CNNは約68%の米国民が通常の生活に戻るためにはcovid-19のワクチンを求めていると嘘をついた。ロックダウンのおかげで主流メディアが息を吹き返している中で。
<記事原文>CNN lies about 68% of Americans waiting for Covid-19 vaccine to return to normality as lockdown gives MSM new lease on life
RT OP-ed ヘレン・バニスキー
Helen Buyniski
is an American journalist and political commentator at RT. Follow her on Twitter @velocirapture23
2020年5月12日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2020年5月23日
主流メディアは、米国のコロナウイルスのロックダウン中に暴走している。平時であれば無視されるような、歪んだ「事実」を使って。そして、その「事実」を利用して、パンデミックが誘導した視聴者の弱みにつけ込み、何とか持ちこたえる底力を発揮したというわけだ。
Covid-19ワクチンが登場するまで、米国人の3分の2以上が自宅で隠れていようと決意している。CNNは5月12日の見出しで報じたことが正しいのなら。
「 米国人の68%が通常の生活に戻る前にワクチンが必要であると答えている。」 ギャラップ社の世論調査を持ち出して、この記事は、以下のことをほのめかした。世界中の人々の生活を混乱させたパンデミックにワクチンが投入されるまで、ほとんどの米国人が家にこもって、家で仕事をする(もし、幸運にも仕事がある人ならばだが)ことに満足し、主流メディアを通じて現実の世界を理解している、と。
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この記事が参照したギャラップ社の実際の結果には、そんなことは出ていなかった。「Covid-19を防ぐワクチンの普及」は、多くの項目の中の一つでしかなく、回答者はパンデミック以前の日常生活にもどる際に、それぞれの項目について「とてもそう思う」「かなりそう思う」「あまりそうは思わない」のどれかを選べるという形式の設問だった。実際、先週取られたアンケートでは、どれくらいの人が、「もしワクチンさえあれば、もとの生活に戻れるか?」を焦点化したものだったのだが、結果は、元の生活を取り戻すために、まだ現実にはない注射を打つ必要があると答えたのはたった12%だった。
ギャラップ社の調査で重要だったのは、市場に出回るまで一年以上はかかると思われているワクチンよりも、「検査の結果Covid-19の陽性となったどんな人も強制的に隔離すること」(とても重要と答えた人が80%)、「Covid-19の治療に対する医療の改善」(とても重要と答えた人が77%)。「ウイルス関連の死亡を減らす」でさえ73%でワクチンの件を上回っている。それなのに、ワクチンについてのことがCNNの見出しになった。
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その通り。その見出しが選ばれたのはメディアのネットワークに製薬会社から大きな支援を受けていたからというのはありえることだ。民主党の大統領候補だったバーニー・サンダース氏は、予備選挙期間中の演説で、製薬会社から金を受け取っていて、利益相反になるとCNNを批判した。さらに、ワクチンの安全性を訴えているロバート・F・ケネディ氏も、選挙期間中以外の、ニュース社のネットワークの広告費の70%は製薬会社からのものだ、と指摘している。
しかし、他のコロナウイルス用ワクチン開発の良くない実績(例えば、SARS)から考えると、Covid-19に対するワクチンが、市場に出回るという保証はない。それにも関わらず、CNNが、米国人が来ないかもしれない救世主のような医薬品をもう1年喜んで待っているという構図を描こうとしているのは、パンデミックでパニック状態の人々の新たな弱みにつけこもうという浅はかな魂胆だ。
誰でも間違いは犯す。当然のことだ。しかしCNNやその同類の主流メディアは、コロナウイルスのパンデミック中、ずっと間違い続けている。そしてその間違いはすべて、ウイルスは恐ろしい殺し屋だという方向に向けられていて、自宅の窓から顔を出し、あえて外の様子を見ようとする人たちを脅している。(もちろん拍手するよう処方された時間は別だが)。CBSは、今回の集団感染で崩壊状態にあると思われているニューヨークの病院の様子を伝えるのに、イタリアのある病院がコロナウイルスの重症患者で溢れている映像を二度も流しているのが見つかった。一度目で見つかって、ソーシャルメディア上で激しく批判をうけたのに。先週のプロジェクト・ヴェリタス(訳注:ビデオやツイッターでニュースを伝える団体)のすっぱ抜きによると、CBSはその教訓から学んでいないようだ。その記事によると、CBSのネットワークがミシガン州の施設でコロナウイルスの検査待ちをする長い患者の列のニュースをでっちあげたというのだ。CBSはすぐに否定したが。多くのメディアがこの国の死者数をまるで世界が終わるかのように予想し続けている。当初の予想が、かなり大げさだったことが明らかになってからだいぶたっているのに。
