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#1966 浅野哲也監督(長野パルセイロ)の退任について (2018/6/14) | | |　

■　13節を終えた時点で2勝のみ

J3は13節が終了した。クラブ数が奇数になるので今シーズンも消化試合数はまちまちで分かりにくいところもあるが序盤戦から中盤戦に突入しつつある。今シーズンはJ2リーグが大混戦になっており、前評判の高かったチームが苦戦を強いられているが、J3も同様である。上位候補と言われた秋田・北九州・富山・群馬などが苦しんでいる。群馬に関してはここにきて一気に調子を上げてきたが富山は監督交代を実施。テコ入れを図った。J3王者の秋田は取りこぼしが多くて、北九州は浮上のきっかけを掴めずにいる。

長野も同様である。同じように上位候補と言われていたが開幕から低迷した。今シーズンも引き分けが多くなっているが13節を終えた時点では2勝4敗6分けで勝ち点「12」。14位と下位グループに巻き込まれている。12試合で2勝のみ。鹿児島やC大阪U-23など上位争いをするチームとの差は大きくなっており、「悲願のJ2昇格」に向けて黄色信号が灯りつつある状況だったが6月12日(火)に「双方協議の上で浅野監督が退任すること」を発表した。後任監督にはコーチを務めていた阪倉裕二氏が就任することになった。

浅野監督は就任2年目となる。2017年は13勝8敗11分け。最終的には5位だった。5位というのはJ3に昇格してからはクラブ史上最低の成績になる。終盤戦は昇格争いのグループから外れて目標を見つけにくい状況になった。勝負の2年目だったが昨シーズン以上に苦しいシーズンになった。昇格を狙っているチームが12試合でわずか2勝のみという成績になると監督交代の声が出てくるのは当然である。むしろ、やや遅いタイミングでの監督交代のように思える。「フロントはかなり我慢をした。」と言えるのではないか。

■　攻撃力アップがテーマになるが・・・。

12試合で14得点/17失点となる。2017年は32試合で34得点/25失点。1試合平均の得点は1.06から1.17になったので少しだけ得点力はアップしているが失点数は0.78から1.42に激増した。J3に昇格してからは4年連続で失点数が0点台ということで極めて失点の少ないチームであるが今シーズンはなかなかクリーンシートを達成することができない。複数失点の試合は早くも6試合。2017年は年間を通して5試合のみだったので異常事態と言える。12試合で14得点/17失点という数字になれば2勝のみというのも納得である。

どこかのタイミングで連勝街道を突っ走らないと自動昇格を果たすのは難しいほど上位との差は広がってしまったが慢性的な得点力不足に悩まされているチームなので「リスク覚悟で攻めに行く姿勢」は必要である。過去4年と比較して失点数が増えることに関しては浅野監督も想定をしていたと思うが想定以上の失点数になっている。守備的なポジションの顔ぶれは昨シーズンからあまり変わっていないが「攻撃的にいかなければいけない。」という意識が失点数の大幅な増加につながっているように感じられる。

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◆　まとめ

　#1966 浅野哲也監督(長野パルセイロ)の退任について (2018/6/14)

　　・13節を終えた時点で2勝のみ
　　・攻撃力アップがテーマになるが・・・。
　　・在籍年数の長い選手が多いチーム
　　・著しいマンネリ化

→　13節を終えた時点で2勝4敗6分けで勝ち点「12」。14位と低迷する長野は浅野監督の退任を発表しました。鹿児島で結果を残して高い期待を受けて長野にやってきて2年目のシーズンになりますが今シーズンも課題だった得点力アップに成功せず。マンネリ感は著しくてチームを大きく変えないといけない時期に入っています。後任は阪倉監督になりますがマンネリ感を打破するのは相当に大変です。

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