、医師ならば患者の生前最後の2週間ほどの症状について考えをめぐらすということです。そして既存の病状を探すために記録を見ることになります。
これまでにかかった脳卒中、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患、狭心症、認知症などです。それから、親戚や介護者に話しかけ彼らが見たものを発見しようとします。患者の呼吸が苦しそうでなかったか、様態が徐々に悪化して食べたり飲んだりできていなかったか。
もし私が患者の生前最後の2週間にその患者を診ていたとしたら、私なら何が最も死因として可能性が高いかと考えるでしょうか。もちろん、他の要因もあります。彼らが転倒し足を骨折し手術を受けなかったか?その場合には、手術が原因だったかどうかを確認するために検死が行われる可能性は高くなります。
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I've just opened a box of expired PPE with a new date stuck on it. As an NHS doctor, I never used to believe in conspiracies
しかし、ほとんどの場合、地域社会では死亡診断書は厳正でもなく科学的でないのも確かです。これまでも決してそうではなかったですし、今後も決してそうではないでしょう。病院では、検査やスキャンなどが多いため、幾らかはやや正確であることは本当です。
その後、コロナウイルスが登場し、多くのルールは、それらはつまらないルールもありましたが、消えてしまいました。ある時には、他に誰もいなければ親族が死亡診断書に記入できるとさえ言われました。これが実際に起こったかどうかは定かではありませんが。
私たちは今何を期待されているでしょうか? もし高齢者が介護施設や自宅で死亡した場合、彼らはコロナウイルスが原因で死亡したのでしょうか?まあ率直に言って、誰に分かるでしょうか。彼らがコロナウイルス検査を受けていなかった場合には特にそうです。その検査は数週間にわたり許可されませんでした。入院患者のみが検査の対象とされていました。他の誰も検査を受けることができませんでした。
どのような助言が与えられたでしょうか?助言は、国中で、場所によって、そして日によって変わりました。今介護施設にいる全ての人はコロナウイルスによる死亡と診断されていたでしょうか? それは確かに英国のいくつかの地域で与えられた助言でした。
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‘A slow and botched response’: My eight weeks on the Covid-19 frontline have taught me how the NHS made this crisis worse
私の職場では、物事はより自由なままでした。私は、合意することはほとんどありませんでしたが、同僚と議論をしました。私は2,3の死亡診断書にコロナウイルスと書きましたが、他の2,3の書類には記入しませんでした。その人が亡くなった様子に基づいて記入しました。
他の医師たちは3月上旬以降に死亡した人にはどの人にもコロナウイルスと診断したことを知っています。私は行わなかったですが。このようなデータから作られた統計から何が生まれるでしょうか?そしてこのようにコロナウイルスを死因としてきた事実は重要なのでしょうか?
2つの主な理由で非常に大切です。第一に、コロナウイルスによる死者数を大幅に過大評価した場合、ロックダウンによって引き起こされる害をかなり過小評価することになるからです。この問題は、イギリス医師会雑誌(The BMJ)に掲載された最近の記事で見られました。それによると「イングランドとウェールズの地域社会で見られた過剰な死者数の3分の1だけがコロナウイルスによって説明される」とのことです。
ケンブリッジ大学統計研究のウィントンセンター所長であるデビッド・シュピーゲルハルター氏は、コロナウイルスは地域社会で起こった高い死亡数について何ら説明していないと述べました。
5月12日にサイエンス・メディア・センターが主催した記者会見で、シュピーゲルハルター氏は、ここ5週間、介護施設やその他地域の施設は、ベッドの需要が高くなると予想される病院から患者たちが退院させられたため、通常予見されるより3万人死者数が増加するという「仰天する負担」に対処しなければならなかったと説明しました。
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UK government’s callous disregard for care home residents – old, sick people acutely vulnerable to Covid-19 – has been a disgrace
これらの3万人のうち、1万人だけが死亡証明書でコロナウイルスと特定されました。シュピーゲルハルター氏は、これらの「過剰な死」の一部は診断不足の結果であるかもしれないこと、自宅や介護施設で説明されてない残りの死者数が膨大で異常であること、振り返って見るとき、病院外でのコロナウイルスでない残りの死者数の増加について、本当に真剣な注意が払われるべきものだと述べています。そして、もし病院にたどり着くことができていれば、死亡した人の多くが、もっと長く生きられたかもしれないと述べています。
シュピーゲルハルター氏がここで述べていることは、コロナウイルスによる死というよりもむしろロックダウンで死亡している人が多いということです。なぜなら彼らはコロナウイルス以外の症状を治療するためには通院していないからです。ロックダウン以降、救急救命科の患者が50%以上減少していることがわかります。胸の痛みを伴う入院は50%以上減少しました。これらの人々は自宅で亡くなったのでしょうか?
