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投石機を使った香港の民主化?
―― 主流メディア「香港報道」の歪み

Catapulting Hong Kong into democracy?
Media glorifies ANARCHY & ‘novel, defensive’ anti-police weapons of protesters


Rt. World News 2019年11月14日

(翻訳: 寺島メソッド翻訳グループo.n. 2020年1月7日)

<記事原文>寺島先生推薦 Catapulting Hong Kong into democracy? Media glorifies ANARCHY & ‘novel, defensive’ anti-police weapons of protesters

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反中派が香港の大学を「兵器工場」に変え、ガソリン爆弾で武装する中、主流メディアは機動隊を攻撃する彼らの巧妙で「新奇」な方法に賞賛の度合いを高めている。

香港中の大学が門戸を閉ざし、外国人学生がこの混沌から逃げ出している。抗議者たちがレンガや火炎槍を投げつけたり、「監視塔」を作ったり、キャンパスに火をつけたりしながら、最も暴力的な方法に頼る以外自分たちには「選択の余地なし」と主張している。


しかし、主流メディアの報道は、学生デモ隊の集中攻撃に巻き込まれた人々の危険性にはほとんど焦点を当てておらず、代わりに、より賞賛的な論調で学生たちの創意工夫と多様な武装内容に焦点を絞っている。

例えばAFPは、学生が使用している武器を、警察から「自分自身を守る」ための「新奇兵器」と賞賛した。 それはスポーツ用品店から略奪した弓矢から「即席の巨大投石機」まである。

同通信は、黒い覆面をした活動家たちが巨大な手作りの木製の投石器を橋の反対側に持っていく映像を載せた。 それは明らかに警官に狙いを定めて使われていた。 どう見ても攻撃であって防御ではない。

AFPはさらに、火炎瓶や、道路の舗装から掘り出されたレンガの山など、使用されているあらゆる種類の武器などの生々しい写真まで提示した。

一方、デイリー・メール紙は、学生たちが「新しい戦術と中世のテクノロジーを組み合わせている」と報じ、ニューヨークタイムズは、口論中に男性に火をつけた「筋金入りの活動家」のことを伝えた。

ALSO ON RT.COM Police accuse Hong Kong ‘rioters’ of turning university into ‘weapons factory’ as academic institutions cancel classes en masse

ロイターは、デモ隊が、「意図的に創り出された無政府状態」の中で、どのように 「庭のホースや釘を自動車のタイヤに穴をあけるスパイクにするか」や、警官に「チェーンソー」まで振るうことを詳述している。 もっとも、同通信社は、ますます暴力的になっている方法が「あらゆる面で新しいレベルのリスク」を生み出すことは認めている。

香港についての報道は、フランスのイエロー・ベスト抗議運動の報道とは好対照だ。 欧米のメディアではイエロー・ベストの反政府活動家たちはしばしば「暴徒」の烙印を押されていた。同様に、メディアは、その残虐な戦術にもかかわらず、単に治安を回復しようとしているとして、フランス警察に同情的な立場を取ることが多かった。

CNNが、街頭で警察と戦うのに必要なすべての資料を網羅した、反中国デモ隊のためのハウツーガイドをわずか数カ月前に公開したことを考えると、香港の学生たちの最新の戦術に対する称賛の報道は驚くに値しない。

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実際、民間人への危険は大きい。70歳の清掃員が、上水地下鉄駅周辺に放置されていたレンガを片付けている最中にレンガが頭に当たり、重体となっている。ビデオ映像には、デモ隊が警察に物を投げ続けている間、男性が放置されたまま地面に横たわっている様子が映っている。

また、路上で自分たちと意見を異にする女性を激しく攻撃し、殴打する「民主化」の暴徒の映像もある。しかし、これらの事件は欧米ではほとんど報道されておらず、メディアはデモ隊の英雄的行為に注目したがる。



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