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米国の主要二郡で投票機の不具合があったとの報道

<記事原文 寺島先生推薦>

 Two major US counties report voting machine problems

State capital regions in Arizona and New Jersey had “technical issues” on midterm election day

アリゾナ州とニュージャージー州の州都を含む郡で、中間選挙投票日に「技術的な問題」が発生

出典:RT

2022年11月8日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2022年11月21日


アリゾナ州フェニックス市内のビルトモア・ファッション・パークで、投票を待っている有権者たち。
2022年11月8日撮影©  Kevin Dietsch / GETTY IMAGES NORTH AMERICA / Getty Images via AFP

 11月8日(火)、アリゾナ州とニュージャージー州の州都を持つ2つの郡で、投票機に不具合が生じたことが報じられ、主に共和党派の有権者から怒りを買っている。報道によると、アリゾナ州のマリコパ郡では、「技術的な問題」が生じたため、集計装置が作動しなくなったという。またニュージャージー州のマーサー郡では、「システムが停止した」と報じられている。両郡とも、使用されていたのはドミニオン社の機械だった。

 「マーサー郡で、郡全体規模でのシステム停止が発生し、現在郡の全地域で投票機が止まっています」と
関係役員が11月8日(火)に述べた、とABC傘下の地元メディアWPVI-TVが報じた。報道によると、マーサー郡は、「ドミニオン社と協力しながら」、この問題の解決にあたっているという。

 マーサー郡には、ニュージャージー州の州都のトレントン市がある。システムが停止になった詳しい原因については明らかにされておらず、「投票機のソフトの問題」であるとのみ報じられていた。

 アリゾナ州マーサー郡の選挙管理委員会によると、223の投票所にある集計機の約5台に1台が、投票を受け付けられなくなっており、有権者に投票用紙を提出しても、集計が遅れる旨の呼び掛けを行っていた。投票機が停止した理由は、パスワードを何度も入力したためだと、東郡選挙監視委員のビル・ゲイツ氏は語っている。 「投票権を剥奪された人は誰もいませんし、このような事態のうらに、不正などがあったわけでは全くありません。ただの技術的な問題です」とゲイツ氏は記者たちに答えていた。

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 共和党アリゾナ州支部代表のケリー・ウォード氏は、こんなにも多くの投票所がこのような事態になっていることは、「馬鹿げている」と述べた。この「技術的な問題」の影響を受けているのは、共和党に投票した有権者に偏っていることが、アリゾナ州当局が出している数値から明らかになっている。マリコパ郡の場合は、郵送で投票せずに、投票日に投票所で投票した人のうち、共和党に投票した人と民主党に投票した人の割合は、4対1だった。 

 マリコパ郡は、アリゾナ州全体の人口の62%を占め、マリコパ郡には州都であるフェニックス市もある。同郡は7月にドミニオン社から新しい投票機を注文したが、これは、同州州務長官であるケイティ・ホッブス氏が、2020年の選挙時に使われていたのと同じ投票機を使った選挙は、認定しないと発言したからだった。この発言は共和党によって行われた監査結果を受けたものだった。なおホッブス氏は、アリゾナ州知事選に民主党員として出馬中だ。

 11月8日(火)に行われた中間選挙により、米国下院全議員435議席、上院35議席、及び米国全50州のうち35州の州知事の議席が改選される。

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