今やコロナウイルス流行の中心地である米国で、Covid-19に関わるセンセーショナルな話が多くないわけがない。レンタル自動車会社のU-Haulのトラックが、腐乱死体を積み込んで、ブルックリンの葬儀場で駐車していた話から、ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏が厳しい命令を出し、Covid-19に感染した患者たちを老人ホームに入居させたが、その老人ホームこそ、(これはクオモ氏自身がいったことばだが)「乾いた草に火をつける」ように、そこの住人に感染する場所になるのに、といった話まで、感染の苦しみの話はあちこちにある。Covid-19による死者数は、ジョンズ・ホプキンズ大学調べによると、5月12日時点で8万1千人以上に、のぼっている。しかし、それでも十分ではないようだ。 死者の多くが、ほとんど老人ホームの住人、あるいは、合併症をもつ患者なので、メディアはほかにぞっとするようなショッキングな物語はないかと、あちこち掘り探しているようだ。
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Covid-19によるロックダウンは、メディア界にここ何年も手にしていなかったものを与えている。そう、捕虜のような視聴者だ。メディア界が、そんな視聴者たちをすぐに手放そうとはしない。複数の州が制限を緩めて、家に引きこもった人達が仕事に戻るのを許可している時になっても。ウイルス前は、メディア界は史上最悪に近い低い好感度に甘んじており、2019年の調べでは、わずか41%の人々しか主流メディアを信頼していなかった。しかし、ウイルスによる不安の中で、―米国人の3千3百万人以上が就労しておらず、さらに何百万人の生命が脅かされているー主流メディアが提供する確実さと親しみやすさが、値崩れしていた彼らの株価を支えている。先週のピュー研究所が実施した調査に対して、57%程度の人々がケーブルニュースは、「優れた仕事をしている」や「よくやっている」と答えており、さらに、べらぼうにも68%の人が、ネットワークテレビの取材に好感をもっていることがわかった。ロックダウン前の通常のビジネス時に甘んじていた低い数字から考えて、CNNも新しく手に入った忠実な視聴者を現実の世界に戻そうとするリスクを背負おうとはしないだろう。そう、視聴者たちが、もう一年、ワクチンを待ちながら自宅でとどまっている今なら。恐怖を増幅させるメディアにとって、もっともいい顧客は、カウチに座り込んで、家のすぐそこで暴れ狂うウイルスにおびえているような視聴者たちだろう。
RT OP-ed ヘレン・バニスキー
Helen Buyniski
is an American journalist and political commentator at RT. Follow her on Twitter @velocirapture23
2020年5月12日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2020年5月23日
主流メディアは、米国のコロナウイルスのロックダウン中に暴走している。平時であれば無視されるような、歪んだ「事実」を使って。そして、その「事実」を利用して、パンデミックが誘導した視聴者の弱みにつけ込み、何とか持ちこたえる底力を発揮したというわけだ。
Covid-19ワクチンが登場するまで、米国人の3分の2以上が自宅で隠れていようと決意している。CNNは5月12日の見出しで報じたことが正しいのなら。
「 米国人の68%が通常の生活に戻る前にワクチンが必要であると答えている。」 ギャラップ社の世論調査を持ち出して、この記事は、以下のことをほのめかした。世界中の人々の生活を混乱させたパンデミックにワクチンが投入されるまで、ほとんどの米国人が家にこもって、家で仕事をする(もし、幸運にも仕事がある人ならばだが)ことに満足し、主流メディアを通じて現実の世界を理解している、と。
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この記事が参照したギャラップ社の実際の結果には、そんなことは出ていなかった。「Covid-19を防ぐワクチンの普及」は、多くの項目の中の一つでしかなく、回答者はパンデミック以前の日常生活にもどる際に、それぞれの項目について「とてもそう思う」「かなりそう思う」「あまりそうは思わない」のどれかを選べるという形式の設問だった。実際、先週取られたアンケートでは、どれくらいの人が、「もしワクチンさえあれば、もとの生活に戻れるか?」を焦点化したものだったのだが、結果は、元の生活を取り戻すために、まだ現実にはない注射を打つ必要があると答えたのはたった12%だった。
ギャラップ社の調査で重要だったのは、市場に出回るまで一年以上はかかると思われているワクチンよりも、「検査の結果Covid-19の陽性となったどんな人も強制的に隔離すること」(とても重要と答えた人が80%)、「Covid-19の治療に対する医療の改善」(とても重要と答えた人が77%)。「ウイルス関連の死亡を減らす」でさえ73%でワクチンの件を上回っている。それなのに、ワクチンについてのことがCNNの見出しになった。
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Don’t fear the mutant: Coronavirus may be ‘adapting to humans,’ warns MSM. Haven’t they been paying attention?
