ゴールキーパー編→ 2020年の東京五輪の男子サッカーの日本代表監督に前サンフレッチェ広島の森保監督が就任することが10月12日(木)に発表された。五輪代表の監督候補としてはG大阪の長谷川監督、名古屋の風間監督、湘南の曹貴裁監督、リオ五輪代表チームの手倉森監督、U-17日本代表の森山監督などの名前が挙がっていたが最終的には2012年・2013年・2015年と広島を3度も日本一に導いた森保監督に決定した。
最初の目標は来年の1月に行われるU-23アジア選手権になる。この大会は23歳以下の選手が対象なので参加資格は「1995年1月1日以降に生まれた選手」になると思われるが日本は4年前の大会と同様で五輪世代(1997年1月1日以降に生まれた選手)で挑むことになるはず。オーバーエイジも採用しない見込みなので大きなハンディを背負っているが数少ない公式戦の場なので本気で勝ちに行くことが求められる。
森保JAPANにどんな選手が選ばれるのか?が話題になっているが、当然、昨秋のU-19アジア選手権を制覇して今年5月のU-20W杯の本大会に出場した内山JAPANのメンバーがまずは核として召集されるだろう。キーパーはずっと1番手として起用されてきたGK小島亨(早稲田大)がレギュラーの最有力候補と言える。名古屋U18時代から注目を集めてきたが安定感があって正確なフィードにも定評がある。
五輪世代のキーパーはJリーグのクラブで試合経験を積むことが出来ないケースがほとんどである。息の長いポジションであることも関係して20才そこそこの年齢のキーパーがJリーグのクラブでポジションを獲得するのは稀である。プロ入り後、伸び悩むキーパーは多いが大学に進学したGK小島亨は着実に成長を続けている。183センチなのでサイズには恵まれていないが「東京世代を代表するキーパー」である。
GK小島亨は今年の8月に台湾で行われたユニバーシアードの日本代表に選出されており、金メダル獲得に貢献した。大学生で構成されるユニバーシアード代表ではC大阪入りが内定している191センチのGK永石(福岡大)とポジションを争ったが1学年上のGK永石と併用という形だった。出場機会は半々だったがU-20W杯の本大会に続いて国際経験を積むことが出来た。豊富な国際経験もGK小島亨の魅力と言えるだろう。
GK小島亨に続くのはGK波多野(FC東京)とGK廣末(FC東京)とGK山口(エストレマドゥーラ)の3人である。この3人には「FC東京の下部組織で育った。」という共通点がある。GK波多野の魅力は何と言っても197センチのサイズである。ここまでスケール感の大きい日本人キーパーはなかなか出てこない。5月に行われたU-20W杯の本大会のメンバーにも選ばれているがFC東京U-23で経験を積むことができている。
GK廣末というとやはり青森山田高のイメージが強い。正確無比なキックを武器に冬の高校選手権の優勝に大きく貢献した。こちらは183センチなのでサイズには恵まれていないが安定感が魅力となる。高校在学中にフランスのFCロリアンに移籍したGK山口は父がフランス人、母が日本人。現在はスペイン3部のエストレマドゥーラというクラブでプレーしている。186センチの長身でU-20W杯の本大会のメンバーだった。
2年後のU-20W杯を目指す世代の中ではGK若原(京都U-18)とGK大迫(広島ユース)の2人が高い評価を得ている。1999年生まれの選手が主体となる年代別代表では185センチのGK若原がキーパー陣の中では最多となる15試合に出場している。アジア制覇を達成した昨秋のU-19アジア選手権のときはFW中村駿(当時:柏U-18)とともに飛び級でメンバーに選出されるなど内山監督の評価は非常に高かった。
8試合に出場しているGK大迫が2番目の試合数となる。安定感のあるキーパーで「未来のサンフレッチェ広島の正キーパー」と高い評価を得ている。3番目はGK沖(鹿島ユース)で6試合、4番目はGK猿田(柏U-18)で5試合となる。高校3年生のGK大迫とGK沖とGK猿田の3人はいずれもトップチームへの昇格が内定している。GK若原とGK大迫は共に185センチ、GK沖は183センチ、GK猿田は190センチとなる。
2000年生まれの選手が主体となるU-17日本代表はインドで開催されているU-17W杯に出場している真っ最中である。このチームの守護神であるGK谷(G大阪ユース)も将来を嘱望されているキーパーである。188センチの長身ながら動きはシャープ。華のキーパーである。森山JAPANのセカンドキーパーのGK梅田(清水ユース)はプレミアリーグEASTで首位争いをする清水の守護神。安定感を評価されている。
ということで東京世代のキーパーの中で有望視される選手の名前を挙げてみたがこれだけたくさんの名前が挙がるのは珍しい。過去を振り返ってみると「絶対的なキーパーはいるが全体の層は薄い。」というのが五輪代表の傾向だった。「層の厚さ」という意味では東京世代のキーパー陣は過去最高と言える。ここまでたくさん有望視されるキーパーが登場した世代はこれまでに無かったので競争は熾烈である。
現時点では経験が豊富で1番上の学年になるGK小島亨(早稲田大)が頭1つリードしているが197センチのGK波多野(FC東京)のポテンシャルはかなり魅力。総合力や安定感ではGK廣末(FC東京)も世代屈指と言える。五輪代表の中では「年下の世代」になるGK若原(京都U-18)とGK大迫(広島ユース)とGK谷(G大阪ユース)の評価も非常に高い。この6人の中から東京五輪の正キーパーが出てくる可能性は高いが・・・。
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