大宮アルディージャ ・・・ C+→ 開幕前は「優勝候補の筆頭」と言われたがなかなかエンジンがかからなかった。9位前後をウロウロする時期が長かったが16節から8試合負けなし。直近の4試合も3勝1敗。遅まきながら調子を上げてきた。29節を終えた時点でついに5位まで浮上したが「大宮がプレーオフ圏内に位置するのは1節以来」となる。難しいシーズンになっているが2位の町田との差も「6」。上位陣との差はわずかである。
自動昇格を狙える位置まで上がってきたが今夏の動きはほとんどなかった。外国人枠の問題も絡んで完全な余剰戦力だったMFカウエ(→新潟)が移籍して、新たに加入したのはCBのDF畑尾(名古屋)のみ。DF菊地将が離脱中のCBの強化を図ったがDF畑尾は2試合連続スタメンフル出場中。貴重な戦力になっている。DF河本が軸になって、DF畑尾とDF山越康とDF高山和の3人でポジションを争う可能性が高い。
結局、今夏はMFカウエが移籍して、DF畑尾が加入したのみ。攻撃陣はエースのFW大前にかかる負担が大きくなっているので新たな新戦力の加入を期待していた人は多いと思うが現有戦力のままで戦うことになった。献身的なプレーができるFW富山が監督の信頼を勝ち取ったが実力のあるFWシモビッチとFWマルセロ・トスカーノがキーマンになるだろう。ここまで期待を裏切っている2人の巻き返しに期待したい。