その通り。その見出しが選ばれたのはメディアのネットワークに製薬会社から大きな支援を受けていたからというのはありえることだ。民主党の大統領候補だったバーニー・サンダース氏は、予備選挙期間中の演説で、製薬会社から金を受け取っていて、利益相反になるとCNNを批判した。さらに、ワクチンの安全性を訴えているロバート・F・ケネディ氏も、選挙期間中以外の、ニュース社のネットワークの広告費の70%は製薬会社からのものだ、と指摘している。
しかし、他のコロナウイルス用ワクチン開発の良くない実績(例えば、SARS)から考えると、Covid-19に対するワクチンが、市場に出回るという保証はない。それにも関わらず、CNNが、米国人が来ないかもしれない救世主のような医薬品をもう1年喜んで待っているという構図を描こうとしているのは、パンデミックでパニック状態の人々の新たな弱みにつけこもうという浅はかな魂胆だ。
誰でも間違いは犯す。当然のことだ。しかしCNNやその同類の主流メディアは、コロナウイルスのパンデミック中、ずっと間違い続けている。そしてその間違いはすべて、ウイルスは恐ろしい殺し屋だという方向に向けられていて、自宅の窓から顔を出し、あえて外の様子を見ようとする人たちを脅している。(もちろん拍手するよう処方された時間は別だが)。CBSは、今回の集団感染で崩壊状態にあると思われているニューヨークの病院の様子を伝えるのに、イタリアのある病院がコロナウイルスの重症患者で溢れている映像を二度も流しているのが見つかった。一度目で見つかって、ソーシャルメディア上で激しく批判をうけたのに。先週のプロジェクト・ヴェリタス(訳注:ビデオやツイッターでニュースを伝える団体)のすっぱ抜きによると、CBSはその教訓から学んでいないようだ。その記事によると、CBSのネットワークがミシガン州の施設でコロナウイルスの検査待ちをする長い患者の列のニュースをでっちあげたというのだ。CBSはすぐに否定したが。多くのメディアがこの国の死者数をまるで世界が終わるかのように予想し続けている。当初の予想が、かなり大げさだったことが明らかになってからだいぶたっているのに。
今やコロナウイルス流行の中心地である米国で、Covid-19に関わるセンセーショナルな話が多くないわけがない。レンタル自動車会社のU-Haulのトラックが、腐乱死体を積み込んで、ブルックリンの葬儀場で駐車していた話から、ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏が厳しい命令を出し、Covid-19に感染した患者たちを老人ホームに入居させたが、その老人ホームこそ、(これはクオモ氏自身がいったことばだが)「乾いた草に火をつける」ように、そこの住人に感染する場所になるのに、といった話まで、感染の苦しみの話はあちこちにある。Covid-19による死者数は、ジョンズ・ホプキンズ大学調べによると、5月12日時点で8万1千人以上に、のぼっている。しかし、それでも十分ではないようだ。 死者の多くが、ほとんど老人ホームの住人、あるいは、合併症をもつ患者なので、メディアはほかにぞっとするようなショッキングな物語はないかと、あちこち掘り探しているようだ。
ALSO ON RT.COM
No, Trump did NOT suggest injecting disinfectant to treat Covid-19
Covid-19によるロックダウンは、メディア界にここ何年も手にしていなかったものを与えている。そう、捕虜のような視聴者だ。メディア界が、そんな視聴者たちをすぐに手放そうとはしない。複数の州が制限を緩めて、家に引きこもった人達が仕事に戻るのを許可している時になっても。ウイルス前は、メディア界は史上最悪に近い低い好感度に甘んじており、2019年の調べでは、わずか41%の人々しか主流メディアを信頼していなかった。しかし、ウイルスによる不安の中で、―米国人の3千3百万人以上が就労しておらず、さらに何百万人の生命が脅かされているー主流メディアが提供する確実さと親しみやすさが、値崩れしていた彼らの株価を支えている。先週のピュー研究所が実施した調査に対して、57%程度の人々がケーブルニュースは、「優れた仕事をしている」や「よくやっている」と答えており、さらに、べらぼうにも68%の人が、ネットワークテレビの取材に好感をもっていることがわかった。ロックダウン前の通常のビジネス時に甘んじていた低い数字から考えて、CNNも新しく手に入った忠実な視聴者を現実の世界に戻そうとするリスクを背負おうとはしないだろう。そう、視聴者たちが、もう一年、ワクチンを待ちながら自宅でとどまっている今なら。恐怖を増幅させるメディアにとって、もっともいい顧客は、カウチに座り込んで、家のすぐそこで暴れ狂うウイルスにおびえているような視聴者たちだろう。
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