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#1998 海外でプレーする日本人選手の動向について (2018/7/24) | | |　

■　7人の選手がベルギーでプレーする？

ロシアW杯はフランスの優勝で幕を閉じた。4年後のカタールW杯に向けた新しい4年間がスタートしたが、W杯で出場機会がなかったDF植田直(鹿島)のセルクル・ブルージュへの移籍が確定した。同様にW杯で出場機会がなかったDF遠藤航(浦和)のシントトロイデンへの移籍もクラブ間で基本合意に達した。シントトロイデンというと五輪代表のDF冨安が所属しているが、MF関根貴(インゴルシュタット)の期限付きでの移籍も確定しているので、新シーズンはシントトロイデンに3人の日本人選手が所属することになりそうだ。

ラウンド16で日本と死闘を演じたベルギーに対する注目度は日本国内では高まっているがMF森岡(アンデルレヒト)とFW久保裕(ヘント)とMF豊川(オイペン)もいるので合計7人。MF森岡に関しては「退団の可能性が高くなっている。」と報じられているので他のリーグに移籍する可能性もあるがこれだけ1つのリーグに日本人が集結するのはドイツを除くと極めて珍しい。シントトロイデンに関しては去年11月に日本のDMMグループがクラブの経営権を取得したことが日本人選手の乱獲につながっているのは確実と言える。

もちろん、MF森岡とFW久保裕とMF豊川の3人がベルギーリーグで活躍しているのも大きいと考えられる。新シーズンからスカパーがベルギーリーグの独占中継権を獲得しているが、ベルギーリーグの動向は日本国内でも大きな注目を集めることになるだろう。7月27日(金)に開幕を迎えるので開幕は間近に迫っている。ちなみにベルギーの2部リーグではウニオン・サン・ジロワというクラブに東京Vユース出身の古賀俊太郎が所属している。ウニオン・サン・ジロワはかつてはベルギー王者に11度も輝いている名門である。

■　驚きだったのはDF植田直通の移籍

ベルギーリーグでは日本人が1大勢力になりつつあるが、DF植田直に関しては意外な決断だった。ポジションは違えど、昨夏のMF関根貴(インゴルシュタット)やMF鎌田(フランクフルト)のようにドイツ1部の中規模以下のクラブやドイツ2部の上位クラブからオファーが届いても不思議はないほどの力を持っている選手なのでベルギーのクラブで、しかも、昇格チームへの移籍というのは驚いた。W杯期間中に海外組の話を聞いて「このままではダメ。何が何でも海外でプレーしてなればいけない。」と思ったのだろう。

(4バックを採用するのであれば)DF吉田とDF昌子が新生・日本代表のCBのレギュラーの有力候補になるがDF植田直はその次にランクされる選手である。スピードは不足しているDF吉田、高さは不足しているDF昌子を蹴落としてCBのレギュラーをつかんでも不思議はない選手であるが、ウニオン・サン・ジロワが昇格1年目のクラブであることを考えると難しい挑戦になる可能性は高い。Jリーグに当てはめると分かりやすいが下位チームのCBや失点の多いチームのCBが高い評価を受けるのは相当に難しい。

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◆　まとめ

　#1998 海外でプレーする日本人選手の動向について (2018/7/24)

　　・7人の選手がベルギーでプレーする？
　　・驚きだったのはDF植田直通の移籍
　　・ベティスへの移籍が決まったMF乾貴士

→　ロシアW杯が終了しましたがW杯で出場機会のなかったDF遠藤航(浦和)とDF植田直(鹿島)がベルギーのリーグに移籍するなど日本人選手の海外進出が今夏も目立っています。この2人以外にもMF関根貴(インゴルシュタット)がシントトロイデンに移籍したので新シーズンは7人の日本人選手がベルギーでプレーする可能性が高まりました。ベルギーリーグは新シーズンは大きな注目を集めることになるでしょう。

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