私自身の見立てでも、確かに高齢者の患者を病院に受け入れることはかなり困難であったろうと思います。私は最近、コロナウイルスではない、敗血症であることが判明した1人の高齢の男性を診察しました。もし彼が介護施設で亡くなっていたら、彼はほぼきっと「コロナウイルスによる死亡」と診断されていたでしょう。
READ MORE:
‘Unmitigated disaster’: Fury as UK suffers highest rate of excess deaths per million in the world during Covid-19 crisis
結論は、もし私たちが死者について正確に診断していない場合、何人がコロナウイルスで亡くなったのか、何人がロックダウンで死亡したのかを決して知ることができないということです。ロックダウンを支持し、政府にそう助言する人々は、コロナウイルスがいかに致命的であったかを指摘し、彼らがしたことは正しかったと言います。そうであったとしても、ロックダウン自体も同様に致命的だったのです。コロナウイルス対策というただ一つの状況に対処するために、他の全てのものからケアを排除したのです。加減の悪い人、病人、脆弱な人々を病院から遠ざけたのです。
正確な統計が極めて重要であるもう1つの理由は、将来にむけての計画のためです。世界がより緊密になるにつれて、ほとんど避けられないと思われる次のパンデミックに備えるために、私たちは今回何が起こったかを正確に知る必要があります。ロックダウンの利点は何であるのか、その害悪は何であるのか?死をもたらすウイルスが次に襲来したとき、私たちは何をすべきなのか?
もしコロナウイルスが3万人を殺し、ロックダウンが他の3万人を殺したのであれば、ロックダウンは完全な全くの時間の浪費でした。そして二度とあってはならないものです。たいへん懸念されることは、これは政府が聞きたくないメッセージであるということであり、彼らはそれを聞かないように可能な限りの手立てを行うということです。
今年私たちが見たすべての過剰な死は、コロナウイルスによるものであったと判定されるでしょう。もし、実際に誰がコロナウイルスで亡くなったのか、だれがそうでなかったのかについて誰もその実態を知らないのであれば、逃げ道ははるかに簡単になります。コロナウイルスによる死者に関するデータは本当に重要なのです。
I’ve signed death certificates during Covid-19. Here’s why you can’t trust any of the statistics on the number of victims
RT 論説面
2020年5月28日
マルコム・ケンドリック氏。イギリスの国民保健サービス(National Health Service)で救急救命医として働いている医師兼作家。著書 Doctoring Data – How to Sort Out Medical Advice from Medical Nonsense
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2020年7月29日
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私は国民保健サービス(NHS)の医師として、人々が亡くなってコロナウイルス検査を受けることなくコロナウイルスの犠牲者として名簿に記載されるのを見てきました。しかし、正確なデータがない限り、コロナウイルスで死亡したのか、ロックダウンが原因で死亡したのかが分かりません。
たいていの人は、死亡診断書に書かれている死亡原因が、しばしば教育を受けているとはいえ医師の推測に過ぎないことを知って驚かれると思います。ほとんどの人は、高齢になると亡くなります。80歳を過ぎれば特にそうです。そのとき検死が行われることはほとんどありません。それは、つまり、医師ならば患者の生前最後の2週間ほどの症状について考えをめぐらすということです。そして既存の病状を探すために記録を見ることになります。
これまでにかかった脳卒中、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患、狭心症、認知症などです。それから、親戚や介護者に話しかけ彼らが見たものを発見しようとします。患者の呼吸が苦しそうでなかったか、様態が徐々に悪化して食べたり飲んだりできていなかったか。
もし私が患者の生前最後の2週間にその患者を診ていたとしたら、私なら何が最も死因として可能性が高いかと考えるでしょうか。もちろん、他の要因もあります。彼らが転倒し足を骨折し手術を受けなかったか?その場合には、手術が原因だったかどうかを確認するために検死が行われる可能性は高くなります。
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I've just opened a box of expired PPE with a new date stuck on it. As an NHS doctor, I never used to believe in conspiracies
しかし、ほとんどの場合、地域社会では死亡診断書は厳正でもなく科学的でないのも確かです。これまでも決してそうではなかったですし、今後も決してそうではないでしょう。病院では、検査やスキャンなどが多いため、幾らかはやや正確であることは本当です。
その後、コロナウイルスが登場し、多くのルールは、それらはつまらないルールもありましたが、消えてしまいました。ある時には、他に誰もいなければ親族が死亡診断書に記入できるとさえ言われました。これが実際に起こったかどうかは定かではありませんが。
私たちは今何を期待されているでしょうか? もし高齢者が介護施設や自宅で死亡した場合、彼らはコロナウイルスが原因で死亡したのでしょうか?まあ率直に言って、誰に分かるでしょうか。彼らがコロナウイルス検査を受けていなかった場合には特にそうです。その検査は数週間にわたり許可されませんでした。入院患者のみが検査の対象とされていました。他の誰も検査を受けることができませんでした。
どのような助言が与えられたでしょうか?助言は、国中で、場所によって、そして日によって変わりました。今介護施設にいる全ての人はコロナウイルスによる死亡と診断されていたでしょうか? それは確かに英国のいくつかの地域で与えられた助言でした。
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私の職場では、物事はより自由なままでした。私は、合意することはほとんどありませんでしたが、同僚と議論をしました。私は2,3の死亡診断書にコロナウイルスと書きましたが、他の2,3の書類には記入しませんでした。その人が亡くなった様子に基づいて記入しました。
他の医師たちは3月上旬以降に死亡した人にはどの人にもコロナウイルスと診断したことを知っています。私は行わなかったですが。このようなデータから作られた統計から何が生まれるでしょうか?そしてこのようにコロナウイルスを死因としてきた事実は重要なのでしょうか?
