■ かつては最高峰のイベントだった。冬の高校サッカー選手権はJリーグが始まるまでは「サッカー界で最も注目が集まる大会だった。」と言われている。最近の選手の目標は「Jリーガーになること」や「海外リーグで活躍すること」や「日本代表に選ばれること」や「W杯で活躍すること」になるが、当時のサッカー少年は「冬の選手権で活躍すること」がサッカー人生の大きな目標だった。冬の選手権は今も昔も日本テレビ系列が大々的に報じているが「冬の選手権を注目度の高い大会に育てた功績」というのは軽視してはいけないだろう。貢献度は高い。
12月末に開幕する冬の選手権は都道府県予選が行われている最中になるが記憶している最も古い選手権の思い出は70回大会になる。1992年1月1日-1月8日にかけて開催されたが決勝戦は四日市中央工高 vs 帝京高。2対2のままで試合は終了して当時の規定で両校優勝になった大会になる。四日市中央工高のエースは3年生のFW小倉で、帝京高のエースは2年生のFW松波だったが、四日市中央工高にはDF中西永とDF中田、帝京高にはレフティのMF阿部がいた。MF阿部敏もFW松波と同じで2年生だった。
1対2とリードを許した四日市中央工高が後半の終了間際にエースのFW小倉がダイビングヘッドを決めて2対2の同点に追いついたがこのゴールは選手権の時期になるとTVでよく流れるお馴染みのシーンである。1992年なのでJリーグが始まる1年前の大会になるが1974年生まれのFW松波やMF阿部敏の世代がちょうどJリーグ元年に高卒ルーキーとして加入してくる学年になる。このあたりの世代になるとプロリーグができることが確定した中で高校生活を送ってきた世代になる。刺激を受けながら育った世代と言える。
この大会以降のことはまあまあ記憶に残っているが翌年の決勝は国見高 vs 山城高だった。国見高の中心だったのはブレ球の名手としてJリーグで活躍したMF三浦淳だったが山城高には「和製・フリット」と呼ばれたMF石塚がいた。怪我をしていたので決勝戦まで一度も出場できなかったがリードを許す展開になったのでMF石塚を投入することになった。ピッチサイドに登場したMF石塚は何と赤髪。ルックスも良かったので黄色い声援を浴びながらピッチに入った。MF石塚が全てを持っていった大会として有名である。
■ 東福岡高が三冠を達成その翌年はJリーグが誕生してドーハの悲劇が起こってサッカー人気が飛躍的に高まっていた時期に行われた大会になる。選手権も大きな注目を集めたがGK川口率いる清水商高が全国制覇を達成した。国見高との決勝戦となったが国見高には194センチのFW船越がいた。高校1年生ながら選手権で活躍して大きな注目を集めたが清水商高が2対1で勝利している。決勝戦と同じくらい注目を集めたのが準決勝の鹿児島実業高と清水商高の試合になる。FW城とGK川口の直接対決はPK戦の末に清水商高が競り勝った。
翌年の大会は市立船橋高が全国制覇を達成したがこのときのエースはFW森崎だった。FW森崎という選手はプロの世界では全く活躍できなかったので「よく知らない。」という人も少なくないと思うが高校サッカー界では大きな存在感を発揮した。帝京高との決勝戦ではハットトリックの活躍。柏で活躍した1年生のFW北嶋を組んでゴールを量産した。8ゴールを挙げて大会の得点王に輝くと卒業後は地元のチームであるジェフ市原に入団。大きな注目を集める存在だったがプロ入り後はさっぱり。期待を大きく裏切った。
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◆ まとめ #2089 【高校サッカー】 冬の高校選手権の思い出 (前編) (2018/11/14)
・かつては最高峰のイベントだった。
・東福岡高が三冠を達成
・(おそらく)最後の同校優勝
・FW大久保が躍動した国見高
→ 高校サッカー選手権の都道府県予選が行われている最中になりますが選手権の思い出について語ってみました。数多くのスター選手が大会を盛り上げてきましたが中でも印象に残っている選手をクローズアップしました。Jリーグが誕生するとJリーグならびに日本代表に大きな注目が集まるようになりましたがかつては冬の高校選手権が「日本のサッカー界では最大のイベント」と言われていました。
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