2つの主な理由で非常に大切です。第一に、コロナウイルスによる死者数を大幅に過大評価した場合、ロックダウンによって引き起こされる害をかなり過小評価することになるからです。この問題は、イギリス医師会雑誌(The BMJ)に掲載された最近の記事で見られました。それによると「イングランドとウェールズの地域社会で見られた過剰な死者数の3分の1だけがコロナウイルスによって説明される」とのことです。
ケンブリッジ大学統計研究のウィントンセンター所長であるデビッド・シュピーゲルハルター氏は、コロナウイルスは地域社会で起こった高い死亡数について何ら説明していないと述べました。
5月12日にサイエンス・メディア・センターが主催した記者会見で、シュピーゲルハルター氏は、ここ5週間、介護施設やその他地域の施設は、ベッドの需要が高くなると予想される病院から患者たちが退院させられたため、通常予見されるより3万人死者数が増加するという「仰天する負担」に対処しなければならなかったと説明しました。
ALSO ON RT.COM
UK government’s callous disregard for care home residents – old, sick people acutely vulnerable to Covid-19 – has been a disgrace
これらの3万人のうち、1万人だけが死亡証明書でコロナウイルスと特定されました。シュピーゲルハルター氏は、これらの「過剰な死」の一部は診断不足の結果であるかもしれないこと、自宅や介護施設で説明されてない残りの死者数が膨大で異常であること、振り返って見るとき、病院外でのコロナウイルスでない残りの死者数の増加について、本当に真剣な注意が払われるべきものだと述べています。そして、もし病院にたどり着くことができていれば、死亡した人の多くが、もっと長く生きられたかもしれないと述べています。
シュピーゲルハルター氏がここで述べていることは、コロナウイルスによる死というよりもむしろロックダウンで死亡している人が多いということです。なぜなら彼らはコロナウイルス以外の症状を治療するためには通院していないからです。ロックダウン以降、救急救命科の患者が50%以上減少していることがわかります。胸の痛みを伴う入院は50%以上減少しました。これらの人々は自宅で亡くなったのでしょうか?
私自身の見立てでも、確かに高齢者の患者を病院に受け入れることはかなり困難であったろうと思います。私は最近、コロナウイルスではない、敗血症であることが判明した1人の高齢の男性を診察しました。もし彼が介護施設で亡くなっていたら、彼はほぼきっと「コロナウイルスによる死亡」と診断されていたでしょう。
READ MORE:
‘Unmitigated disaster’: Fury as UK suffers highest rate of excess deaths per million in the world during Covid-19 crisis
結論は、もし私たちが死者について正確に診断していない場合、何人がコロナウイルスで亡くなったのか、何人がロックダウンで死亡したのかを決して知ることができないということです。ロックダウンを支持し、政府にそう助言する人々は、コロナウイルスがいかに致命的であったかを指摘し、彼らがしたことは正しかったと言います。そうであったとしても、ロックダウン自体も同様に致命的だったのです。コロナウイルス対策というただ一つの状況に対処するために、他の全てのものからケアを排除したのです。加減の悪い人、病人、脆弱な人々を病院から遠ざけたのです。
正確な統計が極めて重要であるもう1つの理由は、将来にむけての計画のためです。世界がより緊密になるにつれて、ほとんど避けられないと思われる次のパンデミックに備えるために、私たちは今回何が起こったかを正確に知る必要があります。ロックダウンの利点は何であるのか、その害悪は何であるのか?死をもたらすウイルスが次に襲来したとき、私たちは何をすべきなのか?
もしコロナウイルスが3万人を殺し、ロックダウンが他の3万人を殺したのであれば、ロックダウンは完全な全くの時間の浪費でした。そして二度とあってはならないものです。たいへん懸念されることは、これは政府が聞きたくないメッセージであるということであり、彼らはそれを聞かないように可能な限りの手立てを行うということです。
今年私たちが見たすべての過剰な死は、コロナウイルスによるものであったと判定されるでしょう。もし、実際に誰がコロナウイルスで亡くなったのか、だれがそうでなかったのかについて誰もその実態を知らないのであれば、逃げ道ははるかに簡単になります。コロナウイルスによる死者に関するデータは本当に重要なのです。
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